大宮喜三郎の腹黒徒然草  下巻

     沖の干潟遥かなれども、磯より潮の満つるが如し

親の願いは海に注ぎて波となり絶ゆることが無い

2012年03月12日 20時03分24秒 | 日記
 That's awesome!

 最近、あちこちで見かける『つるし雛』。
 ここ伊豆稲取地区の、『雛のつるし飾り』が発祥の地です。

 パンフレットによると江戸時代、雛飾りを購入できない貧しい家庭で、手作りの雛飾りで子供や孫の初節句を祝ったのが起源だそうです。
 それぞれの雛細工に意味があり、『我が子が、豊かで健康で幸せになります様に』との、願いがこめられています。
 特に唐辛子の雛細工には、可愛い娘に悪い虫が付かないようにとの願いがこめられているそうなので、切ない親心に涙が出ます。

 思い起こせば、子供を授かった時は「男でも女でも良いから健康で」って願ったはずでしたが・・・。
 産まれれば「這えば立て、たてば歩め」でとなり、成長すると「才長けて、見目麗しく、情けあり」と 、願いがエスカレートして行きました。
 最近では、親はいつまでも生きている訳では有りませんから、「娘には良縁を」って願っている有様です。

 いつの世も親の願いは、寄せては返し絶ゆることの無い、海の波のようです。
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光から電波に時代が変わっても

2012年03月06日 19時42分04秒 | 日記
 今回の旅行の、もうひとつの目的地「石廊崎」。

 高校三年生の時に、ツーリングで訪れて以来、うん十年ぶりになります。

 駐車場の位置が変わっていましたが、石廊埼灯台も岩場の先端にある熊野神社も当時のままでした。

 だだ、無人化された石廊埼灯台に、時の流れを感じます。

 当時は灯台に代表される光波標識が主流でしたが、現在はロランC、ディファレンシャルGPS、AISなどの電波標識の時代ですからネェ・・・。


 岩場の先端にある熊野神社には、『縁結びの神』が祀られています。

 今回、あたしら夫婦、息子夫婦、お嫁さんのお母さんの5人で来れたのも、熊野神社のお力の賜物と感謝しています。

 ”二礼二拍手一礼”

 光から電波に時代が変わっても、この習慣は変わりません。
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南伊豆で想う

2012年03月02日 22時39分40秒 | 日記
 旅行先の南伊豆で、フジテレビ「Mr.サンデー」の「三平女子」で紹介された伊豆の温泉旅館で働く女性、本人に会っちゃいました。

 あまりに突然でしたので、本人である事の確認と「応援してますヨ」って伝えて、後はガッツポーズだけでしたけど・・・。

 450Km彼方の雪国から出かけて来て、デザートをお皿に取るあのタイミングで目が合うなんて、天文学的確率の奇跡です。
 きっと、目に見えないご縁が有ったんでしょう。

 30年前なら、甲斐バンドのバス通りって曲みたいな、「♪鞄を下げて 目の前に現れ おじぎをして 微笑んだ時に 白い歯がまぶしかったのを 覚えてる♪」出会いだったのにネ。
 当時は、お望みの職業でしたし・・・。


 部屋に戻り、心地の良いカウチに横になり海を眺めながら想いました。

 まてよ、「平均的年収」「平凡な容姿」「平穏な生活」って、かなり高望みじゃないかい?。
 確かに、願わない事には望みは叶いませんけど・・・。

 運命をそのまま受け入れる能力も、意外に重要だと思うけどなぁ・・・。
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