銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】板橋本町 竹の湯

2014-05-11 17:26:17 | 銭湯レポート
~誰かと行きたくなる銭湯~

板橋本町の竹の湯さんに行きました。

ガラリと開けたら腰にタオル巻いたおじちゃん!?あれれ、れ男湯でした!
最近この間違いが多く、、疲れてるかも、、。

しかし番台のお母様が笑ってくれたから救われました。
この番台は入口を向いた番台だから、入ってきたお客さんがダイレクトに見えるのです。珍しい形式ですよね。
でもおかげで救われました、よかったよかった。

*背中合わせな浴槽
番台のレイアウトも珍しいですが、竹の湯は浴槽が中央に寄った縦型の浴槽。
この浴槽の良いポイントは、、側面の壁画も正面の壁画も、浴槽からよく見えることでしょう。
とりわけ側面の壁画は洗い場に面していることが多くて、その側面壁画のあるシャワーに座れないと壁画が見えなかったりしますよね。

よくよく考えると、男湯女湯で背中合わせにして入っていることになりますよね。うん、面白い配置です。

*男女で行くと倍楽しい(多分)
浴室のへきは中島さん筆。それも2012年ですから新しめです。島の奥にも島、その奥に大海。やっぱり奥行きが違いますよね。心洗われます。
やっぱり巨匠壁画はどれを見ても圧巻です。景色は館山でした。

で、それで めでたしではなくて。
男湯が気になるのです。

そう、スカイツリーに富士山っぽい山が見えるのです。
このレイアウトが、、どうやって、どんな空間にスカイツリーと富士山が同居するのか気になって気になって仕方ないです。
今回番台さんには聞けなくて、、こういう男女が違う壁画がある場所は是非異性を誘って行くべきかもですね。大概1人で行く私は反省。
描かれているものの見え方、描かれているものの違い、必ず異なる視点がある性別別の美術館みたいなものですからね。

*静かな湖畔に四季を探す
先程壁画が、見やすくて良いです~と書きましたが、本当に見やすい。
そして個人的に、めちゃくちゃ切なくなる絵があります。

こんな平和なようなワイド絵です。
そう一枚絵なんですよね。
これくらい長いと場面展開為れている壁画もたくさんありますが、ひとつの景色。
でもね、、、こんだけ広い湖畔の村でにはおじちゃん1人しかいないんですよ。このおじちゃんっす。

桜が咲くお家から、鍬か?鉄砲?を運んでいます。1人で。
これだけ広い村の中で1人で生活を営んでいるように見えるおじちゃんを見ると、ただの描写とわかっていても、
切なくなります。
この壁画を描いた人はどんな気持ちで、おじちゃんを描いたんだろう。
側面の壁画は湯船から眺めながら入れるため、いろんな妄想が膨らみます。


*深熱い幸せ
竹の湯の湯船は大きく二つ。

手前はジェットが3つくらいで、広い湯船。
奥は深く、「1.05mあるから注意して入って」的看板まであるくらいです。
確かに子ども1人じゃ入れないかもですね。
そしてどちらも熱湯です!
しかし先ほどの側面壁画等眺めていたら、心地よくなる熱さ、、、。
でも、長湯はできないですね笑。

えんじ色ついた深みあるタイルは淵が曲線になっていて、熱湯から上がる際に慌てて縁をつかんでもなめらかな手当たり。
水の蛇口も他にはない角が丸いオニギリ形。そこからチョイと出る蛇口はかわいらしいです。
これも熱湯から慌てて、水蛇口ひねってもらなめらかな手当たり。
なんて、浴槽の淵にも勝手に味わいを感じるのでした。


**壁画にストーリーある銭湯で、かつ男湯女湯の差がある。だから、ここは異性と行くとより楽しいかなとおもいました。あがってから比較したりして。
あと、浴槽が男湯と女湯背中合わせの縦レイアウトだから、お互いの声も聞こえやすいかもですね。
「あがるよ!」とか、声掛けするのはコツをつかまないとしくじるから笑。
お父様お母様、お友達、恋人、いろんな方と一緒に是非。
でもあえて一人で行って、私の様に隣の壁画に妄想を膨らますのもありですよね。
一人でも、二人でも、誰とでも、な竹の湯でした。


*藤丸カゴあり
*座式ドライヤーあり
*レトロマッサージ機あり
*ケロリン桶あり
*自販機:サントリー、伊藤園、


やすこ。