竹村整骨院

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私、竹村院長が食べ物から健康までノンジャンルでかきつづります。  
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「神も仏もいないのか!」と思ったときには。

最近読んだ小説の中にこんなエピソードがあった。


~ ある小説家が副業としてクワガタのブリーディングをしていた。

クワガタは縄張り意識が高く2匹以上入れると殺し合いのケンカになって

しまうことが多いため1つのケースに1匹しか入れられないらしい。


しかしこの小説家は全然違う種類のクワガタ同士ならなんとか上手く

共存させることが出来ないだろうかと何度か試みたが結果はことごとく失敗。


必ず悪いクワガタがいて、弱いほうのクワガタをいじめ、虐げる。

時にはハサミで相手に瀕死の重傷を負わせたり、ひっくり返したりする。

クワガタはひっくり返るとそのまま起き上がれずに死んでしまうことが

あるため、ひっくり返されることは殺されるに近い意味合いがある。


小説家はひっくり返ったクワガタを見つけるとケースの蓋を開け

手で元に戻してやるし、いじめられていたクワガタのことを可哀想に思い

別ケースに移し、特別にバナナをあげたりする。

いじめたクワガタには天罰を加えるべくお尻の部分を指でぺしぺしと弾き

お仕置きをする。

もちろんクワガタはそれで学習することは無いが、飼い主である小説家は

少し気が晴れる。


小説家はふと自分がクワガタの世界にとっては神みたいなものなのでは

ないかと考える。

ひっくり返ったクワガタを突然、空から大いなる慈悲の手で戻してやり

勧善懲悪を実行する。

ただ、全てのクワガタを監視してるわけではないし、作品の執筆中には

そもそもクワガタの飼育部屋には行かない。


そこで小説家は「なるほど!」と大きく納得する。



日々の生活を送っていると、この世には神も仏もいないのか?と嘆きたく

なるような理不尽な出来事がいくらでもまかり通っている。

悪事を働いて人を虐げているものが、のうのうとあぐらをかいて

生活をしている。


しかし、実際は神のようなものはいて、勧善懲悪の原理は一応稼働している。

ただ、この小説家の例のように、神も我々が期待しているようには暇じゃない。

悪事の全てを見張れるわけじゃないから、ちょいちょい見落とす。



そういうことか、と小説家は次の作品に書こうとは思わなかったけど

妙に納得した。

と、そういう話でした。




「そうなのかもな」と、この小説家同様に納得しましたよ。


特に最近嫌なことがあったわけでもないが。




 
  
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