数年前から地元にたどり着いた野良猫のTNRをしてくださっているOさん。
2月のはじめに相談を受けました。
具合のよくない猫が来ていて何とか捕まえたい。
できたら手術と体のよくないところを治してあげたいと。
捕獲器を貸し出して、いろいろと打ち合わせをしました。
やはり、麻酔をかけているときに、いろいろとケアをしてくださる病院が
いいので、そこも打ち合わせしました。
手術以外の治療の部分はOさんの自費になってしまいますが
そのときしかできないなら、それは仕方がないですと・・・。
野良猫といえど、生きて自分のところにきてくれたのなら
できることをやってあげたい。
そういう考えの方です。
実際の猫はどうかというと
痩せて毛もバサバサで、栄養状態のよくないのがひと目でわかりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/50/f00650910a7e58920f42a3d3fa7f6938.png)
てっきり雄かと思っていたわたしでしたが、
捕まえて手術に連れて行くと女の子だと判明。
口内炎ができていて、
口が痛くてかたい餌だと食べられない状態だったんだと思います。
体力も落ちているので、注射などしてしっかりとご飯を食べさせて
リリースです。
その後どうなったんだろうかとずっと気になっていました。
昨日、元気に来ていますと連絡が入り
ほっと胸をなでおろしたわたしです。
しっかりご飯を食べる姿の写真が送られてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/71/ae212dd6c3f26d267036fe8534ade727.png)
口腔内の痛みが軽減されたのかもしれません。
迷惑だと思う人もいるかもしれないし
糞尿などされているお宅は嫌な思いをしてるんだろうと思います。
でも、好きで野良猫に生まれたわけではないし
手を貸してあげられるところは、この子たちのために手助けしたい
そう思います。
Oさんも、きっと同じ気持ちだと思います。
野良猫とひとくくりで片付けられないことが山のようにあって
何がいちばんなのかもわからなくなることもあります。
でもできることなら、繁殖制限をかけて
その地域でみんなが優しい気持ちで見守ってくれるような
社会であってほしいと、そんな風に思います