星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

ジョーさんとお散歩

2007-12-04 | NO SMOKING
ちょうど今頃の晩秋の東京の街を歩いてきた。「転々」(監督:三木聡)と。
色づいた街路樹が、風が吹くたびに散っていく。
その風景は、映画館の外、神戸の風景ともつながっていて、オダギリ・ジョーさんと一緒にお散歩してきたような気分になる映画だった。
(動物園でコビトカバさんにも会えたわ)

            

街角では、三日月巡査が駐車違反の取り締まりをやっていた。頑張ってネー。
「時効警察Ⅰ」の中でも最高傑作の第6回♪もしも明日が晴れ~ならば♪の娘役をしていた可愛い女の子も、出かけに男達を待たせて何度も用事を思い出すキョンキョンも、自然な存在感があって、彼女達が変な友和オジサンを温かく容認してることで、観ている私も、だんだん変な友和オジサンに慣れていった。

ジョーさんは秋冬の季節がよく似合う。(妻夫木くんのように、オダギリ君ていえないんだなぁ。)
彼は、どれだけ変なもじゃもじゃ頭の薄汚い格好をしても、カッコイイ。
ジョーさんの軽いフットワーク(柴田恭兵さんを思い出す)に目的はない。
運動靴を履いてる変な友和オジサンの足は、彼の10倍くらい重いけど、目的に向かって歩いていく。ジョーさんは彼についていく。(その後を私がついていく)
      
              

う~ん、ずっとジョーさんの足ばかり観ていたような気がする。
ネコさんになって、彼がだるま並べる公園のベンチで、足元にスリスリしたかった。

友和オジサンは、きっと優しい視線でこの街を歩きたかったから、ジョーさんについてこいと言ったのね。
人生に区切りをつける散歩、私はどこを歩くのだろう。…いつかわかる。

映画を観た後、チャツネ入りのカレーライスが食べたくなった。
いや、つくりたくなった。(私的には、これ、すごい進歩です。)

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