正論がいつでも正しいなら世の中は実に住みやすいはず、

とある駅で電車を待っていました。
ホームには並んで待つときの目安になるような白線がひいてありました。

僕はこのラインを
『２列で並んで待つための両サイドの車線』と認識しました。

普段は使わない駅なのですが見た感じはそれ以外に受け取ることは困難な完成度です。

ふと周りを見ると
皆さん２列になっています。

どうやら僕の認識は正しいようです。

ところが
僕の目の前の白線には片方の車線にしか並んでいません
つまり一列です。
当然もう片方は丸ごと空いてます。

おもむろに僕は
空いている車線の先頭に陣取りました。

すると
横のおっさん
「おめー何割り込んでんだよ」

僕「？この線って２列で待つためのもんじゃないの？」
おっさん「みんな１列で待ってんだろうが」
僕「だったら一つ駅員さんに聞いてみたらいかがですか？」
おっさん「関係ねーんだよ、みんな並んでんだから後ろ並ぶのが常識だろうが」
僕「いや、みんなっていうんならこのホームのみんなで言えば２列の方がより【みんな】じゃないんですか？」
おっさん半切れ(笑)
なんか僕の袖口掴んで「いーから後ろ行けよ」って引っ張ったりしやがるんですよ

まぁ
おっさんもすぐに冷静になって
とても平和的に
何の問題も無く
スムーズに解決しましたが

正式なルール＞なんとなくその場で生まれたルールっぽいもの
後者の方は単なる錯覚なんですよ、
火事とか地震とかの緊急事態で避難する時、
そういう『場の雰囲気で生まれたローカルルール』に流された結果
非常口と反対側に駆け寄ってみんな死んでしまったりするんですよ。

一人一人が自分の頭で考えるようになれば
きっと日本の国力は飛躍的に高まると思います。




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