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復讐教室

2014年08月03日 | いろいろレビュー
ネットニュースなどを見ていると
時々画面の端に広告が表示されることがありまして
大抵は「邪魔だな」と思っているのですが
読んだことのない漫画だったら少し興味を持つこともあります。

今回の『復習教室』もそんな経緯で読み始めました。

絵柄は綺麗系ですね。
表情の描き分けも丁寧で上手いと思います。

ざっくりとしたお話しは
主人公の中学3年生藤沢彩菜は学校内で酷いいじめを受けていました。
最初は抵抗していたもののだんだんそういう意識も削がれていき
最後には『大人しくしていればすぐに終わる・・・』と諦めの気持ちにもなっていました。
しかしそんなある日、いつものように登校しようとすると
信号待ちで何者かに後ろから突き飛ばされ車にはねられてしまいます。
入院中に「何故自分が?」と考える彩菜でしたが
結論は「奴らにとっては対象は誰でもいい、理由なんてない、ただ自分は悪意の網にかかっただけだ」・・・

そしていじめた奴も、それを見ていた奴らも、そして自分を殺そうとした奴も
クラス全員への復讐を決意します。

ちなみに
突き飛ばした犯人についてはまだ不明ですが
彩菜はいじめがクラス内だけのものだったことから『クラス内の誰か』という前提で考えます。
この辺は1巻の時点ではまだぼんやりとしか全容は見えてきません。

ちなみに
いじめ漫画と言えば有名どころでいえば『ライフ』とか
ある種の伝説にもなった『元気やでっ』とか
数え上げればきりがありませんが、最近の復讐系のいじめ漫画でいえば少し重なるのは『ミスミソウ』でしょうか・・・

ただミスミソウでは復讐のきっかけが家族を殺されたことですので
完全に殺害前提で進んでいきますが、こっちの復讐教室ではいじめられた度合いに差があるせいか
直接的に殺害したりするわけではなく『結果的に死んでしまったら仕方ない』という程度です。

そして
いじめられているとはいってもクラス全員が敵というわけではなく
本当は仲直りしたいと思ってくれている子もいます。
そういった子との絡みも心情の揺れを描くという意味では良い味付けになっているかと思いますし
基本的に死ぬまでは追い込まない姿勢がターゲットの相手ではないからなのか、
それとも彩菜に残った良心がブレーキをかけているのかはまだ分かりません。

今のところは完全にダークサイドに堕ちているという感じではなく
端々に僅かに残った良心を必死に抑え込もうとしている描写も見られます。

そして1巻でも関係は始まってますが
手駒になって2巻以降で存在感が増してくるキャラの変貌っぷりというか
彩菜との関係もじわじわ怖さを掻き立てていきます。

犯罪者には2種類あると言われます
『勢い付いて止まらなくなる』のと『罪の意識に苛まれて動けなくなる』です。

彩菜が今後どうなっていくのかはまだわかりませんし
ストーリーの全貌もまだ見えませんが
続きが楽しみです。

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