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免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

かなり多いパターンです。

2016年10月07日 | 交通違反
取消になる違反内容で
一番多いのは何かというと『酒気帯び』です。

テレビなどで散々報道されていますし
罰則も厳しくなっていますが
それでも全体の半分以上は酒気帯びです。

処分の軽減については
当たり前といえば当たり前の話ですが
悪質と評価される違反の方が軽減率は下がります。

とはいえ酒気帯びといっても運転せざるを得ない事情があった場合や
酔っている感覚がなく、故意ではなかったという点が考慮されて軽減されたり処分無しになった事例もありますが、
現実的に軽減率が低いことは否めません。

それでは『軽減された中で一番多いパターン』はどんなものかというと
小さい違反の累積と大きなスピード違反の組み合わせです。

もちろんこの場合もゴールド免許を持っているとか
累積も全部スピード違反の常習犯だとか
あるいは累積の方が人身事故だとか
様々な要因が関わってきますし、人それぞれ適切な進め方も違います。

そして
かなり大きなマイナス要素になるのが
最初の取調べの時の供述です。

スピード違反をしてしまった理由というのはいろいろありますが、
その場しのぎの嘘を言ったことが意見の聴取で発覚してしまう場合などです。

実際にあった例ですと
ある取消対象者が意見の聴取で速度超過の理由として同乗者の体調不良で次のサービスエリアまで急いだと主張しました。
その同乗者はとある病気を患っており、即座に命に関わることはないものの非常に苦しくなってしまうので
運転手さんは緊急事態であると判断して一刻も早く静かに休ませるためにサービスエリアまで行けないこととは知りつつも急いでしまった・・・ということです。

意見の聴取では法律業に関わる専門家も補佐人として同席し、病気の症状として考えれば命に関わることは無いとはいえ、
大切な人が苦しんでいる場面に対処しようというのは本人の感覚としては緊急事態と考えてもやむを得ない、という主張でした。
そして当時同乗していた人というのも補佐人として同席してくれ、自分の為に違反をしてくれたのだから責任の一端は自分にもあると涙ぐんでいました。

なるほど、美談といえなくもないですね。

しかし
詳しいやり取りは伏せますが
その嘘は全てバレてまして、聴聞官は知った上で話させてたんですよ

意見の聴取や聴聞会に来る人は
だいたい嘘を言います。

極論を言えば反省していますというセリフも嘘であることがほとんどで
『運が悪かった』『なんで俺だけ』『もっと上手くやってれば・・・』などなど
ただ、僕はそれが全部悪いとは思いません。
そう思うのも人間ならある意味当然の面もあり、いわば原罪のようなものです。

そして警察官というのは
毎日嘘つきと戦う職業ですので、生半可な嘘では太刀打ちできません。

だからこそ、その前提条件を踏まえた上での動静判断が必要になるということなのです。

最初の取調べでウソを言ってても、そのウソがばれていても
それでも実はまだ動きようがあったりするのが
免許取消処分の深いところでもあるのです。

今回はそんなよくある事例の軽減処分書を貼りましょう。


運転免許取消処分の回避&軽減専門で25年
内村特殊法務事務所
代表行政書士:内村世己
URL:http://www.seiki-office.jp/
東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-5永谷ビル703
TEL03-5285-1840:090-9341-4384

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