軽減率という数字にはあんまり意味はないのです

ある日の意見の聴取のお話です。

その日、
僕の事務所の御相談者様が同じ日同じ会場で４人居合わせるという現象が起きました。
そのうち３名の方は軽減されて免許停止で済みましたが
残念ながらお一人の方は取消処分になってしまいました。

もちろん厳しい状況ではありましたし
御依頼者様自身も「この状況では仕方ありません」と言ってくれましたが、
やはり僕としては皆さんに良い結果をお届けしたいのですから残念なことに変わりありません。

そしてこの『４人中３人成功』という数字について成功率７５％と受け取る方もいるかもしれませんが、
現実にはその数字にあまり意味はありません。

立場を逆にして考えてみれば
自分が免許取消の瀬戸際だったなら
他の人が軽減されたかどうかに全く意味はなく、自分がどうだったか？それしかありません。

よく接客業では『目の前にいるお客様は数百人の中の一人ではなく、常に１対１』と言われます。
当たり前のことなんですが、軽減率の数字に意味はなく、
たとえそれが９９％であっても取消になってしまった人にとっては９９％だろうが１％だろうが同じことだと、
スタッフ共々常に意識していることなのです。

運転免許取消の回避＆軽減専門で２５年の内村特殊法務事務所
代表行政書士：内村世己
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