Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

Kyusyu Railway Company#12

2014-05-22 | 鉄道写真


 先回に続き、平成17年初秋の熊本から。駅で待っていると、間もなく、DE10 1753に牽かれ、列車がやって来ます(写真)。今回の主役ですが、勿論DE10は介添え役です。



 そう、主役は勿論58654「SLあそBOY」です(写真)。大正期、国産初の大型旅客蒸機8620形、平成17年のシーズンをこなしていたところ、運転中に部分異常発熱があり、その日は途中肥後大津で運転打ち切りとなりました。運休し原因を調査したところ、機関車の台枠(シャシー)が変形し、それが発熱の原因であったため、遂にこの日最終運転となったのでした。豊肥本線の厳しい勾配で酷使したため、遂に引退の日を迎えてしまったのでした。勿論単機で運用がこなせる筈も無く、ディーゼル機関車の後押しが必要でした。席はやはり取れず、仕方が無いので外からの撮影にしました。



 そしてSLに先行し、立野に到着。暫くすると、58654が立野に入線します(写真)。



 立野は三段スイッチバックの駅。列車は折り返し、DLを先頭にスイッチバック線に入っていきます(写真)。



 そしてスイッチバック線で再び折り返し、SLを前に前進します(写真)。


 この区間は、通常の方法では建設できなかったため、急勾配対策としてスイッチバックで建設された訳で、勾配的にも一番苦しい所です。それで一番煙も上がり、良いポイントだと思ったのですが。


 そして、58654との、お別れの時が来ます。それは、また次回に。


 それでは、次回をお楽しみに。

コメント
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