そば切り 井月庵

趣味ではじめた、そば打ちの日記です。蕎麦で遊ぶ、蕎麦に遊ばれる日々 のはずが・・・ランタン、ストーブ、模型工作などへ

そば打ちの先達に教えを乞う

2015年05月11日 | そば打ち道具

5月10日(日)一面識しかない井月庵を自宅にご招待いただき、とるものもとりあえず、そば打ちの先達に教えを乞うべくご教示いただきに行きました。

流石、蕎二さんは多くの人に慕われているだけあり、若輩のとりとめもない蕎麦話を和やかに聞いていただける度量の大きい方でした。

挨拶もそこそこ、道具、打ち方、製粉、同好会の運営、立ち上げ等、井月庵が誰かに話したくて、話せなかった話題が止めどなく溢れて、気が付けば3時間経っていました。当に、時間を忘れてしまいます。道具の使用感等、おいそれと手が出せないものも蕎二さんとこにはおいてある。夢のような空間なんです。

その上、8角まで製材された桜の材を惜しげもなく、カンナと言えば鰹節くらいしか削ったことのない井月庵に、丸カンナを握らせて、手ずから麺棒製作のご指導を受けました。また、サンドペーパー掛けの道具一式を供与いただいた上に、桜材まで。感謝です。

翌日に自宅で麺棒のペーパー掛けをしました。

ちゃんとできているか不安ですが、お手本に触らせていただいた麺棒の感触を思い出しながらシャカシャカ。

 

写真ではこんな感じになりましたが、こればっかりは、指先で触って見なくては解りません。

でもヤマキの焼き印を押して、一応完成!! 桜の麺棒! 井月庵の宝物

適当に作ると宝物にならないけど、ちゃんと作ると宝物になるんですね。

 

あと、たたみは横の下から、下からの8枚だたみを教わりました。横の上から、下からより駒板接地面がなだらかなので、駒板が安定するとのご指摘。早速、13日の講習会には実践したく思います。

些細なことと言ってしまえばそれだけですが、些細なことの積み重ねが、上手と下手の分かれ道。

道先案内人の背中が、井月庵にもおぼろげに見えてきた気がしました。

 

最後に、蕎二さんの奥様には新茶のおもてなし、3時のおやつと、おやじ同士の会話を和ませる心づくし。ありがとうございました。

ちょっと悲しい出来事があって、こころが沈んでいた井月庵でしたが、先達に教えを乞いに行ってよかったです。

今後ともよろしくお願いします。m(__)m