“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

「津波で設備機能せず」認識 泊・女川・浜岡・大飯でも  東電公表

2012年05月18日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
東京電力、経済産業省、原子力保安院の無責任さを示す、資料、情報が開示されました。もともと、福島第一原発は、地元の団体から元東京電力会長勝俣氏に、文書で改善要請書が出されていました。したがって、2重、3重に東京電力、経済産業省は冷却装置の機能喪失を理解していた、そして、無視したことになります。
大手企業が利益至上主義の立場をとり、政治がそれら企業の指導を放棄した場合、このような大事故が起きることは自明のことです。政治が電力会社、大手企業、経団連などから、「政治資金」をもらうこと、もらっていること関係しています.

<「津波で設備機能せず」認識 泊・女川・浜岡・大飯でも  東電公表>

 東京電力福島第1原発の敷地内に津波が浸水すれば全ての電源を失う可能性があることを東電が2006年に認識していたことが問題になっています。新たに北海道電力泊(とまり)原発や東北電力女川(おながわ)原発、中部電力浜岡原発、関西電力大飯(おおい)原発でも、緊急時に炉心を冷却する装置や非常用電源が津波により機能しなくなる恐れがあるとする検討結果が同時期に示されていたことが、16日明らかになりました。
 これは、04年に発生したスマトラ島沖地震でインドの原発が津波の影響を受けたことなどから、経済産業省原子力安全・保安院が原子力安全基盤機構とともに開始した勉強会での検討でわかったものです。東電が、勉強会で配布された資料を保安院の許可を得て、同日公表しました。
 検討は、各海域を代表する原発として、泊原発1、2号機、女川原発2号機、福島第1原発5号機、浜岡原発4号機、大飯原発3、4号機を選んで行われました。それぞれの原発が敷地より1メートル高い津波に襲われた場合を想定したとしています。
 検討の結果、各原発とも緊急炉心冷却装置(ECCS)や非常用ディーゼル発電機(DG)などが機能を失うことが判明したといいます。
 ECCSは、冷却水が漏れるなどして原子炉が冷やせなくなったときに、大量の水を注水して原子炉の冷却を継続するための設備。DGは送電線からの電気がストップした場合に電気を供給します。
 福島第1原発では、電源を失う危険性を認識しながら対策をとらず、東日本大震災で全電源を失って、原子炉を冷却できなくなり、炉心溶融し、大量の放射性物質を放出する事故を起こしました。

福島県・魚類のセシウム調査 原発南岸沿いで高数値

2012年05月18日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
陸も海も汚染され、そこで住む生物、動植物を蝕んでいます。セシウムの半減期が長いことから、1年、2年ではセシウム量を下げることは物理的に困難です。しかも、東京電力、民主党政権は冷却水を海中に放出したわけで、汚染が拡大する、沿岸部に強く現れることは分かっていたはずです。電力会社の身勝手さと、民主党政権、経済産業省の身勝手さが招いた、付けが回ってきています。だれが考えても、汚染水を大量に放出すれば、このようなことが起きるだろうことは分かっていたはずです。仙台港でも出荷制限魚種が3魚種になりました。

<福島県・魚類のセシウム調査 原発南岸沿いで高数値>

福島第1原発事故で福島県の原発南岸沿いの海域の魚類から検出された放射性セシウムが、他の海域に比べて際だって高いことが16日、県のモニタリング検査で分かった。県水産試験場は「原発から出た高濃度の汚染水が岸沿いに南下したため」と分析している。
 検査対象は9海域で、原発から半径20キロ以北と以南の沿岸部をそれぞれ南北に2分割し、さらに水深50メートルを境に沖側と岸側に分割した。1月中旬~4月下旬、海域ごとに魚類のセシウム検出状況を調べた。
 セシウム濃度が最も高かったのは、原発南岸沿いの海域(6)。150点のうち95点(63.3%)が国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超え、平均値は399.3ベクレルだった。
 隣接の海域(5)は126点中10点(7.9%)で平均値30.3ベクレル、海域(7)は180点中57点(31.6%)で137.1ベクレルにとどまった。残る6海域は8.1~54.4%で30~148.7ベクレルだった。
 試験場が昨年4月~ことし4月に実施した検査で対象となった魚類159種3490点のうち、基準値を超えたのが69種(43%)の1181点(34%)だったことも分かった。魚種数、点数とも南部のいわき海域(魚種数51%、点数45%)が北部の相双海域(28%、26%)を上回った。

青葉まつりと六魂祭

2012年05月18日 06時00分14秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。今日は、お祭りの話です。


仙台市役所近くの、市民の広場です。

昨年は、例年5月第三土日に仙台市中心部で行われていた「青葉まつり」が中止になりました。二か月遅れで、東北のお祭りが仙台市に集まって東北六魂祭という祭りが開催されました


  

今年は、例年のスケジュールで仙台・青葉まつりが5月19日、20日に行われます。11基の山鉾が巡行しますが、この山鉾も東日本大震災で損傷したため修復したそうです。8基が倒れるなどして損傷したそうです。そういえば12月のイベントの光のページエントのLEDランプも津波でなされちゃったんだっけ・・・、話を戻して、この山鉾も宮城野区日の出町というところに保管していますが、まつりに先立って会場近くに運ばれました。

2年ぶりとなる青葉まつり楽しみです。もちろん見にゆきますよ。

心配なのがその翌週の5月26日、27日に盛岡市で開催される東北六魂祭です。どうも参加者が少ないということです。宮城県の人も2週続きでは、参加できない人もいるかもしれませんね。

宮城県でも仙台市などの町中では、東日本大震災を思い出させる光景は無くなってきましたが、沿岸部の津波被害や地震で倒壊などの被害のあった地域ではまだまだたいへんな状況が続いています。