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悩み相談相手は探偵へ『五つの季節に探偵は』

2023-05-26 08:11:27 | ミステリー小説から見えるもの
世間は様々な悩み事で相談できる相手が必要な社会となりつつある。この書では「私立探偵」として人々の悩み、相談を解決していくが、ケースによっては依頼者が「被害妄想」から「偽装」させ、「優越感」を持つ様なものまであるのが現代だ。「独りよがり」で「自己満足」の目的で仲間でも犠牲にできる人間が現存し、増えていることが悲しい。それは現代社会の所為だろうか。
『五つの季節に探偵は』逸木裕
「概要」人の心の奥底を覗き見たい。暴かずにはいられない。わたしは、そんな厄介な性質を抱えている。高校二年生の榊原みどりは、同級生から「担任の弱みを握ってほしい」と依頼される。担任を尾行したみどりはやがて、隠された“人の本性”を見ることに喜びを覚え――。(「イミテーション・ガールズ」)探偵事務所に就職したみどりは、旅先である女性から〈指揮者〉と〈ピアノ売り〉の逸話を聞かされる。そこに贖罪の意識を感じ取ったみどりは、彼女の話に含まれた秘密に気づいてしまい――。
ーイミテーション・ガールズ
いやがらせをする相手を何とか逆襲しようと友達を巻き込む、ところがその悪戯された本人が・・嫌がらせ話の主人公だった。「被害妄想から仲間を売る」
ー龍の残り香り
龍線香というめずらしい香木が失くなり、犯人をつ突き止める。意外や師匠の正体分かる
「プロの魅力は欠点を隠すこと」
ー解錠の音が
詐欺とストーカー扱いされた元妻から夫の悪癖を知ることで、自転車の鍵だけが失くなる新たな事件から別の犯人像が浮かび上がる。「人は暗証番号を使い回す」
ースケーターズ・ワルツ
一流の指揮者を目指すがどん底に、薬物に手を出してしまう。同棲していたピアノ販売人からも最後の仕打ちで夢は罠うことがなくなった。「薬物は人を変え人を裏切る」
ーゴーストの雫
兄弟仲がぎこちない中で妹のリベンジポルノ事件を捜査すると、意外な事が出てきたそれは偽装
兄を見返そうと偽装し心配させる事で有利、優越感を持ちたかったのだ。「自己満足と優越感」

文中にある気になる言葉・説明
色の世界には「三原色」があり全ての色は3つの原色を混ぜること



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