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興行論と勝負論

2012年01月21日 | 格闘技とかスポーツとか
把瑠都、変化で奇襲!全勝キープ/初場所(サンケイスポーツ) - goo ニュース

八百長で散々叩いておきながら勝負に徹したらこれかという向きもあるそうですが、
格闘技において

結果が最優先されるのはアマチュア
内容が重視されるのがプロです。

たとえば
プロはお客さんに指示されるような試合をすれば次もオファーがあります。
しかしアマチュアは負ければそこで終わりです。

ある意味
プロよりもアマチュアの方がはるかに厳しい勝負の世界です。
そこにあるのは強いか弱いかとか面白い試合かどうかではなく
とにかく勝ったのか、負けたのか、それ以外の価値観は一切存在しません。

野生動物に『強い』以外の価値観が無いように
アマチュア格闘家にも強さ以外の指標はありません。

ところがプロの場合は違います。
生活の糧をお客様からいただいているわけです。

つまり、試合内容という商品を売るわけです。
しかもやってみなければどんな商品になるかも分からない
不確かな商品を買ってもらうのです。
つまりお客様は何が売ってるかも分からないのに期待値でチケットを買ってくれるわけです。

チケットの値段
あるいはPPVの値段、
お客様を納得させなければそいつはプロではありません。

勝負にこだわるのはもちろんですが
勝負以外の価値観が無いなら、
肩書きだけのプロです。

俗に『しょっぱい試合』というのがあります。
ポイントだけ取ってひたすら安全策で逃げ切るような展開や
お互いにリスクを取らないでちんたらやってるような
ようするに、どっちも負けにしたくなるような試合です。
俗語として【塩試合】とか【塩漬け】ということもあります。

格闘技には考え方の対立という表現が使われることがあります。
戦い方の違いもありますけど
強くなるための方法論という側面もあります。

どっちが強いかという比べあいは
強くなるためにどっちが正しいことをやってきたかの証明でもあるわけです。

でも
それだけだったら道場内で無観客デスマッチでいいわけですよ。

お客さんがいて
社会にアピールする中で
その上でリングの中で見せるものは
勝負論のその先の、生き様や考え方まで示した先の感動です。

強さの先にあるものを示したからこそ
その強さが尊敬の対象となるわけです。

手段を選ばないことが可能だからこそ
プロは手段を選ばなければなりません。

「お前はどうなの?」

と聞かれましたら、
「現役時代は自分が楽しいような試合をやって
評価はそれについてくるものと考えてあまり気にしてませんでした。
仕事に関しては、結果が手段を正当化すると考えています」

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