そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

寒くなると温かい蕎麦がやっぱり恋しい

2015年11月16日 | 日記

季節の変わり目で、朝は寒いくせに昼は暑かったりする。

雨が降ったら遅刻して、、風が吹いたらお休みするハメハメハ大王の血を受け継いだ井月庵はすぐに体調を崩す。

(カメハメハ大王じゃない、ハメハメハです。)

 

先週、先々週と張り切って1.25kgづつを打ったのは良いのだが、さすがに家族にも食べ飽きられ、3人前が冷凍庫に収められる仕儀とあいなった。

冷蔵庫の野菜室にはひと月ほど前に封を切ったそば粉が800g程残っている。これは何とか可及的速やかに消費せねば、折角、手打ちにしても、あの冷蔵庫の独特の匂いが付いた蕎麦になってしまう。

自家粉もまだ、1kg残っているし・・「やはり、打つか。しかし6人前の600g、外二で・・」

先々週に打った北海道産のそば粉も何故か30gほど残っていた。きっと袋詰めの際にサービスしてくれたのだろう。1kgを計量して残ったそば粉は水で溶いて蕎麦湯にしたり、ソバガキにしたり一種の付録的要素であるので大いに喜ばしいのだが、何分、自粉を挽いたばかりだった。

割り粉100gに、その30gと、自粉70gを混ぜて、前述の800gから400gを抜いて、まことにいい加減なそば粉500gとした。

 

蕎麦打ちをしていると、どうしても、ホンの少っと余るそば粉が冷蔵庫に溜まる。

いまどきは、「何々産どこそこの何某製粉の何たらそば粉」という事にこだわった方も多いので、吟味して適量を混ぜたいわゆる「ブレンド」とは似て非なる「みんな適当に一緒にして混ぜちまえ」というそば粉は、こちらとしても何となく後ろめたい。

でも、捨てるなんて「もったいない。」

 

じゃあ、どうすんの?

「温かい蕎麦で、種物にすれば、喰えるだろ。」

(ここが問題だ、美味しく召上がって頂くんじゃなくて、出来るだけ不平が出ないように喰わせる事を考えている)

でも、自己弁護をさせてもらうと「古タイヤで作ったゴム製タピオカを販売して何が悪いか解らない」ことに比べれば、雲泥の差だと考える。

1、2合残っている米びつに、新米を入れちゃうとか、少し残った醤油さしに、新しい醤油を継ぎ足しちゃうとか・・・

むしろよくあることの様だ。

 

とかなんとか、考えつつ600gを捏ねる。尺八の木鉢は大きすぎなので、ステンレスの48cmくらいのボールで捏ねる。

で、延して、畳んで、切って。「夕飯は蕎麦!」宣言をして

 

 

銀杏を十数個と塩ひとサジを封筒に入れてレンジでチンして(500W1分40秒?)爆ぜないやつはトンカチで叩き割って

蕎麦前をいただいていると、出てきたのが。

「なんか、ツユ少なくない?」

いや、麺が多いんだ、これは。隣のカミさんのはちゃんと甘汁の中でお蕎麦が泳いでる。

かき揚げが少ないとか、揚げすぎだとか、つゆ薄いだとか、言い出したらきりがない。

だから言わない。こちらも、特選ブレンドそば粉である訳だし。

「寒くなると、暖かいお蕎麦が恋しくなるね。」・・・・

 

これは飲まずに居られない。

 

ここ2年、11月になると、駿府匠宿のそば祭りと、ミルクランドのそば祭りに行っている。匠宿は前回ご案内したとおりであるが、「朝霧高原そばの会」のHPを覗いても「やるよ!」って日程が書かれていない。

ミルクランド 富士宮で検索すると、10月のイベント欄に今年は11月23日にどうやら「やる」らしいのだが、11月の詳細は不明。


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