goo blog サービス終了のお知らせ 

そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

みなもちゃん☆またね

2025-08-29 17:29:25 | 空に還った猫たち犬たち
8月のとある譲渡会で、本当に久しぶりにお会いした方がいました。
今回の話しはその方のことではないのですが
なつかしさから、帰宅してそちらのお宅に譲渡した猫ちゃんの写真を
探し直していました。

とそのときです。
その子と同時期わが家にいて、
同じフォルダーに写し出されていたみなもちゃんの里親さんから
お知らせが届きました。

何が起きたんだといっしゅん驚きましたが
ああ、そういうことかと納得です。
繋がっていて目には見えない人の力の及ばないところで
猫と猫、猫と人、みんな呼び合っているんだと思えました。

みなもちゃんは7月2日に16歳と3ヶ月の生涯に幕を下ろし
お空に還っていったそうです。



糖尿病の治療を2年半続け、最期までトイレには自分で行き
ご主人が仕事から戻るのを待っていたそうです。

もともと繊細な性格のみなもちゃんでしたが
いろんなことをよくわかっている賢い子だった気がします。



芯の強さを見せ、健気にも
お別れの時は大好きなご主人を待っていたんですね。

大切に育ててくださっていましたから・・・淋しくなりますね。

5年一昔なら、みなもちゃんがわが家にいたのは
昔昔の話しになってしまいます。



かわいらしくて愛らしい子でした。
パステル調の色合いの三毛柄が、
回りをほわんとした空気にしてくれました。

わが家でいっしょに暮らしたあいもちゃんと2匹で譲渡となり



少し不慣れなこの子たちが、うまく馴染んでいけるのか心配しましたが
優しい里親さんご夫婦が、ゆっくりじっくり
この子たちのペースに合わせて暮らしてくれました。





幸せだったみなもちゃんの16年。



みなもちゃん、最期までよくがんばったね。
お疲れ様でした。



またいつの日か・・・。


あいもちゃん、みなもちゃんがいなくなっってから
かまってちゃんになっているようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソウセキくん☆またね

2025-08-22 11:31:12 | 空に還った猫たち犬たち
小さなソウセキ君が還っていきました。

ソウセキ君は、8月2日にスタッフさんのところに相談が入って
助けにいった子です。
高齢のご夫妻が、自分たちではどうすることもできないけれど
それでもほっておけずに保護してくれた兄弟たちでした。
手持ちのお金を、医療費の一部に
この子たちのためにとくださいました。

ただ、そのときすでにソウセキ君はあまりいい状態ではなく
受診してお薬などを出してもらうことになりました。



363グラムの幼い子猫
母猫から離れたり、その後助けてくれる人がいなければ、
それはすぐに死を意味します。

縁あってたどり着いたソウセキ君
助けたくてスタッフさん、必死でがんばってくれていました。



途中レントゲンも撮りました、
水がたまっていて片肺が白くなっていました。
肺炎です。
お水を抜いて少し良くなったんですが・・・呼吸の苦しさは
なかなか改善されません。

あきらめきれず、もう1回水を抜きました。
小さな胸に針を刺すのがソウセキ君につらいことでも、
生きられる可能性にかけてお願いするしかありません。



抗生剤が効いてくれるのをじっと待つのみでした。
長い夜が幾晩か過ぎました。

愛らしい目の中に、映し出されたのはきっと月の光だったと思います。



ソウセキ君を助けてくれた方は、月の文字が入るお名前の方でした。
その気持ちに応えたいと頑張ってくれたスタッフさん。



命に終わりが来ることを、そのせつなさを幾度も味わい、
幾度もそうならないようにとそのたび頑張るわたしたちですが、
神様がソウセキ君を迎えに来ました。
8月15日のことです。



その日は今まで見送った多くの仲間が、こちらに戻ってきています。
ソウセキ君が迷わないように、手を引いてあげてね
みんなでよくがんばったねってほめてあげてね
遊び方も教えてあげてね、甘えさせてあげてねってお願いしました。



苦しさから解放されたソウセキ君のお顔は
眠っているだけみたいに安らかで可愛いままです。

スタッフさんが、お庭に咲いているお花をたくさん入れて
お見送りしてくれました。



ソウセキ君
猫と暮らす会の子として逝くことができたこと
優しい人が助けたいと思ってくれたこと
必死で助けようとがんばってもらえたこと

人のぬくもりを知ることのできる子ばかりじゃない中で
最期まで生き抜くことができたことを誇りに思ってくれたら・・・。

また戻ってきてほしい。
引き止めることはできなかったけれど
こんなときわたしたちはいつも願います。
ふたたび会える日のことを・・・。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モルちゃん☆またね

2025-08-09 16:27:31 | 空に還った猫たち犬たち
モルちゃんは、まだ5歳。
元気で可愛い盛りの子でしたが、突然逝ってしまいました。
悲しいご連絡に、こちらも驚きました。



実はモルちゃんが先日、心筋梗塞で突如亡くなってしまい
本当に突然の事で家族一同その事実を受け入れきれず
深い悲しみを背負っていました。
先住猫のニケも、仲良しだったモルがいなくなってしまい
戸惑っているように見えます。



モルが旅立ったのは今月28日(月)です。
前日まで元気な姿を見ていたのですが、
朝に冷たくなっているのを発見して、
すぐかかりつけ医に連れて行きそこで診断を受けました。



モルの事を思い出すと涙が止まらず前に進めずにいました。
そこでかなり悩んだのですが、
新しい子をお迎えしてモルの分まで一所懸命育てて
歩んでいきたいと家族で話し合い決め、
ご連絡をさせて頂きました。

前に進むために、ご家族でがんばれるように
新しい子を迎え入れる決心をされたようです。

愛しい子を亡くしたときに、
中には飼わない選択をされる方もいらっしゃいます。

次の子を迎える迎えないに関しては
何が正しいとか正しくないとかの話しではなく
それぞれのご家族で話し合って、ご自分たちの心にまっすぐ向き合って、
どうするのかの道を決めていけばいいのではと思います。

ただわたしはどの道を選んだとしても
ご家族が笑顔でいられることが供養になると思っています。
たくさん泣いて・・・また笑って過ごせたらいいですね。

今回は、モルちゃんもきっと望んでいると思います。
新しい家族を迎えることで、
たくさんモルちゃんのことも思い出すだろうと思います。
こんなことしたらモルちゃんは喜んだねとか、
こんなとこ隠れちゃったよねとか
今度の子は、こういう遊びをするんだねとか
そのとき、必ずモルちゃんの姿もみなさんの脳裏に浮かび上がると思います。

姿は見えなくなりましたが、ずっといっしょです。
至る所につけられたモルちゃんのいた証。
みんなでもう一度、なぞっていくんだと思います。

その後の譲渡会で、モルちゃんが新しい縁をつないでくれました。
きっと、向こう側の世界から
モルちゃんがテレパシーで交信してくれたんですね。

私の次の子はこの子だよって・・・💖

コロナ禍のときにやってきたモルちゃん



悪霊退散、悪い物をきっとみんな持って行ってくれたんじゃないのかな。
アマビエの頭文字からアンコちゃんって仮の名で呼んでいました。



短いけれど、間違いなく懸命に生きて里親さんたちの心を
癒やしてくれました。


ありがとうね。えらかったね。



またいつか会いたいな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひまわりの花の中を行く

2025-08-03 03:34:58 | 空に還った猫たち犬たち
7月28日、行政からの依頼が入りました。
どこかの学校に生まれたての仔猫たちがいて、引き取りに出されたそうです。

ミルクは勢いよく飲んだと聞きましたが・・・たぶんそれは
最期の力を振り絞ってのことだったんでしょう。
お迎えに行った時には、2匹はもう力尽きそうな様子で、
職員さんが、置いていきますかと・・・。

車を出してくれたスタッフさんから、車中で亡くなってしまったら
どうしようと不安いっぱいな連絡が入りました。

いえいえ、引き取ると決めてお返事したときから
どんな状態だろうと、置いていく選択肢などあるはずもありません。
生かすことに尽力できる預かりスタッフさんに頼みました。
看取る覚悟も持ち合わせてくれています。
極小ミルク飲みを育てることができるのはこの人しかいないと
そう考えて連絡をしました。
待っててくれます。
一縷の望みとともに、仔猫たちは彼女のお家に届けられました。

すでに、ひまわりの品種から愛らしいお名前が用意されていました。
猫と暮らす会の船に乗った新しいメンバーです。



モネ・小夏・サンシャイン・スマイル





スマイルはがんばっていて、徐々に大きくなっています。

命の長さは私たちにはわかりませんが、神様が与えた寿命を
精一杯生き抜いてほしいと思いました。



がんばっていたのですが、引き取った当日の7月28日
日付を越えることなくモネが還っていきました。



その後、残された時間はあとわずかだと連絡をもらいました。
ミルクを飲んでくれたんですが・・・。



小夏、そしてサンシャインは7月30日に逝ってしまいました。




次々と・・・。

以前ならガスで処分、今でも安楽死かそのまま看取られることなく
自然死?病死?
そういう悲しい終わりを迎えさせたくないという深い想いから
ギリギリの子たちを受け入れてくれました。

スタッフさんが逝ってしまった子たちを丁寧に洗って、
ふかふか、ふわふわに乾かし
かわいい姿にしてお見送りしてくれます。



今回の3匹は青い空に映えるひまわり畑を駆け回っているかもしれません。



目も開いて、いたずらも絶好調、元気に走りっこしているのかな。
太陽がまぶしいね。

あのね、大きくなった姿を見たかったよ。
毎晩、預かりスタッフさんたちから、
楽しい解説と写真が送られてくるんだよ。
貴方達の成長の様子も知りたかったよ。

神様が決めたことだからしかたないけど
もっともっと時間がほしかったです。

だから・・・・少し休んだらまた戻っておいで
待ってるからね。

****************************************************

みなさんにお願いです。
たかが猫1匹とあなどることなく、
野良ちゃんには避妊去勢の手術を考えてください。
オスでもメスでも・・・手術が大切です。

繁殖を防ぐこともできます。
手術した子も、生きていくのが楽になります。
手から零れ落ちてしまった一滴を見て、涙することがなくなるように。
大切なことなので、繰り返し何度も伝えようと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とある現場のパパ猫くんのこと

2025-07-18 00:04:51 | 空に還った猫たち犬たち
猫の世界の血縁関係をいちいち人間社会に置き換える必要もないと
わかってはいるのですが・・・。

昨年の9月のことです。
餌をあげているという方から相談がありました。
『近所で野良猫が子どもを産み、
かわいそうなので捕獲していただけないでしょうか』

スタッフさんが対応してくれました。
お隣の方といっしょに餌をあげていたそうです。
餌だけあげるのはNGだとお伝えすると、お腹がすいてて気の毒だったからと。
出産したママ猫が、子猫6匹におっぱいをあげる姿を見て、
かわいそうだけではなく、初めてまずい!と感じたのかもしれません。

担当スタッフさん、
お電話でママ猫の手術と子猫の保護の話しをしてくれました。
もちろんママ猫の手術代金、子猫のワクチン・駆虫の費用を
相談者さんが負担してくれることをお約束をしての話しです。

さっそく現場に向かってくれました。
確認したところ、ママも子猫も隣家のブロック塀と家のトタン塀の間に
挟まるように隠れていたそうです。



ガリガリに痩せたママをちゅーるで油断させて塀の上から手を伸ばして捕獲。
野良猫とは思えないほど慣れています。

子猫たちは草木の中に入り込んでしまったそうです。
許可をもらってそこに入ることを決めますが
木が邪魔をしていて人間が入っていけなかったようです。
これまた許可を得て、ゴリゴリと木を切って・・・
そこから進んでいったみたいなんですが、
後から木まで切った話しを聞いて、めちゃうけてしまいました。

やんちゃすぎる😂😂

トタン塀の下5センチくらいの隙間から中に入ってしまった子猫を
ちゅーるで誘い出し、時間をかけて1匹ずつ保護していったようです。



最後のいちばん警戒心の強い子猫が出てこなかったのですが
ここで、もうひとり別のスタッフさん参上です。

トタン塀の向こうが、隣家の中につながっていることに気づき
そちらのお宅にお願いして入れてもらいます。
土間の荷物を片付けていたら、子猫発見。
無事に御用となりました~✨と連絡をもらいました。

こうしてママと6匹の子猫たちは1日で保護できてしまいました。

それからは・・・
子猫を預かってくれたスタッフさんが、一生懸命育ててくれました。
駆虫したりワクチン接種したり、慣らしたり・・・
その後もいろいろと、紆余曲折ありましたが、
現在はママ猫も子猫たちも、みんな無事に譲渡できて幸せに暮らしています。

今回は、その続きの話しです。
この6匹のパパ猫くんと思われる猫の相談です。



しばらく餌を食べに来ていなかったけれど、久しぶりに現れたパパ猫くんは
顔の傷が化膿しているから、捕獲して治療して自宅で飼いたいと・・・。

捕獲器を貸し出して無事にパパ猫くんが捕まりました。
幸せなこれからが待っていると思えたのですが
間に合わなかった、つまり手遅れ・・・だったんです。
7月10日のことでした。

顔の半分が崩れて手当ができず、先生とも相談して安楽死を選んだとのこと。
苦しい決断だったと思います。

安楽死はときに優しい選択だと思います。
その子のことを思って選んだものなら、最良だと思うしかありませんが
同時に苦しかったと思います。

相談者さん、お家の子にしてもいいとまで考えていましたから
間に合わなかったこと、助けられなかったこと
きっとずっと澱のように心の底に残るんじゃないのかなと考えると
なんと言葉をかけてあげたらいいか・・・。

そしてこの相談者さんを担当してくれているスタッフさん宅で
お家の子として迎えてくれているのは、
秋にやんちゃぶりを発揮して保護した6匹の中の1匹。

つまり、今回安楽死したのは担当スタッフさんが
お家で迎えた子のパパ猫くんだということ。

1匹の雄の野良猫が旅立っていき、そこに関わりました。
でもただの雄猫ではなかったというのは
何か意味があるのかもしれないですね。

顔に大けがをして、ようやく相談者さんのところに戻ってきたパパ猫くん。
最後はこの場所に戻ってきたかったんだね。



その魂がどうか安らかでありますように・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスピーに起きた悲しすぎる出来事

2025-07-14 23:43:59 | 空に還った猫たち犬たち
クリスピーが会の子としてたどり着いたのは7月8日のことでした。
行政窓口の子猫の引き取りは12時まで。
その時間ギリギリに持ち込まれた子でした。



クリスピーがいた場所には元々3匹いたそうですが、
2匹はすでに亡くなっていたそうです。
この子もわずか96グラム。



それでも兄弟たちの中で唯一生き延びた子だから何とかならないものかと
他の子の分までと思うのは当たり前なんですが・・・。

預かりスタッフさんがお迎え時点で、あれ?と思うことがありました。
少量の出血とともに2匹の虫が出てきたんです。



これはなんですか?
うりざねですよねと質問が来ました。
一瞬、うりざねではないよなぁと思ったんですが・・・。

それからはクリスピーの身体に起きている異変に気づくことができず・・・。
クリスピーは翌日還っていきました。

以下はお世話していたスタッフさんからの大切なメッセージです。

クリスピー、思ったより酷い状態でした。
今朝、こんなに壮絶なら安楽死の方が良かったかもと、
Mさん(いっしょにミルクをあげてくれた別のスタッフ)に話していました。
クリスピーは苦しかったんじゃないかと、涙が出てきます。

綺麗に洗って乾かそうと、タオルで拭いていたら、
お耳のところから赤いあと。
いつもお耳に水が入らないように洗うので、ノミフン?と思って、
もう一回洗うと、お耳からどろっとした物が。
耳の中にウジ虫がたくさんいました。


この4倍は虫がいたそうです

骨が出るほど侵食されてました。



お耳の中は腐敗臭がすごいです。

どれほど苦しかっただろうか、怖かっただろうと思いますが、
この子は確かにMさんと私からミルクを飲みました。
あったかい体で生きてたし、動いてました。



これは氷山の一角。
クリスピーはまたいろんな事を教えてくれました。
これが現実です。

耳の中からピンセットで全部のウジを取り出したそうです。
そうぜずにはいられなかったという話しは
涙無しでは聞くことができませんでした。
どの子が亡くなっても涙しますが、正直今回ばかりは
どこにぶつけていいのかわからない憤りもあって
こんな酷いことって・・・。

でもクリスピーのお耳からすべての虫を出し終わったとき
クリスピーのお顔が安らかになった・・・そうも話してくれました。

みなさんにお願いがあります。
野良猫というくくりで生きている子はたくさんいます。
もし妊娠しているかもと思われる猫がいたら
手術を考えてあげてください。

関係ないってどうぞ思わないでください。

自分の町の自分たちの暮らす場所で、こんな風に死んでいく子は
きっとたくさんいるんだと思います。

見えてないだけ、知らないだけかもしれませんが
考えられる人や心ある人はぜひ協力してください。

また、餌だけあげていいことをしたと思っている人は、
その罪深い行いを考え直してください。
ご飯をあげることと、手術は絶対的にセットでないといけないわけです。

糞尿害でクレームを言われるのなら、猫たちを守るために
トイレを設置するなり近隣のゴミを拾って歩いてください。

こんな悲しい亡くなり方をする子がいなくなるようにと願うばかりです。



クリスピー
兄弟たちと同じ舟で旅立てますね
悲しすぎる運命を背負わされたけど、たぶん私たちの前に
何かを伝えるために現れてくれたんだと思います。

わたしたちは考えられる限り、
真剣に考えないといけないんだと思います。
ありがとうね
絶対に忘れないよ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ととのうくん☆またね

2025-07-14 15:01:30 | 空に還った猫たち犬たち
7月3日に会にたどり着いた小さなキジ白の男の子
ちいさな『ととのうくん』は3日後に還っていきました。

わずか3日でしたがそれは神様がととのうくんのために用意してくれた
大切で愛おしい時間です。
ドラマの主人公のお名前をつけてもらいました。

たった1匹で路上に転がっていたそうです。
ママがどこかに移動する途中でこぼれ落ちてしまったか
人為的にそのあたりに捨てられたか・・・

というのも7月1日にほんの少し離れた場所で同じ柄の子猫が
見つかり、警察官も現場検証に来ていたそうです。

誰かに捨てられたにしても、
ママの搬送途中咥えた口から転がり落ちたにしても
この子の命をもし助けられるとしたら、猫と暮らす会しかないということで
行政からバトンを渡されました。
わずか86グラム



ミルク飲みのベテランスタッフさん
もしダメだったとしても、自分のところで看取りたいと言ってくれました。
行政窓口までお迎えに急ぐスタッフさん
受け取ってミルクをあげてくれるスタッフさん
そして、最終的に受け入れてくれるスタッフさん。
連携してつないでいきます。
家族や別のスタッフさんたちの力も借りて
何としても助ける方向で考えてくれているのが嬉しいです。

助けるというのは、なにも大きくすることだけじゃないと思うんです。
その子がわずか数日いえ数時間で逝ってしまったとしても
助けようとしたかどうかが大切で、生きた証は必ず残してくれるものです。

ととのうくんを預かってくれたスタッフさんからです。

来たばかりはごくごく飲んで、なんとかいけるかな?と思いながらも、
身体があったかくない違和感がずっと続いていました。



Mさん(いっしょに交代でミルクのお世話をしていたスタッフさん)とも、
冷たくもないけど、温かくないねと話してました。

今朝ミルクを拒否した時から、だんだん飲み込みが悪くなっていきました。
これは何かあるかもしれないけれど、できることを繰り返すだけと、
シリンジでチビチビと強制を続けてました。
体重は変わらずキープのままでしたが、最後の最後まで、
オシッコは出てました。
ととのうくんの身体の中で何が起きていたのかわからないけど、
内臓が冷えてしまってたのは戻せなかったのかな。

小さな体で精一杯鳴いて、頑張って偉かったね。
可愛いととのうくん
大きくなったらまん丸お顔が、もっと可愛いくなったよね。



うちにきてくれてありがとうね。
ととのうくんと過ごせて良かった。
ゆっくり休んでね。



ととのうくん
またいつか会いたいな。
Uさん、きれいなお花を今回もありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぱるちゃん☆またね

2025-07-07 18:43:01 | 空に還った猫たち犬たち
ぱるちゃんの悲しい報告をいただきました。
ぱるちゃん、闘病生活を送っていたんですね。

ぱるちゃんを預かっていたスタッフさん
思い入れのある子だったということで、かなりショックだったようです。
わたしが何か書くよりも、スタッフさんと里親さんの想いを
そのまま掲載しておきたいと思います。



2017年1月に譲渡したぱるちゃん(旧 風→りん)亡くなったそうです。
一路順風シリーズです。

早すぎるお迎えに茫然…残念でなりません。
風ちゃんは未だ思い入れのある子で本当に本当にショックです。

私はまだ点滴もできない頃で、
具合が悪くなった風ちゃんをそらまめさん宅へ移動して、
回復後りんちゃんに改名しています。






ぱるちゃん・キュンくん(預かりスタッフさんのお家の子になりました)
イールくん(2020.6.26逝去)

兄妹でいちばん小さくて心配した分、可愛さもひとしおでした。
初めてのカビも風ちゃんだったな。
この子のことは一生忘れないと思います。



頑張った風ちゃんを褒めてあげたいです。
ご冥福をお祈りします。

ぱるちゃんの里親さんからです
何度も書き直して送ってくださったようです。

こんにちは。



6/24   ぱるちゃん虹の橋を渡ってしまいました🌈
5/16 いつもと違う吐き方で食欲も無く通院。点滴。
翌日も良くならず血液検査の結果、急性腎不全で即入院。
病院でおしっこ出ず、最期は家でと18日退院。
家に帰ってからおしっこが出始め、
毎日の通院の度にお水を飲むようになったり、
爪とぎするようになったり、毛繕いも復活、
おやつ、ごはんも少しずつ食べるように!

6/1 検査結果が良く、次は1ヶ月後の血液検査でいいよと!
先生も驚きの回復でした。
ぱるちゃんの頑張りと先生のおかげ。
今までの尿路の療法食と腎臓の療法食を併用していたのですが…

6/18 あれ?ちょっと変?と思い通院。
翌日の血液検査で再発がわかり、
2度目の回復を願って通院しましたが今回は回復出来ず、
24日 14:53 亡くなりました。

40日間の闘病でお世話をさせてもらえて、
ぱるちゃんとのお別れを少しずつ受入れられた気がします。
闘病中、8年目にして初めて布団に入ってくれて喜ばせてくれたり
お父さんの膝はくつろぎたい時のクッション、



お腹が空いた時遊びたい時はお母さん、上手く使いこなしていました😸

きれい好きなぱるちゃんは大量の毛玉を吐き出すのが得意
ごはんより遊びがいい8歳笑
お母さんのおしゃべりを誰よりも聞いてくれて、秘密を守ってくれました笑
本当に手のかからないかわいらしいこでした。



8歳…早過ぎるけど、想い出はたくさん残してくれました。
ぱるちゃんに出会えて幸せでした。
Nさん(預かりスタッフさんのこと)と暮らす会の皆さんには
とてもお世話になりました。
本当にありがとうございました。

なかなか連絡出来ず、書いては消しての繰り返し…
私達の想いが伝わると嬉しいです。



お花のお供え届きました💐
ご丁寧にありがとうございます



何をしていてもぱるちゃんが思い出されて困ります😿
天使のぱるちゃんがいつでも帰って来られるように、前向きに…
なれるかな…
頑張ってみます🐱

わが家では最強保父猫のしまちゃんに甘えて、
体調不良も治っていきました。

ぱるちゃん、またね
また戻ってきてね
きっとお父さんお母さんはあなたのことがわかると思うから・・・。
きっと見つけてくれるから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フリーレン☆またね

2025-07-01 21:39:22 | 空に還った猫たち犬たち
行政から、すでに衰弱している子猫たちの引き取りの打診がありました。
6月23日のことです。
もう、猫と暮らす会でも入れるだけのスペースは正直厳しくて
ただ、無理をすればなんとか・・・という状況でした。

預かりスタッフさんにかなりの無理を強いていると思うのですが
それでも、もしできることならと・・・。
猫移動して、席を作ることを考えました。

みんな、そんなわたしの気持ちを十分すぎるほど理解してくれています。
快諾してくれて、すぐに動いてくれました。
こうして衰弱兄妹たちを受け入れることができました。



弱り切って痩せた身体でしたが、何とかなるかもと思いましたが
フリーレンと名付けたシャム風の女の子が
離乳食もミルクもなかなか受け付けることができません。
飲み込む力がすでに弱くなっています。
本来なら500グラムくらいあってもいい身体でしたが
体重は297グラムです。
ガリガリの激痩せでした。



お世話してくれるスタッフさん宅で、かなり苦戦していました。
ノミ糞も酷く、貧血も進んでいただろうし
かゆくて眠れない毎日だったと思います。

必要なら入院も視野に入れようと考えていました。
でもほんの少し、目に力が戻ってきたような感じもしていたので
復活できると考えていました。



翌日の6月24日
スタッフさん宅で夕方かなりまずい状態だと報告が入り
病院に走ってもらいましたが、結局車中で
フリーレンは旅立っていきました。



猫と暮らす会の子として天に還っていけましたが
もしかしたら、もう少し配慮ができていたなら
助けてあげられたのかもと思う部分もあって、
フリーレンにも預かってくれたスタッフさんにも
申し訳ない気持ちも残っています。

つまり、わたしが思っていた以上に、
この子の身体は深刻だったんだと思います。
見極めることができなかった自分が悔やまれます。
助けること、助けきることの難しさを痛感させられました。

スタッフさんの手できれいなお花で飾ってもらって
お別れしてきたという報告に、少し救われた気がしました。



この子たちは3匹で見つかったそうですが、
すでに1匹は亡くなっていて
弱った負傷の猫として搬送されたそうです。

その現場をわたしは知りませんが、母猫とはぐれたのか
置き去りにされたのか、小さな幼子たちがどんな風に、
幾晩過ごしていたのかと考えただけで胸が苦しくなります。

運命はときに、奇跡だとみんなが賞賛するような物語にもなり
ときに、悲しくて恐ろしい石のつぶてを降らせたりもします。

フリーレン
1匹生き残った兄弟のこと、どうか見守ってね。
そして、ゆっくり休んだらまた戻ってきてね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミミちゃん☆またね

2025-06-28 23:59:54 | 空に還った猫たち犬たち
保護した当時、あまりにかわいらしい子で
覚えていますというスタッフもいました。
可愛いお名前つけてもらったんだなぁってわたしも覚えています。



2017年の12月に譲渡したミミちゃん
若くして慢性腎不全を患い、闘病生活を送っていたことを
ミミちゃんが逝ってしまったことを告げるお便りではじめて知りました。

以下は里親さんからのものです。

ミミが慢性腎不全で昨日旅立ちました。



7歳と10ヶ月でした。





今月初めに吐血してからは満足に食べられず、とても苦しい日々でした。
最後は看取ってあげる事ができました。

2年半の補液、投薬生活、その痛みからも解放されて、
今きっと喜んでいると思います。
頑張ったミミを誇りに思います。
素敵なご縁をありがとうございました。



人間で言えば10年以上の闘病生活だった、
と動物病院の先生から言われました。
本当に頑張ったと思います。

残されたフクがミミの気配がなくなって、戸惑っています。
もともとニャルソックは好きでしたが、
ここのところずっと外ばかり眺めています。

これからはミミがいない日常に人間も猫も慣れていかないといけないですが、まだまだ時間がかかりそうです。

ミミは、フクがエサにがっつくのを遠慮して譲ったり、



爪切りの時に暴れたりするのを心配そうに見ていたり、



そばにいてほしい時にそっと寄り添ってくれたり、とても優しい猫でした。



いなくなってから、その事に気付かされました。
その優しさにあぐらをかいていました



もう一度会いたい、叶わない願いですが、
その悲しみも含めて自分の気持ちに素直に向き合っていこうと思います

猫と暮らす会の皆様、日々お忙しいとは思いますが、暑さ厳しい時、
お身体に気をつけて、これからのご活躍を祈念しています。
ありがとうございました

ミミちゃんが旅立ったのは6月17日のことです。



火葬した日は青空が広がり、
ミミちゃんは本当にお空に還っていったんだと思ったそうです。



闘病生活、よく頑張りました。
可愛いだけじゃなくて、生きることにも精一杯の素敵な子でした。



ミミちゃん、またいつかね。
またお父さんお母さんのいるところに戻りたいよね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

交通事故のすずちゃんのこと

2025-06-27 21:57:04 | 空に還った猫たち犬たち
6月1日の夜のことです。
マール君ティアラちゃんエル君の里親さんから緊急案件です。

遠方で暮らす娘さんを駅まで送る道すがら
何かを見つけて・・・あわてて引き返したそうです。

見つけたのは事故で轢かれた瀕死のサビの子猫です。
娘さんが自分のパーカーを脱ぐと子猫を包み、
もう一度家に帰ろうとお母さんに言ったそうです。

自宅に戻ってすぐに連絡をもらいましたが・・・



開口呼吸になり息を引き取ってしまいました。
22:53のことでした。
連れ帰ったときにはギリギリのところだったんだと思います。

目立った外傷もなく、ただ口から血を流しています。



内臓のどこか、損傷していたかもしれません。

5月6月7月はこうした猫たちの事故が非常に多いです。
野良猫と呼ばれる子たちは、まず生後1歳までの生存率が低く
病気、事故などで亡くなります。

そこを過ぎると生きる知恵が身につくというか、
用心深く生きていけるということでしょうか。

親からはぐれた生後2~3ヶ月の子猫たち
ひとりで生きるには過酷すぎる現実が待っていますね。

大きくすることはままなりませんでしたが、
助けてくださってありがとうございます。
生かすことができなくても、そこは結果で
助けたことに代わりはありません。

すずちゃんというお名前をつけてもらって
お庭のお花もたくさん入れてもらいました。



猫仲間のIさんが斎場に連れていってくれました。
すずちゃんの魂は浄化されたと思います。

娘さんは結局その日のうちに電車に乗ることができなくなりましたが
助けない選択などなかったはずです。
迷いもなく、抱き上げてくれたことは尊いものです。
すずちゃんにも、そのぬくもりが伝わっていたはずです。

目には見えないものですが、こういうことが自然体でできてしまえること
そういう娘さんを育てたことは、お母さんにとっても誇りですね。
こうした話しをうかがうと、いつもほっとした気持ちになります。

すずちゃん、大変な目にあったけど
最期に素敵な出逢いもあったね。
少し休んだらまた戻っておいでよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

交通事故の猫さんのこと

2025-06-27 18:55:08 | 空に還った猫たち犬たち
脱走したブルーナ(ブーちゃん)を探すのに、
近隣にお住まいの里親さんたちにも連絡を入れて
もし見かけたら教えてほしいとお願いしていました。

ブ-ちゃんは無事に見つかって、その後の血液検査などにも異常は
ありませんでした。
少しずついつもの日常が戻ってきているようです。

さて、その捜査中に
同じ町内で交通事故で亡くなっていた猫さんを見つけてくれたのが
やっしー君くっしー君の里親さんでした。

違うかなとも思ったそうですが、万が一もあるので
しっかり確認しようと拾ってくれました。

キジの可愛い女の子でした。
まっすぐ尻尾で耳カットは無し
若い猫さんです。

5月19日
舘山寺街道沿い、マクドナルドと宝生堂時計店の
間くらいのところだったそうです
お花をたむけてくださいました。



ブルーナの捜査のことが無かったら、
この子に気づかなかったかもしれません。

袖すり合うも何かの縁という感じでしょうか。

心ある方に拾ってもらえて、後続車に何度も轢かれてしまうという
悲しい目にあうことがさけられました。

時間が経ってしまいましたが、このキジの女の子のことも
忘れてはいけないことですから、記録しておこうと思います。

人知れず、逝ってしまう子は後を絶ちません。
誰のところに産まれて誰に見つけてもらって、誰のうちの子になれるか
できることなら、佳き縁で結ばれてほしいと思います。

さて、この子を見つけてくれたやっしー君くっしー君の里親さん
実は庭に来る通りすがりの猫君を捕獲しようとがんばってましたが
どうやら大きな雄猫君



場所移動したようで、最近姿を見せないとか。
しばし気長にがんばりますということです。

DIYで部屋続きに改装した物置から、外を眺めるくっしー君と
とっしーちゃん。



君たちは幸せ猫だね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タビーくんのこと

2025-06-26 22:45:54 | 空に還った猫たち犬たち
昨年2匹の猫を譲渡した里親さんが
賛助会員の申し出をしてくださいました。

風花とライムを譲渡して頂いてから、
何かお手伝い出来ることはないかと思っていた所、
賛助会員というものがあると知って、申し込んでみようと思いました。
どうすればいいか、教えていただけますでしょうか。

ありがたい申し出でした。
それとは別に、別の猫ちゃんのことが綴られていました。

先日、出掛けた帰り道に、車に轢かれたと思われる猫ちゃんを保護しました。
残念ながら助けることは出来なかったけど、
動物を保護するってこんなに大変なんだと痛感しました。
会の皆さんは本当に凄いです。
頭が下がります

車に轢かれた猫ちゃんは、未去勢の若い男の子でした。
痩せていなかったので餌やりさんがいたのか、
お家を出入りする子だったのか。

思い付きですが「タビー」と名前をつけて斎場へ連れていきました。
安らかに眠ってくれるといいです。

その後、こちらの里親さんとお話する機会がありました。

交通事故で倒れてる猫と目があったそうです。
運転中だったにもかかわらずです。
呼ばれたのかもしれませんね。

引き返して、連れ帰ったものの・・・
命は繋がらなかったと話してくれました。

助けようとしてくださったこと、タビーくんに代わって
お礼を伝えたいと思います。
最期が優しい人に見つけてもらえて本当によかったです。

事故に遭った野良猫のために、いったいどのくらいの人が
引き返してくれるんだろうかと思います。

なんとなく思いつきでつけた名前ですとおっしゃっていましたが
この子はただの野良猫ではなく、タビーくんとして
還っていくことができました。

世の中まだまだ捨てたもんじゃないと思うことができます。
タビーくん
君の最期に見た人が心のきれいな人で良かったね
君が向こうに行くときにそばにいてくれたのが優しい人で良かったね



気持ちを・・・こうして行動に移せる人こそが本物だと思います。
風花ちゃんとライムくんのおかげなのかもしれません。

愛すべき猫たちは、
人の中に眠っている何かを
目覚めさせる大きな力があるのかもしれませんね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なみちゃん☆またね

2025-06-24 20:22:37 | 空に還った猫たち犬たち
5月15日、3匹の仔猫たちが処分されても致し方無いと
行政に連れてこられました。

わたしたちもかなり席がうまってきていて、相談されたり依頼を受けても
すべてを助け出すことができません。

その日も、どこに受け皿を準備したらいいのか悩みに悩んで
すでに4匹の子猫をお世話してくれているスタッフさんに
さらに3匹受けられるかを打診しました。

預かりスタッフさんたちはみんな、ギリギリまでがんばってくれます。
最後の砦だと思えばこその無理をしてくれます。

そういういきさつで、まだ200グラム台の
ミルク飲みたちの行き先が決まりました。
可愛い仔猫たちでした。



毎日おしっこをトントンして、
3~4時間おきのミルクタイムがスタートします。
最初は順調に育っていました。





安心して毎日の報告を見ていたんですが・・・。
まず体調を崩したのは男の子たちでした。
唯一の女の子のなみちゃんだけは、何とか無事に過ごせていましたが
徐々に、嘔吐したち下痢したりを繰り返しています。

感染症も心配しましたが、そこは問題なく
胃腸障害という診断です。
吐いて苦しそうな子猫を見るのは、いたたまれないものがあります。
胃腸を休ませた方がいいのか、少しでも栄養のあるものを与えた方がいいのか
だんだん迷路に入ってしまいます。

点滴しながら、吐き気止めを注射してもらいながら、整腸剤を与えながら
スタッフさんもなみちゃんもいろいろがんばっていたんですが、
6月9日の深夜2時半、天に還っていきました。
650グラム。
連れ帰ったときの3倍ほどになっていましたが
なみちゃんに与えられた時間はここまでだったんですね。

わたしたちは産まれたときから、どこかで死ぬ運命です。
それはすべての生きとし生けるものすべてに共通の運命です。
誰にも逆らうことのできないことで、
どんなに悲しくとも受け入れなければいけないことなのです。

一生懸命が通じなかったことが悲しくて残念で情けないですが
なみちゃんの死を大切なひとつの教えとして
刻んでいかないといけないですね。

どの子も、最期の最期まで生きようとしています。
その姿は凜として美しくてけがれなきものです。



がんばったなみちゃんをたくさん褒めて、見送るしかありません。
向こうには、暮らす会から旅立っていった仲間たちが大勢います。
賑やかに迎えてくれてると思います。



なみちゃん、少し休んだら必ず戻っておいでよ。



またね、またいつかね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロザリーちゃん☆またね

2025-06-24 13:53:08 | 空に還った猫たち犬たち
猫と暮らす会を立ち上げてすぐのころ、2011年の話しです。
とある公園の野良猫たちの手術に取り組んでいたわたしです。
当時はほぼひとりで捕獲やら野良猫のTNRの対応に現場に行っていました。

子猫が見つかると助けてくれるスタッフさんたちがいて
預かってもらっていました。

とある公園で見つけたのが4匹の兄弟姉妹
名前をベルサイユのバラからもらって名付けました。
ロザリーちゃんはその中の1匹で、小柄でとっても可愛い猫さんでした。



ママは黒白、たぶんお父さんは当時公園に捨てられた長毛のイケメンくん。

スタッフさん、手塩にかけて育ててくれてました。



が・・・あまりのキュートでかわいらしい姿、ちょっとお茶目な性格に
ハートをぶち抜かれてしまったようです。

うちの子にしたいと言われました。
本来預かってくれてるスタッフさんへの譲渡はあまり考えていなかったため
少しだけ迷いましたが・・・。
今いる飼い猫は自分が選んだ子じゃなくて、今回初めて飼いたいと
思える猫に出会いました、お願いします!
とねじ込まれた次第でした。

こうして2011年の11月にロザリーちゃんは本当のお家を見つけました。
家族に迎えられました。



先住猫の(今はもう逝ってしまった)すーちゃんのことが大好きで
すーちゃんも小さなロザちゃんをかわいがってお世話してくれていました。



もう1匹のモッサちゃんとも仲良くなりました。



モデル猫になれそうなくらいふわふわで愛らしいロザちゃん。
汚い空き家の隅っこで産み落とされて、いつ狸やカラスに狙われても
おかしくないような環境からレスキューしてきました。
こんなお姫様猫になれるなんて・・・。




そのロザちゃんが昨年末から体調を崩していることは、
聞いていました。
甲状腺機能亢進症です。
食がなかなか進まなくて、四苦八苦していて何かいいフードはないかとの
相談も入っていました。

薬の影響もあって食欲がなくなり、食事が思うように摂れないことで
貧血なども進みます。
だんだんと回復できる体力もなくなっていったと思います。



6月8日の朝、他の用事で連絡を入れたんですが
ふと、ロザちゃんの動画を送ってくれる?とお願いしました。
優しい手に撫でられて安心した表情の動画をもらいました。



そして、その日の夕方
ロザちゃんが天に還っていったと連絡が。

虫の知らせだったんでしょうか
生きているロザちゃんに会いにいくことはできませんでしたが
朝、動画を見ながらロザちゃんを感じることができました。

13歳と10ヶ月。
ロザちゃんの足跡がそこらじゅうに残っていると思います。
たぶん、いまだに思い出しては泣いてる・・・
と思われるスタッフさんとお嬢さん。



ロザちゃんもお別れはつらかったと思いますが
向こうにはなんと言っても、すーちゃんがいます。
優しくてほんとに面倒見のいいすーちゃんが、
ロザちゃんを迎えてくれてるはずです。

亡くなったらそれっきりじゃないといつも思います。
現世の強い縁は、どこにいっても続くと信じています。

わたしともそれなり縁の深かった子たち。
いつかすーちゃんにもロザちゃんにも会いたいと思っています。

今はまだ同じようにつらい境遇の子たちがいますから
できることはやり続けようと思っています。



ロザちゃんまたね。
本当によく頑張りました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする