伊賀上野が元気になればいいなあ!

上野の城下町、どうなっていくんだろう、、、見守る元気はないけれど、静かに生きていこうと思う(笑)。

芭蕉さんの歌と「月見の献立」のこと

2009-09-22 02:18:28 | みなさんにおしらせと独り言
我らの芭蕉さん

物心付いた頃から「芭蕉さん」と呼び、夏休みの宿題には「俳句」がつきもの。「芭蕉祭」が近づくと小学校や中学校では「芭蕉さんをしのぶ学校行事」が行われ、

♪斉唱曲「芭蕉さん」(小学生向き)


♪合唱曲「芭蕉翁讃歌」(中学生向き)


♪混声合唱曲「芭蕉」(一般)

ちなみに、この曲の冒頭の「さまざまの こと思い出す 桜かな」のメロディーは、上野市街地に流れる正午のミュージックサイレンにも使われています。(伊賀市役所から流れるメロディー付きサイレンです。)

その楽譜


♪混声合唱組曲「奥の細道」(一般)


などを歌い継いできました。

親から子へ、子から孫へと歌い継がれる「芭蕉さんの歌」があるのは、きっとここ伊賀だけではないのかな・・・と思います。

伊賀の子供たちの間では、10月になるとどこからか「♪あ~ゝ、ばしょうさん♪」という歌声が聞こえるし、大人になってもすぐに歌うことができる。
これは素晴らしい伝統だと思う。


ミュージックサイレンのことを書いたので、参考までに
♪午前7時の曲は、ビゼー作曲「ペールギュント組曲」より【朝】のテーマ

♪正午は合唱曲「芭蕉」より【さまざまの】

♪午後6時は、ドボルザーク作曲「交響曲・新世界」から【第2楽章・家路より】のテーマ

♪午後10時は、ブラームス作曲【子守唄】 でした。


さて、子供たちが受け継いでいる「芭蕉さんの歌」と、もうひとつ忘れてはならないのが芭蕉さん自ら考案したという「月見の献立」。これは有志のみなさんが再現されています。これも季節の料理として受け継がれているようです。

平成18年度の「芭蕉翁献詠句集」に掲載された文章から


「月見の献立」を再現しているお店もあったりします。(今年もあるのかな)
ちょっと古いですがこんな記事も。

秋は楽しみ!


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4 コメント

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懐かしい歌をいっぱい (まうみ)
2009-09-22 09:48:08
ありがとう!思わず拡大して、歌ったりピアノで弾いたりしちゃいました。ああ懐かしい!あの大好きなセーラー服と四十番棟木の廊下を思い出してしまいました。

偶然にも昨日の夜、旦那が「ちょっとこれ」と言いながらわたしに見せてくれた本が、芭蕉さんの英訳本でした。いったいいつ、そんな本を彼が手に入れたのか分からないのですが、荷物の整理をしていたら出てきたんだそうです。
俳句が英訳されているのを読むと???な感じがしてしまうけれど、英語人の方々はそれなりに理解して、感動を覚えるのだそうな……。それを聞くとまた、芭蕉さんの偉大さをしみじみと感じる秋の夜です。
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上高の (くノ一)
2009-09-22 11:01:45
制服ですね。
あの頃、セーラー服のリボン(というのかなんというのか)は「ネクタイ結び」だったよね。
「ネクタイ結び」が上手にできなくてね、朝、学校へ出かける前の一苦労だった(笑)

それがいつの頃からか「蝶々結び」になってるんだよ・・・
時代が変わるとこんなことまで変わっちゃう(嘆)というおはなし。

そして「芭蕉さん群」の歌の伴奏もいつの間にかピアノ伴奏から「ブラス伴奏」に変わってる(芭蕉祭のこと)・・・でも、ちゃんと歌い継がれていますから、今度帰った折には一緒に歌おう・唄おう!
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Unknown (F氏)
2009-09-23 01:34:11
地域の人がみんな歌える地元ならではの歌があることに憧れを感じます。以前、長野県出身の人はみんな「信濃の歌」というのを歌えるという話を聞き、実際そうだったのでうらやましく思いました(半田はおろか、愛知県の人たちにはそういう共通の歌は無いので)。
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多分 (Unknown)
2009-09-23 01:50:26
「伊賀市の歌」(市歌というのだろうか)より、心の奥底に馴染んでると思います。(但し、伊賀に生まれ育った人にとって)

でも、たとえ他所から来た人でも、子供が学校に行き出すと、この時期「芭蕉さん」の歌が家庭でも歌われるはず・・・
きっと、こうやってすり込まれていくんだろうなぁ(笑)
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