『ゆらぎ』で感じる温かみ

お菓子が好きです。
ラーメンも好きです。
スイーツも好きです。

「そのツラで？」
なんていう奴は
激しくお仕置きするほどに好きなのです。

しかし
少し前からお菓子やらラーメンやらスイ－ツやらに
濃厚ブームが起きています。

実に嘆かわしいことです。

確かにハッピーパウダー(※1)をてんこ盛りにしたい気持ちも分かります。
※1:ハッピーターンに付着している美味しい粉粉さん

しかし、
増量しすぎるのも考えもので
ノーマルを１００とした場合、
付着量に個体差があります。
個体差を『ノーマル時の±１０％』と仮定すると
通常のハッピーパウダーは９０～１１０前後１０％の幅で味わえます。

しかし現在最濃の２５０％ハッピーターンの場合『ハッピーパウダー付着量＝ノーマル比±１０％』の
公式を当てはめると２４０～２６０となるわけです。
すると個体差は前後４％しか存在しなくなってしまうわけです。

つまりお菓子の場合
ノーマルであれば濃い目～薄めまでバラエティに富んでいるのに
濃厚バージョンであればほとんど個体差は感じられなくなるのです。

同じ味を食べ続ければ
どうしても初めの感動は薄れてしまいます。

揺らぎの生み出す人間的な温かみこそ
新鮮な感動を生んでくれるのではないでしょうか

ちなみに
ラーメンやらスイーツやらの濃厚系の場合には
バランスを無視して
クリームだけを増やしたり
ただ単にスープを濃くしたり
突出した部分を強調するモノマネ芸みたいで支持できません。

深みを伴わない自己主張は
すねかじりが吠える経営論と同レベルです。


内村特殊法務事務所
http://homepage2.nifty.com/guth/