竹村整骨院

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私、竹村院長が食べ物から健康までノンジャンルでかきつづります。  
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「マフェトニアンの食事。」

前回はマフェトン理論でのウォームアップとクールダウンにはしっかりと時間を

かけなさいよ、という話をしました。


今回はトレーニング法と重要度は同じの「食事」についてです。


大まかには3大栄養素つまり、炭水化物、脂質、たんぱく質の摂取割合目標は

60%、25%、15%の割合ですね。

これをマフェトン先生は40、30、30にしなさいって言ってます。

主食を2/3に減らし、たんぱく質を倍くらい摂りなさいってことです。


これはマフェトン理論でのトレーニングの目的が

「脂肪をエネルギーとして使うシステムを強化すること」であったのと

同じなんだけど、エネルギーの供給をなるべく炭水化物(糖質)に

頼らないようにしなさい、という意図なんですね。



・・ただ、これだとカロリーベースで4割は糖質をとるわけですよね?


院長的には、もっと減らせる!という考えです。



ここから少し小難しくなりますよ。

「脂肪をエネルギーとして使うシステムを強化する」には理想的には24時間

常に、活動の主エネルギー源は脂肪であるようにしたいのです。


ところがカロリーベースで4割というと成人男性で約80グラムの糖質になりますが

これだけの糖質を摂ると、食後に必ず血糖値は跳ね上がります。

これをインシュリンというホルモンの作用で下げるんだけど、これが

うまく下がらない人がいわゆる糖尿病です。


健常人であれば、十分な量のインシュリンが分泌され、めでたく血糖値は

安全域まで下がります。

ちなみに何故血糖値が下がらないといけないのかというと、

高すぎる血糖値は血管内壁にダイレクトにダメージを与えるからです。

だから防衛反応ですね。


さて、めでたく血糖値は下がりますが、そもそもインシュリンの働きは

血糖を脂肪組織に取り込んで血液中の血糖の量を減らすことです。

それによって血糖値が下がるんだけど、同時に今ある糖をエネルギーとして使うように

体に働きかけ、また、脂肪をエネルギーとして使う働きを抑制します。

「脂肪なんて使わずに、今、手っ取り早い糖がいっぱいあるんだから

先にそっちをどんどん使いなさいよ!」という意味合いの指示が出るんですね。


その働きはとても合理的で大切なんですけど、日々、3食ごとにそんなことを

繰り返していると、体が脂肪をエネルギーとして使う時間がとても短くなります。


糖を主エネルギーとして使い、糖が減ってきたら空腹を覚え、また食べる。

血糖値は再び上がり、インシュリンが出て、上がった血糖値を下げる。

体の中では絶えず糖を主エネルギーとして使い、脂肪をエネルギーとして

使う時間は真夜中から朝までの間の数時間。

ましてや深夜に小腹がすいたなんて言って軽くうどんでも食べることが

習慣化してたら・・


完全に糖質に頼ったシステムになります。



糖質に頼った体質とは、空腹時にはイライラしたり、頭が痛くなったり

食後にすごく眠くなったり、でも甘いものを食べればそんな不調も

吹っ飛んでじゃんじゃん働けるよ!とそんな感じの人です。


実はみんなが当たり前だと思っている「空腹では体が動かない」というのは

幻想で、糖質に頼り切っていることの証拠です。


本来は体に無尽蔵と言えるほどのエネルギー源である脂肪を持ってますから

ちょっとやそっとでは動けなくなんてなりません。

それが糖質に頼った体質になり、血糖値の乱高下を起こしているので、血糖値が

がくんと下がった時に耐えがたい空腹感を覚え、何も出来なくなるのです。


そんな不安定なエネルギー源である糖質に頼らずに安定供給が約束されてる

脂肪を主なエネルギーに使えるような体になりましょうよ、というのが

マフェトン理論の真髄なのだと思います。


糖質制限を実施し、マフェトン理論でトレーニングしている院長が感じる

「スタミナがついた」という感覚はまさにこれで、空腹ごときで体が

動かなくなんてなりません。

朝、生クリーム入りのコーヒーだけで昼も食べなければ多少、腹は減るけど

体はなんともなく動くし、イライラもしないし、その気になれば夜も食べなくても平気。

もちろんこんなことしてたら筋肉も痩せてきちゃうから肉も魚も野菜も食べるけど、

空腹に強くなることは、なんというか、無敵感があります。


まぁ、スタミナがつき、空腹に強くなったこととマラソンの走力はイコールではないので

別に脚が速くなったりはしません。

ただ、マフェトン領域の心拍数を守ってトレーニングするという条件なら

空腹時にトレーニングを開始し、数時間トレーニングを続けても

低血糖を起こすことは無いです。


空腹でも低血糖にならない体になるって・・・現代人にはすごいことなんですけどね。



伝わらないかな・・






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