星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

母の自由研究

2009-07-05 | NO SMOKING
母 「この辺りは、歩道の真ん中に白線をひいて外側に自転車マーク描いてあるけど、
   自転車に乗ってる人のほとんどがそんな線関係なくビュンビュン走るから、危なくてしょうがない。」

私 「特にあの、傘をハンドルに固定している自転車は危ないわね。
   傘が自分の肩幅の倍くらいあることを忘れてぎりぎりの所を通ろうとするの。
   昨日すれ違う時、傘の端が私の頭に突き刺さりそうになったわ。
   しかも雨傘じゃないの、晴天下の日傘よ。」

などと、話していた翌日のことだった。

梅雨の時期には珍しく、風が心地良く吹くベランダで、母は、娘の頭をかすった危険な傘付き自転車が、どれくらい走っているのか、歩道を観察していた。
晴れたり曇ったりしていた10時~15時の、気が向いた時だけ数えたらしい。
新聞折り込み広告紙の裏に「正」の字を書いて。

その結果、母の目にとまった自転車に乗った大人の女性100人のうち…

     帽子も傘もなし    37人
     帽子をかぶる     56人
     日傘を手に持つ     5人
     日傘をハンドルに固定  2人    だったという。
 
紙の隅っこに「若い子は帽子をかぶらない」「子供連れの母親は必ず帽子をかぶる」「傘差しはゆっくり走る」「鳥みたいなヘルメット」というメモ書きもある。
まるで、小学生の夏休み自由研究みたいだけど、面白い。

この母のデータによると、30代以上になると、女性は必ずといっていいほど、帽子か傘で紫外線が直接顔に当たることを防止しようとしている。
なぜだろう。年を重ねると太陽光線を怖れるようになるのはなぜだろう。
美白という言葉の大量流布=紫外線によるシミに対する警戒感、もあるが、
若い子は、ヘヤースタイルの乱れを気にして帽子などかぶらない。
それが帽子をかぶるようになるきっかけは、子育て期に、外に出る時は子供といっしょに帽子をかぶることではないか、それが習慣として身に付いていくのではないか、それがお肌の曲がり角時期とちょうど重なっている。
~などと、数字を見ながら二人で話した。

それにしても、雨ではなく、紫外線を避けるために、自転車に乗って傘をさす、というのは、
「私交通事故より紫外線の方が怖いんです」という非常に利己的な心理状態を示している。
そんな人が、100人中7人の割合で、街中を走っている。(あくまで母のデータによるが)

母「自転車で日傘はあぶないし、かっこ悪いわ。」

(結論)晴れた日は、帽子を被って颯爽と自転車に乗りましょう。
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2 コメント

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Unknown (shibako)
2009-07-20 05:16:27
西洋の女性はシミだらけになっても
短い夏の光を楽しむのですが
アジアの女性は日傘や手袋でがっちりガード
紫外線から肌を死守してます。

確かに日焼けは肌にあまりよくないけど
日焼けクリームぐらいでいいんじゃないかなーって
思うときもあります。

あまりに必死すぎるとかっこ悪い。

>自転車で日傘はあぶないし、かっこ悪いわ

お母さまに一票です。

お母さま、自由で可愛いらしいですね。
返信する
shibakoさん (ラミーチョコ)
2009-07-22 08:59:20
shibakoさんの楽しいケンブリッジのガーデンパーティでも、帽子を被っている女性は一人しか写っていませんね。(もしかしたら彼女もアジア系かな?)ひなたぼっこ自体をを楽しんでいるイベントなのかしら。
「ひなたぼっこ」…今や死語の世界に近づいていますが、大好きな言葉です。

いつもコメントありがとうございます。
勢いよく走ってるshibakoさんのブログ、いつもワクワクしながら拝見しています。
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