“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

TPP参加で果物1400億減

2012年05月13日 06時00分12秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。今日は、TPPの話です。

東京大学大学院の鈴木宣弘教授らの研究グループの発表によると、日本がTPPに参加すれば果樹生産額は約1400億円減少するということです。TPPは、関税をすべて廃止するのが原則で、その通りになると、果物やジュースその他果物の加工品や冷凍品の輸入が増大し果物類の価格が大幅に下落します。

濃縮果汁では農水省の試算の七倍の影響があると発表しています。

生産額の減少が最も大きいのはりんごです。国産のりんごの価格は14.5パーセント下がることになり、生産量は20.3パーセント減少するとの試算です。りんごは、東北地方では宮城県以外のすべての県で主力の果物です。りんごの生産額のげんしょうは、559.3億円としています。

みかんは、価格が24.3パーセント下がり、生産額は435.3億円減少するとのことです。

経済評論家や実情のわからない方たちは、中国や香港では日本の優れた品質のりんごを500円も出して買っているとか言っています。こんな高い果物を買う成金はいつの時代にもどの国にも少しはいるものです。ほんの少しの事象を持って全体を語ろうとする、詭弁の最たるものです。

米でも肉でもなんでも、果物と全く同じ構造になります。民主党は日本には農業とその関連産業は無くても良いと思っているのでしょう。

国の形を変えるTPP、日本を売り飛ばすTPPの参加を許さない世論作りが急務です。