「川柳歳事記」

小
少子化にリストラされる小児科医
勇気ある小さな声が生んだ声
ケータイの小窓少女の玉手箱

「川柳歳事記」

将
ひた隠す過去に魅惑のある女将
将来を見越す施策のない不安
将来が真っ暗になる大自然

「川柳歳事記」

純情
お育ちの良さ純情を引き立てる
青春に影を残した片思い
純情な乙女の胸がはじけてる

Web句会５月

Web句会５月
ユーモア
注意されたった二日の土俵入り
美和山吹　　　　　　　佳作

「川柳歳事記」

こっそり
授業中こっそり見てる彼の肩
こっそりと女の城に忍び込む
こっそりと示し合わせた忍び逢い

「川柳歳事記」

女ごころ
安売りの愛プライドが許さない
純情を女心が振り回す
読めなくて女ごころに泣かされる

川柳歳事記

薄い
薄墨の桜日本の春を呼ぶ
薄衣は女をおんならしくする
薄味で健康管理してる嫁

Web句会 ５月

Web句会　５月
確認
アクセルとブレーキ何を踏むべきか
美和山吹　　　　　　　秀作

川柳歳事記

二次会
その席でわたし酔ってもいいですか
二次会の顔が寝ている終電車
二次会を抜けた二人は今夫婦

「老いて新鮮」松ひさし

歩みのあゆみ

モソウ　　　動きが　響きが　始まる
モソ　　　モソ
コロン
コロリン　コロリン
ハイ
ハイ　　　ハイ
フラリ　　フラリ
ヨチ　　　ヨチ

トタ　　　トタ
ドタ　　　ドタ
パタ　　　パタ
スタスタ　スタスタ
タッ　　　タッ
タ　　　　タ
サッ　　　サッ
ザッ　　　ザッ
ズゥ　　　ズゥ
バタッ　　バタッ

ヨタ　　　ヨタ
ヨロ　　　ヨロ
ヨロリ
ゴロ　　　ゴロ
ゴロリ
モゾ　　　モゾ
モゾゥ
モソ　　　　動きが　響きが　止まって終わる