乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

(蔚山)亭子港でカニ

2018-02-10 | 韓国
 新宿駅で北陸新幹線とカニの広告を見てそういえば金沢は新幹線でぐっと近くなったんだなあと今さらながら思いました。金沢と言えば元井の頭線3000系の片開きなどたまには乗りたくなることもあるものの新幹線は高いし日本海側の冬は天気悪いしそれなら対岸の韓国に行ってカニ食べる方がいいかなどと皮算用しているうちにたまらなくなり、結局大邱空港に着いたのはLCCの発達のおかげです。
 空港から市内バスで東大邱駅に移動し構内に入ると平昌オリンピックの展示がありました。そういえば大邱から平昌は鉄道で行くと結構大変ですね。


 ホームからも風車と一緒に小さな平昌オリンピックのマスコットが飾られているのが見えました。あまりデカいものよりもこれくらいのさりげない方が可愛らしく感じます。


 東大邱からムグンファ号で元蔚山駅の太和江に出て駅前で市内バス701番に乗ります。


 バスに1時間ほど乗って着いた港町亭子がお目当てのカニを食べようというところです。降りた亭子バス停付近はコンビニなどは開いているものの暗くなってから着くとごく地味なところでした。


 近くの港に出るとカニ屋がずらりと並んでいて看板が明るく別世界という感じです。特にどの店というあてもないので数軒のカニ屋で値段を聞くとこの日の亭子産のズワイガニの時価は1kg50000ウォンと横並びでした。


 それならどこでもいいやという感じになったところでウマい刺身をつけるよという話につられテゲ名家というところにしました。カニ代の他にカニの調理代4000ウォン、カニチャーハン2000ウォン、カニ汁8000ウォンなどが別料金というシステムです。カニを蒸す間にオマケの刺身と韓国らしいたくさんのおかずをつまむとこれだけでも腹が膨れカニではなく刺身を食べに来たような気分になって結構満足してしまうのはうれしいというか悩ましいところでもあります。とは言え蒸し上がったカニやカニミソのチャーハンは別腹で美味しく今年も韓国でカニ食べたと満足しましたが蒸し時間があって2段階で食べ続けになるカニは焼肉など以上に複数で食べに行った方がいいものかもとも思うところです。


 満腹になり寒い韓国の冬の表に出ると蔚山の市街地に戻る気力がなくなりました。カニ屋からモーテルの字が見えたので向かうとなかなかキレイな建物で部屋の風呂は海水温泉水とあり感じがよかったのでここに泊まることにします。(ヘビョネトマルモーテル/1泊平日50000ウォン・土日60000ウォン)


 このモーテルの部屋にはベランダがあり朝起きたら青い海が見えてなんだかトクした気分です。近くの川は凍り付き歩いて渡る人がいたのでおっかなびっくりマネして渡るのも楽しいものでした。


 亭子では2と7のつく日にカニ屋が並ぶ裏手辺りで定期市が開かれます。見に行くと食料品や雑貨の露店がこじんまりと並ぶごく地味なものでそれほど気になるようなものもなかったのですがマダイの干物などぶら下がっているのはなかなか堂々としたものです。


 カニ屋の先には活魚直販場があるので寄ってみました。亭子の名物というとまずカレイだそうですがその他様々な魚介が並び、直販場の周りには持ち込みの魚を調理してもらえる店(チョジャンジプ)がいくつもあるのであれこれ見繕って食べてみるのも楽しそうです。ただこういう食べ方も量の問題があるので1人より複数のときの方がよさそうですね。

 ちなみにカニを亭子で食べることにしたのは間際に安く買えた航空券が大邱着釜山発だったためその間の蔚山辺りにするかという程度の理由なのですが、なかなか気持ちよく過ごせたので機会があったらまた寄ってみたいと思いました。

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