Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

Kyusyu Railway Company#5

2014-05-15 | 鉄道写真


 平成16年11月、私は新たなパートナー、「人のデジタル」D70を持って、九州を訪問。始まりは、それ以降の予定もあった関係で、「彗星」「あかつき」に乗車(写真、EF66 50)。APS-Cサイズ専用レンズ使用で、画像が安定しています。その夜は、レール方向に並ぶ「ソロ」に陣取り、翌朝を待ちました。



 朝車内で目覚め、延岡で降り、行ったのが「高千穂鉄道」(旧国鉄「高千穂線」)。先ずは終点、高千穂駅を目指しました。同駅の様子(写真)。駅の中に車庫がありました。



 駅構内に温泉施設がある「日之影温泉」で降りたい気もしましたが、断念。間もなく、新観光列車TR-400形と行き違います。黄色は「手力男」TR-401です(写真)。



 相方の緑色は、「天細女」TR-402です(写真)。「15-3 新潟鐵工所」の標記(平成15年3月新潟鐵工所(現「新潟トランシス」)にて落成の意)もあります。



 そして延岡に戻ります。駅ではDE10 1208が、貨車の入換を行っていました(写真)。



 編成の仕立てを待つ、ED76 58(写真)。定刻に、小倉方面に向け発車します。


 延岡の貨物列車は、勿論コンテナも多いですが、タンク貨車、タンクコンテナも多いです。それも、特殊な化学物質の貨物が多いのです。それは、延岡には「旭化成」の工場があり、その関連の貨物があるからです。重要な地場産業、ということでしょう。


 次回、高千穂鉄道のこの新観光列車に乗ろうと思い、楽しみにしていましたが、寝台特急「彗星」廃止、及び台風災害による高千穂鉄道全線不通、となってしまい、その夢は果たされませんでした。一般形TR-100形は、1両が四国の阿佐海岸鉄道に移動した(事故代車で急遽購入した)以外は全車引退、日之影温泉にはTR-100形を真っ二つに切断したコテージが幾つか設置され、最期の姿を残しています。赤字基調の第三セクターに30億円の復旧費用は死刑宣告に等しく、結局全線廃止となりました。現在、被害を受けなかった、現役当時日本一高い鉄道橋梁であった高千穂橋梁を渡る、トロッコ列車が運転されるそうです。そちらも、どうぞ。


 しかし、延岡では九州の旅は終わりません。以降は、次の機会に。


 それでは、次回をお楽しみに。

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