前歴4回で追突事故、被害者は二人・・・

今回の御依頼もなかなかにヘビーです・・・

御依頼者様は免許停止の前歴が４回、
ちなみに前歴が増えると低い点数でも免許停止や免許取消になってしまいますが、
４回以上は変わらないので実質的な前歴としてはほぼ最悪の状態ということです。

そして今回は追突事故、
さらに追突された車に乗られていたお二人とも怪我をして病院にも行かれて診断書も提出済み・・・

これが事故直後であれば
診断書を出さない⇒人身事故でない⇒物損事故の扱いになって点数が付かない
という流れもできるのですが、普通はそうはなりません。
ついでに、警察も職権で診断書を取り寄せることができるので
このやり方で必ずしも点数が付かないわけではなく、
重傷の場合に被害者に大金を積んで診断書を出さないようにお願いしても
警察が独自に病院から診断書を取り寄せてきちんと人身事故として処理されることもあります。

さて、
今回の事故の場合、
被害者様二人はともに軽傷でした。
一般的に二つ以上の違反を同時にした場合、重い方の点数が付きますが
事故の場合も似たような感じで怪我人が複数いる場合には一番重い人の怪我の程度を基準にして点数が付きます。
今回は二人とも軽傷ですので点数は同じ、軽傷ですので怪我によって３点、追突事故ですので安全運転義務違反の２点
合計５点ですね。

前歴４回で５点なら完全に取消です。

更に悪いことに今回の御依頼者様
既に携帯電話で取締りを受け累積点数１点の状態でした

前歴が４回の場合、４点で取消になりますので今の５点を３点に下げてもアウト、
つまり０～２点にしなければ助からないということです。

なお、免許取消前の意見の聴取で軽減措置を狙うこともできますが
当たり前ですが前歴が多いほど可能性は下がりますので
初めから免許取消の対象外にするためには付加点数の調整の方が確実ということです。

というわけで
色々と動きました。

法律系のどの教科書を読んでも書いてないであろう動き方ですね(笑)

結果は事故で付く点数が２点になり
前歴４回の３点で１８０日の免許停止にはなったものの
最初から免許停止ですので、その後は特に何もすることなく終了です。

上手くいって良かったです。


「秘密の方法って何？教えろよ」と言われましても
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