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最高の護身術は?と聞かれたら「短距離走」と答えます。

2016年05月29日 | 格闘技とかスポーツとか
プロ格闘家の間でよく聞くのが『護身術講座』というもの、
またよく言われるものに『護身術は役に立つのか?』という論争もあります。

僕がそういう護身の話になった時に必ず言うのが
『護身のために何か一つやるなら短距離走だよ』と言います。

まず世間で言われる護身術には二通りあります。
1:格闘技の技術体系を使って相手を制するもの
2:逃げるきっかけを作るもの

さて、ここっからは個人的な考察ですが、前者は『実際にはやってはいけない』部類に入ります。
格闘家が強いのはちゃんと練習をしているからですが、それでも体格差を跳ね返すというのは大変なことです。
生き物の強さと単純に並べれば基本的には大きい方が強いです。

さらに完全に襲いに来る相手に対して
日常から一瞬で気持ちを切り替えて非日常に持っていき相手を倒すという一連の行動は
普通の人には不可能です。

それではそういう技術としての護身術は無意味なのかと言えばそうではなく
そんな場面を安全に体験することで気持ちの余裕や考える瞬間を自分の中に作ることができるというメリットはあります。

もちろんいろんな先生にいろんな考え方があるでしょうから
教え方を批判するつもりはありませんが、あくまでも戦って勝つというのはきちんと練習をしていないと必ず返り討ちに会うということです。

戦闘時で興奮しているような異常な状態では
10分程度練習した技は通用しません。

また、催涙スプレーなどの護身グッズについても
よく武器を奪われたらもっと大変という意見もありますが
相手の武器を奪うというのはそれだけで物凄いことですので
持ってる武器を奪われるくらい力量差があれば、武器のあるなしは関係なくなりますので
やっぱりスタートとしては武器有りで始められるメリットを取るべきだと思います。

それを踏まえて
護身とは何かを考えれば、2のいかにして危険から非難するかがテーマになります。

そうなると使う技術は単純でなければなりません。
関節を取ってどうのこうのというのは相手も動く状況ではちゃんと練習しないとかかりません。

それでは
ほんの数分程度練習しただけで誰でも使えるようになって
なおかつ確実性が高い護身、となるとこれはもう短距離走しかありません。

走るだけならだれでもできますし、
一般人レベルの体力差では市街地でそんな一瞬では追いつけません。

つまり暴漢にまっすぐ突っ込んで突き飛ばして反対方向に走るだけです。
相手に触れるのが怖いなら顔に向かって何かを投げつけて真反対にダッシュ、これだけです。
あとは逃げるときに周囲の人を巻き込む、具体的には袖を引っ張る、後ろ襟を引っ張る、看板を倒す、などなど
助けを求めるのと同時に騒ぎを大きくしてしまえばその場全体が相手に対する抑止力になります。

でも繰り返しですが
いろんな護身技術を批判しているわけではなく
そういうことを知っているということ自体が気持ちの余裕につながりますし、
仮体験という観点ではちゃんと意味はあると思います。

ただ相手を制することをメインに教えてしまうインストラクターがいるのも事実ですし
かじった程度の技術で慢心してしまい大けがをする人もいるのが問題なのです。

そんなわけで
個人的な究極の護身術は『短距離走』です。
もちろん危険な場所には近づかないのが基本中の基本ですけどね


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