“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

東京電力の傲慢さと浪江町

2012年07月13日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
この間、マスコミでも何回か、このやり取りを報道しています。子供の喧嘩ではありません。激甚災害の発生時に、各自治体に東京電力が通報をしたのかどうかが問われています。東京電力と各自治体との間で、危機管理をするためにこのような災害時の通報を必ず行うとの協定がされています。その実施がされた稼動が「問われて」います。

ここで問題なのは、東京電力は政策決定できる部署、幹部に確実に伝えることが伝える意味であると思っていないことです。本当はそう感じているが、現実の災害時は東京電力自身が混乱して、対応しなかった。出来なかった。これが真相だと思います。そもそも政府も正確な情報を立地自治体に出していないことも問題です。そのくらい原子力発電所事故は危機管理が難しいことを示しています。原子力事故を想定した訓練が重要ですが、実際に事故を起こしたら、対応はほとんど不可能であることも示しています。誰であっても放射能を浴びたくはない、死にたくないと思うのは正常な人間の感覚として当たり前です。その人間として当たり前な感覚、感情を許さないのが放射性物質、放射能汚染です。不便である、工場の操業が出来ない、自治体の財政がパンクするなどと引き換えに再稼動させるような設備、代物ではないことだけは確かです。

節電をする、省家電に切り替える、再生可能エネルギーに移行させる政策を政府、自治体、各企業、家庭が全力をあげて行うことこそが正しい選択です。消費地が困るかどうかが問題となりますが、事故で都市が汚染されたらどうするのでしょうか?


東京電力の石崎芳行常務は11日、二本松市にある福島県浪江町の仮役場を訪れ、福島第1原発事故後の対応についての再回答書を馬場有町長に渡した。3日の前回の回答書とほぼ同じ内容で、馬場町長は納得せず、1週間後に再々回答書を出すよう求めた。
 東電は町の質問に対して前回、原発事故直後の昨年3月13日に社員が役場を訪れ、町長や当時の副町長に事故状況を説明したと回答。馬場町長が「会って説明を聞いた事実はない」と反発し、再回答を求めた。
 馬場町長は再回答書の受け取り後、報道陣に「前回と変わりない。おわびの言葉が加わっただけ。精査して書いたのか疑念が深まった。(誠意のある対応を)期待すると言っても無理だ」と述べた。石崎常務は「追加調査の結果を示したが、追加で質問を頂いた。早く回答したい」と話した。
 東電社員が町に説明に来たかどうかをめぐる両者の主張は平行線のまま。馬場町長は「堂々巡り。当事者を呼んで話を聞くしかない」と提案したが、石崎常務は「会社として判断したい」と述べるにとどめた。
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福島県川俣町「道の駅」、産直カフェなどの野菜

2012年07月13日 13時00分00秒 | 臼蔵の呟き
駐車場で、トンボが飛んでいました。今年、初めてのトンボです。

川俣町の道の駅、福島産直カフェのやさい売り場には、ほとんど福島産の葉物野菜がありません。販売している方に聞いたところ、入荷しないのでとのことでした。産直カフェでは奈良産(関西地区)などの野菜を仕入れて販売するので、時間も、入荷量も少なくなっているとことでした。地物野菜が大量に出回る時期ですが。東北の食品スーパーも県外産を中心とした品揃えです。まじめに生産農家を支援し、日本の農業を守ろうとした生産者は全滅状態です。本当にふざけた話です。何がTPPだ。何が原子力発電だ。ですね。他人の不幸を踏み台にして、生きるような社会に未来があるはずはないでしょう。

今年の「桃」ギフトも品揃えが非常に少なくなっています。ある小売業は「桃」ギフトの取り扱いを止めています。福島の生産農家で木に桃をつけさせていない農家もあります。昨年は、最初から買い叩かれ、生産費の回収も出来ない状態になったからかもしれません。
自分たちが食べても、子供を持つ親は「(ギフトでは)いらない」と言われてしまいます。放射能汚染は見えないだけに、本当に始末におえません。作る人、食べる人、消費者も全て被害者です。切ない話です。

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参議院国会での集中審議

2012年07月13日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
自民党の茂木氏の質問を聞いていて、感じたこと。
1つ目は、自民党の主張と野田政権の違いがないということです。自民党の主張、政策を丸のみにした結果、消費税率引き上げ、社会保障制度の切り下げなどで野田、野田政権、民主党中枢、自民党の違いはなくなった。集中審議は大政翼賛会のような質疑に終始せざるを得なくなっています。質疑時間の大半を、民主党のお家騒動を追及するような「質疑をよくするよ」と思います。自民党の堕落振りを示しています。質疑自身が茶番です。

2つ目は、三党合意をたてに取り、国会軽視、無視の姿勢を鮮明にしました。自民党は野党でありながら、民主党野田、民主党中枢をあやつり、三党合意、国民会議(名前だけは国民?!)を中心とした国会軽視、密室での政策決定に踏み込んでいることを鮮明にしました。自民党的な策謀、手練手管が成功したことを示しています。ここで自民党が、民主党野田、民主党中枢が分かっていないのは、国民の意向と彼らがやろうとしていることは、大きな差があり、矛盾がどんどん拡大、激化していること。その結果、彼らは必ず選挙を通じて彼らへの批判、抗議の声が、支持基盤を掘り崩し、彼らの思惑が断罪されることを知るべきです。09年の政権交代はそのことを示しています。政権交代が悪いわけではなく、政権公約を反故にし、国民の期待にことごとく反した民主党、野田政権の政治責任に最大の問題があります。

3つ目は、野田政権が決めなければならないことを決めない。決めてはならないことを決めて悦に入っていることは異常です。決めてはならないことは法人税率の引き下げ、増税、社会保障の切り下げ、原発再稼動、TPP交渉参加、八ツ場ダム着工です。決めなければならないことは、社会保障制度を作り直し、社会的な弱者を救済し、安心して働き(結果としての税収増、生活保護世帯などの減少が起きる)、生活できる社会を作る(犯罪の減少)こと、原子力発電依存を引き下げ、再生可能エネルギーの大幅な拡大(原油輸入量の削減、貿易収支の大幅な削減が出来る)、東日本大震災の復旧を急ぐこと、福島第一原発事故の補償と除染(東北の再生、食料自給率向上に結びつく)を早急に進めることです。
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選挙が第一

2012年07月13日 06時00分12秒 | 蜂助の呟き
梅雨時に咲く花を紹介しています。



どくだみ。漢字では「毒痛み」と書きます。花びらに見えるのは葉が変化したもので、花は中心部のものです。花言葉は、これも意外にも「白い追憶」「野生」です。どくだみは、薬効成分があり昔から利用されていますので、それにちなんだ花言葉かと思っていたからです。匂いは正露丸の親戚になれるようなクレオソートっぽいものです。

小沢新党が出来ましたが、国民からはあまり期待されていません。もったいぶって党名を発表しましたが、なんのことは無い、民主党のキャッチフレーズではないですか?

「国民の生活が第一」

民主党の立党の精神を受け継いでいるのは我々だと言う主張でしょう。選挙宣伝カーが「国民の生活が第一」と連呼するつもりの「選挙が第一」の党でしょう。

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