時事川柳

 

昨日、小泉進次郎議員と滝川クリステルさんの結婚発表があったので、新聞の時事川柳はこれに関する川柳がいっぱいかと思った。

ところが、

この秋はご祝儀人事あるかもね

の１句のみだった。

朝日新聞の時事川柳をいつも読んでいるけれど、コメントを詠まなければ分からないくらいの句が多い。

この句も、確かに、視点は少し違ってはいる。

これを読んで、どれだけの人が進次郎の結婚について詠んだ句と分かるだろうか。

読んだその日によくわからない句では、１か月、１年たったら、さらに何を詠んだ句かわからなくなるのではないだろうか。

選者の選に文句を言っても始まらないが、時事川柳もある程度寿命の長いのがよいのではないだろうか。

「川柳歳事記」

器

ぬるま湯の中でふやけている大器

あの皿に盛ろう野イチゴ摘みながら

受話器から母の両手が伸びて来る