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そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

臍ヘルニアで思い出したこと

2025-06-30 06:42:15 | 病気&事故の話し/猫編
現在会には保護当時から臍ヘルニアの猫がいます。
これまでもけっこうな割合でいたのですが、
ひどくなければご理解いただいた方に譲渡して
去勢や避妊の手術の時に同時オペをお願いすることになります。

今回の子猫のヘルニアは、それなりの大きさがあります。



譲渡はすぐにはせず、会で避妊手術をして、そのときに
臍ヘルニアのオペもしようと考えています。

見た目もかわいらしくて、性格も人間が大好きなとてもいい子です。
これ以上大きくなったり、出ている部分に異変が生じないことを
ひたすら祈りながらの子育てです。

だんだんと動きも活発になり、他の子猫と飛んだり跳ねたりして
元気に遊んでいますが、チェックも必要です。
1.5キロ、できたら2キロになれば充分オペができるし
そこまで何事もないことを祈っています。

実は10年前、同じようにかなり大きな臍ヘルニアの子がいました。


アップくんと名付けてお世話していましたが、1キロになったのを
きっかけに、臍ヘルニアの手術をしました。



小さな体で大変な手術をして、うまくいったと思っていましたが
その後体調はどんどん悪化してしまい、結局亡くなってしまいました。

そのとき、アップといっしょに仲良く過ごしていたカールくんが
FIP(猫伝染性腹膜炎)になりました。
当時は、この病名を告げられるということは、即座に
死を意味していました。



手塩にかけた子猫たちを同時に失うことになりました。
徐々に弱っていくのに、なすすべなしの自分がいて
いろいろ考えました。
臍ヘルニアのこと、FIPのこと。
そして、たくさん泣きました。

つらいのは子猫たちなんですが
でも情けないことにいっしょに心が弱っていく自分を感じていました。
日々の仕事、家事、雑事、もちろん猫たちのこと。
当時は猫回りもありました。
逃げ出したいくらいだったけれど、そんなことはできません。

今の自分に至るまでに多くの子たちが教えてくれたことがたくさんあります。
苦しくて眠れない夜と、そんなときでもどういう自分でいなければ
ならないかも、猫たちと向き合いながら学ばせてもらったと思います。

今もっていろいろな病気、けが、びっくりするような現場
毎日毎日盛りだくさんです。
ひとつづつ、仮に丁寧ではないかもしれませんが
考えることをやめないで逃げない自分でありたいと思っています。

臍ヘルニアの手術ができるところまで、無事に育ちますように。
みなさんにも、いい報告ができますように。
お世話してるスタッフさん含め応援していきます。

そして、いろんな相談者さんに対峙しているスタッフさん
現場を抱えるスタッフさん
また現場で当事者としてがんばっている相談者のみなさん。
他の方たちの力を借りてでも
現状を乗り越えられるようにと思っています。

助けてって言えることは悪いことじゃないです。
どうにも無理をしていると思ったら、ちょっと止めに入るつもりでいます。

保護した当時のアップくん
わが家に連れ帰った時のカールくん

臍ヘルニアでアップとカールを思い出しました。
もう10年が経つんですね
光陰矢の如しです。

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馬尾症候群のレオくん

2025-02-05 21:27:15 | 病気&事故の話し/猫編
昨年10月30日
ルルちゃんを譲渡したMさんから
担当したスタッフさんに緊急で連絡がありました。

近くの用水路でまだ小さな子猫を拾ってしまって
今後の相談をしたいという内容でした。



すでに受診などして、ひととおりのことは終わっていました。

息子さんが猫アレルギーであること、
あまりに小さくて飼育できるか
自信がないことなどの理由で会でお預かりすることにしました。
預かり費用もご負担くださるとのお話でした。

子猫は400グラムです。



前日からずっと泣いていて、声をたよりに探し当てて助け出したそうです。
用水路に落ちて、そのまま人知れず命を落としても不思議はなかったのです。

もともと、譲渡したルルちゃんは
Mさん宅で飼うために迎えに来てくださったのですが
息子さんのアレルギーで泣く泣くあきらめようとしていました。
でも、どうしても手放せないと、それではお母さんのところで
飼うことはできないものかとご実家を頼った経緯がありました。

自分が自宅で飼うことが難しいことはわかっていても、
助けずにはいられなかった・・・見捨てるなんてできなかったんですね。

助かるときって、一見無謀かもとか、無茶してとか
そういうことだと思うんです。
冷静に先の判断なんてしてたら、繋がらないことってあるあるだと思います。

そしてこの子は無事にスタッフさんのお宅に移動になりました。
当時はダヤンくんと呼んでいました。
ベテランのスタッフさんですから、もう安心です。



ところがところが・・・
2日後にうんちがきちんと出し切れず垂れてしまっていること



出した後、肛門が開いたままなこと



気づいてすぐに受診してもらったところ
馬尾(ばび)症候群だと診断されました。
まさにしっぽが馬のしっぽのように垂れ下がっていることから
この名前がつけられました。

これまで、後天的なケースでこの病名を言われた子たちを知っています。
譲渡した里親さんたちからの連絡でわかったり
レスキューしてわかったケースもありました。
大人猫たちばかりです。
断尾手術をした猫もいましたし
尾のもともと短い子は、おしっこに問題が生じて
オムツを使用した猫もいました。

こんな小さな子猫が・・・・と驚きましたが
先天性なのか用水路に落ちたときの何かなのか
馬尾症候群だと譲渡がかなり難しくなってしまいます。
ともかく保護してくれたMさんに伝えました。

はじめはかなりショックを受けていました。
でも真剣に考えてくださいました。
ご実家のお母さんにも相談されてましたし、
ご主人から電話もいただき、状態や今後考えられることをお話しました。

結論は、少し大きくなるまで会でお世話して
ご実家のお母さんが飼ってくださるということで
ダヤンくんの将来が保証されるという、非常に嬉しい内容になりました。

そして、途中お世話しているスタッフさん宅にもお母さんとともに
いらしてもらって実際を見てもらったり
必要なものを購入してもらったりと着々と準備が進んでいきました。



名前もレオくんに変えました。
強い子に育つようにとの願いが込められているそうです。
王者の名前ですね。

ワクチン接種してからの移動という話しでまとまりました。
他の猫とも仲良く遊ぶし、元気印のとってもいい子です。
お目々もくりくりで日に日にかわいらしく育っていきました。

そのうち、おもらししてたうんちも少しずつ改善されて
肛門にひっかっかたうんちを、たまに指で押し出してあげれば
あとは問題なさそうな感じです。

預かりスタッフさん、難易度の高い子猫でしたが少しでも飼いやすいように
少しでも症状が改善するようにと、日々がんばってくれていました。

もちろんレオくんの運動量が増えて、
他の筋力ができあがってきたおかげもありますが、
病名を告げられたときより、かなり飼いやすく
先行きも明るくなっていました。

そして、年末
ご家族皆さんでお迎えにいらしてくださいました。
新たなるページを開いた瞬間でした。

預かっていたスタッフさんはもちろん、毎日毎日
どうなることやらと報告を見ていたわたしたちも
うれしさと淋しさと、やれやれのほっとしたような安心感と
今後の病状のことなどを考え
複雑に入り混じった気持ちだったと思います。



お母さんのところの様子もお知らせくださって、
他の子たちを送り出すトライアルと変わらない出だしでした。
その後2回目ワクチン接種も終わりました。

用水路から拾い上げてすぐに受診してくれた時点で
愛情も責任感もあるしっかりした方だとわかってはいましたが
難易度の高い子猫を果たして今後お世話して行けるのかと
漠然とした不安がなかったわけではありません。

でも、習うより慣れろですね
お母さんも本当にしっかり見てくださってありがとうございました。

病院もしばらくは、
会でかかっていたところに行ってくださることに。
そして先生から、この感じなら断尾手術をしなくても
いいのではないかと言われたそうです。

多少なりとも尾っぽが上がっている写真もいただきました。



完全に治ることはありませんが、ぶら~んとした状態のままでは
なさそうです。



レオくんは、一生分の力をふり絞り大きな声で助けを呼んで
その先にいたのがMさんでした。
Mさんで本当に良かった・・・。



目に見えないけれど、用水路から引き上げてくれた手は
まさにこの子にとって神の手だったと思います。



わたしにとってもたぶん忘れることのできないストーリーとなりました。
預かりスタッフさんの献身的なケアも、
逃げることなくまっすぐに向き合ってくれたMさんご家族にも
心打たれるばかりです。


ハナちゃんは上から見ていますね

ルルちゃんはかまってくれるようです。

レオくん
ママから離れ用水路に落ち、病気がわかり
いろいろあったけど、だからこその幸せが待っていたね
今度は君がみんなの心を明るくする番だよ
お姉ちゃんのハナちゃんルルちゃんとも仲良くね♡



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ふく君の異物誤飲

2025-01-21 01:07:01 | 病気&事故の話し/猫編
昨年7月の初めに相談を受けて
里親探しに向けていろいろアドバイスしていた黒白ハチわれのふく君。



結局預かってお世話していたお母さんが手放すことができなくなり、
ご自宅に迎えることを決意されました。



その後も譲渡会場に何度か足を運んでくださっていました。



フリマスタッフさんのおもちゃ購入と、スタッフさんとの
おしゃべりを楽しんでいらっしゃいました。



そのふく君
年明け早々、寒川神社の絵馬で遊んでいて気付くと
つるす紐がなくなっていて、探してもどこにもなく
翌朝元気もないので、病院を受診しました。

受付では食べたと思ったら、その日のうちにすぐに来てほしかったと
注意されて、救急とかにいけばよかったのかもと
落ち込んでいました。

レントゲンでもうつらず、
もし何かあればまたすぐに受診してほしいと言われていったん帰宅しました。

で、ラッキーなことにお昼ごろ
ウンチの中から何やら赤い紐のようなものが出てきたそうです。



一部なので、続いて出きってしまえば問題ありません。

こういうとき、ウンチ分解して、紐の長さなどを確認するのがいいのです。

うちのスタッフさんには、必ずウンチを分解してしっかり確認するように
毎回伝えています。
以前は水洗いして、食べたと思われるビニール片を
つなぎ合わせてもらったこともあります。
腸内でとどまってしまうと腸閉塞になって命の危険があります。

ふく君は幸いこの後のウンチにもしっかりと絵馬の紐が出てきていて



一件落着となりました。

子猫や若い猫の中には、こうして遊んでいて
衣服やベッドの端っこなどを嚙み切って食べてしまう子がいます。
ひどい場合はかなりな量です。
ウールサッキングと呼ばれ、病気のひとつと考えるケースもあります。

しっかり遊んであげたり、誤飲しやすいものを撤去したり
おもちゃをヘチマでできた噛んでも噛み切れないものにするとか
ちょっと工夫してもらえると改善されてくると思います。
また、ある程度の年齢になると自然に治っていたという報告も
いただいています。

今回はたまたまだったのかもしれませんが
ひも状のものは、遊んだら片づけるようにした方がいいと思います。

ともかく無事でほっとしました。
室内にも、不測の事態を引き起こすことがないわけではありません。

どんな癖を持っているのか、うちの子はどういうタイプかなど
気になるときは早めに対策して、安全を確保して暮らせたらいいですね。

かくいうわが家も、以前飼っていたごまちゃんが
パーカーの紐を食いちぎって飲み込んでいました。
ウンチから出てきた赤い紐にビビったのを思い出します。
ウンチから出るまで気づかないといういい加減なうちの娘です。

手術で命を取り留めた話も何件もありました。
また、残念なことに命を落としてしまった話もありました。

人ごととは思わず注意するにこしたことはありません。
頭のどこかに、こんなこともあるんだと記憶してくださるとうれしいです。


◆ 噛んで遊んでいて飲み込んでしまったものの一例をご紹介します。

おもちゃの紐・パーカーの紐・クッションパネル・プレゼントのリボン
ストッキング・紙袋の手提げ部分の紙紐・カラーゴム・輪ゴム
カーテン

ぜひ気を付けてあげてください。
早いうちに親から離してしまうとこうしたことをしやすいと言われています。
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食べない子猫たちと小脳障害のフローラのこと

2025-01-10 20:27:34 | 病気&事故の話し/猫編
今までいろいろな子猫・若猫・老猫
お世話してきました。
そんな中、初めての経験をしています。

今回謎すぎる子猫たちがやってきまして・・・。
これと言った症状がないので、病名を特定できていませんが
とにかく食べません。

食べ物に興味が無いといった方がいいくらいです。

行政からの引き取りですが、今日職員さん(獣医さん)ともお話ししました。
センターで譲渡をかけていくつもりでいたのですが
低空飛行を延々続けて、3ヶ月過ぎてしまったそうです。
やはり食が進まず、食欲増進のための薬も服用した経緯がありました。

わが家に来てからは、当然ながらそのままにすることはありませんから
強制給餌で栄養の補給や脱水させないように点滴対応や
抗生剤の服用もしています。

ゆる~くゆる~く微増していますが・・・。
こんなこと他ではやれないわけですから、となると譲渡対象には
到底なれません。

自力で摂取できる方法を考えないといけないし
もし何か原因があってのことなら対処してあげないと
この子たちがいちばん悲しいことです。

生まれてきて、美味しいものを口にできること
美味しいと喜べることは、人でも猫でも最も大切なことです。

体力低下のせいか、遊び道具で誘っても反応がありません。
高齢猫みたいです。

ともかくあったかい場所を好んでいますからふかふかの寝床を用意し、
なでられるのが好きなので
気持ちのいい顔をする場所を一生懸命なでています。
ゴロゴロが止まりません。

こんな子たちは初めてですが、きっと何か解決できる方法は見つかるだろうし
来週には血液検査をして数値の確認に行ってこようと考えています。
診断されれば、はっきりした病名がつくのかもしれませんが・・・。

次から次から知らなかったケースや、聞いたことしかなかった病気や
いろいろな子たちがやってきます。
時間をかけ、薬を変更し、お世話の仕方も考えます。

あきらめたり絶望したり悔やんだりする暇はありません。
誰かを責めてる時間も無駄です。
こういうときほど真っ正面をきっちり向いて歩かないとね。

そして、あさっての譲渡会に黒白はちわれのフローラが初参加します。



小脳障害ですが、自分でご飯は食べられるし、
時々失敗するけど、がんばっておトイレの設置場所へも向かいます。



遊び道具で遊んだり、大好きなお兄ちゃん猫と過ごしたりできます。
人間も大好きで甘えん坊です。





怪しい動きに戸惑うかもしれませんが、そこはご愛敬です。



正しく理解してくださる方がいれば、そしてフローラを幸せにしたいと
思ってくださる方がいれば、ぜひお譲りしたいと考えています。



生きて会までたどり着くことができました。
他の兄弟たちに負けずに育ってきました。
健気でかわいいフローラ。



きっと世界には、君を愛おしく想う人がいて
その伸ばした手を引き上げてくれる運命の出会いが待ってるはずだよ。


もちろん、譲渡会参加となるまでには
預かってお世話してくれているスタッフさんと、そのご家族の
あふれんばかりの愛情あってのことだということを
つけ加えておきたいと思います。
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わかったからといって

2025-01-06 22:00:47 | 病気&事故の話し/猫編
今日、病院で子猫の病名がわかりました。
なんか変だと感じていたことが、やっぱりに変わったわけです。

そっか・・・しかたないですね

治せる病気ならがんばらないといけないけど、治らないなら
少しでも居心地よく生きる手伝いをしてあげるしかありません。

ふとかたわらで、ちんまりと座る子猫に目をやると
揺れながらこっちを見上げています。

お話ができたらいいねぇ
どうしたら心地いいかとか、
どうしてこんなまずい薬を飲まされるのかとか
どうして食べたくもないものを口につっこまれるのかとか
全部全部説明できるのにねぇ。

わけのわからないことをされるこの子が一番大変。
思い悩む隙なんて・・・どこにも作るわけにはいきません。

この子を受けると決めたのはほかの誰でもありませんから
ゴールまで走り続けます。
どうしても時間を作らないといけないときだけ
誰かにお願いするかもですが・・・。

愛しいこの子は聖母と同じお名前がつけられているんです。
きっと神様が守ってくれますね。

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命拾いした子宮蓄膿症の猫

2024-07-19 17:47:33 | 病気&事故の話し/猫編
相談者さんが捕まえたきれいなクリーム色の女の子。



手術のためにスタッフさんが動物病院に搬入してくれました。
そのときは、普通に避妊手術だけのつもりでいました。

別のスタッフさんが翌日お迎えに行くと
先生から、
『子宮蓄膿症だったよ。手術したおかげで命拾いしたね。』
と言われたそうです。
7月5日のことでした。



たぶん、お腹もしっかり切ったんだろうし
できれば抗生剤を1週間飲ませて、しっかり傷がいえてから
リリースしてあげたいと思いました

ただ、薬入りの餌を食べてくれるかどうか
ケージ内が居心地悪く負荷がかかるなら、リリースしてあげた方がいいので
ひとまずエサにクスリを混ぜて置いておきました。

すると・・・しっかり完食です。
泣いて暴れることもなく、これならお世話できると判断し、
預かりスタッフさん宅に移動しました。



オペ後の猫たちをいつもお世話してくれるスタッフさんなので
安心できます。
今回の猫も、薬を飲み切って、餌もしっかり食べてもらって
少しでもいい状態で戻したいので、がんばってもらいました。

若いのに子宮蓄膿症。
ほっておけば、時間の問題で子宮が破裂してしまうところでしたが
全摘手術なので、きれいに取ってもらうことができました。



7月13日、雨ふりをさけてお天気のいいうちに
現地でリリースしました。
ものすごい勢いで駆けていきました。

一期一会です。
もう二度と会うことはないと思います。
『元気で、がんばって生きていって』と心の中でエールを送ります。

スタッフさんのところでは美味しいものを
たくさん食べることができましたが
外の猫として生きるこれからは、食べることも眠ることも
道を歩くことも・・・すべてが命がけです。

増やさない活動ですが、様々なところで明暗が分かれていきます。
そんな中、手術をすることで生きられることになった今回の猫。
こんな奇跡も起きるんですね。

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うずくまっていたのは・・・

2024-07-14 14:00:00 | 病気&事故の話し/猫編
今年度、新たに預かりスタッフさんとして名乗りをあげてくれたSさん。
彼女にはまだ小さなお子さんがいます。

6月26日はお子さんの体調が今一つすぐれないため
車で学校まで送っていくこととなったそうです。

登校中の児童たち
そこを通る大勢の人たちがいます。
自転車やバイク、車の往来もあります。

人々があわただしく行き交う朝の道ばたに、
白い何かがうずくまっていたそうです。
みんな、存在が無いかのように、知らん顔して行き過ぎていったそうです。

白い何かは、動くこともできずに弱りはて
まさに命のつきるのを待つばかりの小さな子猫でした。
いつからそこにいたんでしょうか。
Sさんは迷うことなく抱き上げて連れて帰ってくれました。

迷うことなく・・・は間違っているかもしれません。
助けることに迷いは無くても、その後のことなど考えたら
次はどうしたらいいのかと戸惑いはあったと思います。



助けたいと思う人の手元にたどり着きました。
すぐにわたしのところに連絡が入りました。
何をどうするのか、どう動けばいいのか
わかりやすく説明さえすれば、しっかり対応できる人です。

生きられるのか亡くなってしまうのかは、あとは神様が決めることです。
人は、できることに力を注ぐ以外ありません。

みんな見てたのに、だ~れも拾ってくれなくてと
泣きそうな声で話してくれました。
そんなもんです。
ほとんどの人が面倒には巻き込まれたくない、
自分には関係ないとやりすごすことを選ぶと思います。
それはそれで、他の人が決めたことですからどうでもいいことです。

大切なのは自分がどうしたいか、どうすれば後悔なく過ごせるか
ただそれだけだと思います。

助ければお金もかかるし、その後のお世話も大変です。
膨大な時間も家族の協力も必要です。
助けたと思っても、亡くなることも考えられます。
助かったその後、その子の里親探しとかも考えていかないといけません。

尊いことをしたつもりが、いつのまにか、
わりに合わない自己満足だったのかと自己嫌悪になってしまう人もいます。

たかが子猫1匹ですが、助け切るためには
自分自身の気持ちや環境と嫌でも向き合うことになります。

Sさんはご本人もご家族も、あまり深く重く
損した部分を考えるタイプではなく、
素直に助けたこと、治っていくことを喜べるご家族だと思います。

時間的にはまだ長いお付き合いとは言えませんが、何度かお話しして
子猫を預け、育ててもらって思ったことです。



ノミだらけで貧血、目もくっついて弱っていた子猫は、徐々に回復し
少しづつ良い方向に向かっています。



今は風邪を治して、栄養つけて、体力つけていくしかないわけで
きっとがんばった分、とびっきりかわいい子に育つだろうし
その想いを受け止めてくれる素敵な縁が待っていると思います。





見過ごす人、知らん顔する人
そんな人間でいるよりは、連れて帰る方の人でいたいと思います。
勇気のある、心優しい仲間の拾った子です。
全力で、応援しようと思っています。

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大怪我のひろ君のこと

2024-07-07 15:00:00 | 病気&事故の話し/猫編
6月19日に去勢手術をして、翌日20日に病院までお迎えにいった男の子。
手術はしたものの怪我をしていました。
しかも・・・思っていた何倍もひどい状態でした。
その後をどうするのか決めてきてねと先生に言われたスタッフさん。
傷を見てどうしたらいいのか、その猫のことを考えて
車の中で泣けてきたと。



状況を聞いて、写真を見て
う~ん、こりゃ困ったとなりました。
なんせ今は毎日毎日、子猫の相談がひっきりなしです。
治療に時間を要する大人猫をどこに受け入れてあげられるのか
悩みました。

悩んでみるものです。
はたと閃きました!!!☆☆°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

友人宅で3匹の離乳食の子猫のお世話をしていました。
高齢猫や病気や具合の悪い大人猫を見るのが、
ものすごく得意というか専門家です。

子猫預かっちゃって、ほんとめんどくさいわ~と
可愛いくせに拘束時間をぼやいていたのを思い出し
トレードを提案しちゃえと思い立った次第。

うちは子猫に関しては得意中の得意。
可愛い3匹を譲渡までこっちに託してもらえないかの交渉です。
もちろん治れば怪我の猫は、保護した場所で室内で飼ってもいいという人が
決まっています。
ケージも準備してスタンバイしてくれているのですが
なんせ車に乗れないし、治療したり感染症を防ぐためのケアなどは
たぶん難しいと思われます。

おそるおそるの交渉(ほぼお願い)でしたが、
意外と友人はあっさりOKです。
もちやはもちやって感じで交渉成立です。
本当にめちゃめちゃ助かりました。

ですがですが・・・トレードし早速受診してもらったところ
考えていた以上にひどい怪我で、かなり深いところまで
えぐれたようになっていたそうです。



保護に踏み切らなかったら、治療を考えなかったら
100%感染症で命を落としていたと思われます。



猫同士の喧嘩か、他の動物に噛まれたか
いずれにしても逃げそびれたところを
ばっくり後ろからやられた傷のようです。

この子には友人がひろ君と名づけてくれました。
人間の子みたいなお名前です。
たまに、変な名前つけられてる猫もいます・・・(;^_^A
親しみのある名前の方が、子供みたいでなつきやすいとかってことなのか。
正直、攻撃性はないけれど、なついていません。
野良猫ですから無理もないけど。

ということで、ひどい傷なのでしっかり乾かして
受診して衛生的に保って、先生に消毒してもらって抗生剤を投与して
栄養付けて・・・。
かなり時間がかかりそうです。



こんな手間暇のかかることを、笑ってやってのけちゃうんだから
すごいなぁって思います。
何がすごいって、自分の家の子ならみなさんがんばると思いますが
今日の今日。
はじめましての猫にも、これをやってのけちゃうところが
流石としか言えません。



そんなわけで、こちらは3匹の子猫たちをしっかり育てあげ
佳き縁を結ぶ約束があります。
気合を入れてがんばろうと思います。

ひろ君、早くよくなるといいね。
まさに、九死に一生でした。

ひろ君を迎えに行ったスタッフさん、ものすごく喜んでいますが
ひろ君の飼い主になると決めたおじさんに
飼い方の説明や今後のこと
脱走対策など、伝えていかないといけません。

その前に、治療が終了した時点で
やっぱり飼えないなどと言われないように
しっかり様子を伝えて、寄り添ってもらわないといけません。

ある意味、ここが一番重要で大切とも言えますね。
せっかく助けた命です。
飼い猫として、その天寿をまっとうしてもらいたいと思います。

またTNRの現場では、こうした不測の事態に遭遇することがよくあります。
怪我の猫、病気の猫、小さな子猫がいた、手術はまだできない若猫が
捕まってしまったなど。
その都度向き合わないといけないことがたくさんあります。
相手は生きているんだから、これもまた当然なんだと思って
模索していくしかないですね。

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冷え込みと風邪

2024-01-12 07:01:15 | 病気&事故の話し/猫編
先週の日曜日から・・・。
あまりの冷え込みに、おちびさんや冬を一度も経験したことのない
若い猫達が、次々風邪ひきです。

譲渡会にもともと参加を控えた子猫もいます。
せっかく参加したのに、風邪をひいたらしく
くしゃみをしたり、片目が腫れたり涙目になったり。
ひどいと結膜炎でまっかっか😢

それでも症状が軽い子は、お薬持参でトライアルに入りました。
延期を決めた子もいます。

譲渡会の翌日、トライアルに入った子猫は少しくしゃみをしてましたが
室温をあげてもらって何とかなりました。

夜に、緊急で目薬と飲み薬をお届けしたお宅もあります。
その子も、徐々に回復しています。
初めて猫を迎えるのに、いきなり服薬や点眼は
厳しいかなとも思いましたが、がんばってくださってます。

かえって、こういうことをやらせてくれる猫だとわかって
今後、飼っていく上では経験になるし自信になるのかもしれません。

目薬とか飲み薬、まったくやらせてくれないタイプの子も
中にはいますから、そういう猫さんを飼っている方は
きっと悪戦苦闘されていることと思います。
こればっかりは、日ごろどんなにいい子でも、豹変します。

病気にならないのがいちばんなんですが・・・。
相手は生きているわけですから、そううまくはいきません。

ただ、猫はこれまでも何度も伝えてきましたが
冬場の冷え込みにはすこぶる弱いです。
早めに室温を上げたり、ペットヒーターをセットしておいたり
カイロなどで寝床を温めておいたり・・・。

できる対策はたくさんあると思いますからぜひお願いしたいです。

現在風邪ひきの子猫若猫たち
早くよくなって譲渡会に参加できるといいね。


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焦らずあわてず、きちんと説明

2023-12-28 08:15:25 | 病気&事故の話し/猫編
師走と聞くだけで、何となく落ち着かない
あわただしさを想像してしまいます。
実際、大掃除とか年度末にやっておきたいこととか
また新年を迎えるにあたっての準備も
各家庭によって違うとは思いますが、いろいろ予定もありますね。

そんな中、年末年始に合わせて
つまり仕事休みに入るとか、お子さんの冬休みとかの日程的なもので
年末にトライアルに行く予定の子が、けっこういます。

ですが、まさに予定は未定です。
11月末から12月
例年のことと言えばそうなんですが、胃腸障害が流行っていて
流行りものに乗っかった子たちが、ここに来て
またまた嘔吐したり軟便(下痢)になっています。

投薬や点滴、療法食に変えることで安定してきていますが
万が一、里親希望者さんのお宅でこんな風になってしまったら
猫も、希望者さん家族も、連絡を受けたスタッフさんも
楽しい気分で年越しなんて難しい話しです。

頼りの病院も休診です。

四面楚歌になってしまうので、ここは安定していない子は
日程調整していこうと思います。

猫ってとってもデリケートで
特に場所が変わることがストレスです。
場所の中には室温管理も含まれていて、猫は寒さに弱いです。

昔から聞く『猫は家につく』って当たっているわけです。
『猫はこたつで丸くなる』これも当たっています。

アウェイなところでは、体調を崩しやすくなりますから
あわてず焦らず、きちんと体制を整えてから出発しようと思います。

きちんと今の状況を説明すれば
希望者さんたちもみなさん納得してくださいます。

手塩にかけた子供たちの出発ですから
より丁寧な説明でご理解いただこうと思っています。

その子その子の幸せ
譲り受けて飼い主さんになる方やご家族の幸せ
それがわたしたちの頑張る源です。

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感染性の胃腸炎

2023-12-06 22:49:01 | 病気&事故の話し/猫編
暮らす会の保護猫たちの間で、一部感染性の胃腸炎が流行ってます。
子猫ですから、すぐに吐き気と下痢です。

感染経路の特定はできませんので、症状の出た子は隔離です。

譲渡会に参加時、日曜日お仕事のスタッフさんをフォローするべく
お互い預かったりしていますが、そこでうつっちゃってます。

雄雌で繁殖したりすることの心配を防ぐために
猫移動もしてしまい、移動先で発病。

吐き気の止まらない子猫たちの様子は、かわいそうでたまりませんが
対処療法しかありません。
これ以上の拡大を防ぐしかありませんし
吐き気のある子は吐き気止めの注射をうちに受診して
あとは点滴して、もし少量食べられるなら療法食です。

吐き気さえ治まって食欲が出てきたら少しずつ少しづつ
食事の量を増やしていきます。
安静と隔離と、保温しかなく
あとはスタッフさんにケージの中や周辺を消毒してもらってます。

できたら、こういうときトイレもいったんきれいに
キッチンハイターで消毒して
熱湯をかけて乾かして使うといいと思います。

やれることはとりあえずやったら、後は待つしかないです。

毎年、必ずどこかで起きるなぞの嘔吐下痢。
吐いて苦しそうな子猫って、そばでお世話する身としては
気持ちが萎えますね。
今回症状の出てる子たちは、すべてワクチン接種が済んでいるので
そら恐ろしい病気ではなさそうで、そこはひとまず安心材料です。

症状の出てる子猫たちに、そしてお世話してるスタッフさんたちに
もどかしいですが、念を送るしかないかなと思います。

一般家庭のみなさまも、流行っているようですから
まだ小さい子猫、若猫のいるご家庭は、気をつけてくださいね。
案外、靴底とかから自分が家に持ち込んでたりします。
外出から帰ったら、手洗いも必ずしてください。

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ちゃちゃまる君のお話し

2023-12-05 21:19:23 | 病気&事故の話し/猫編
のぶ君の里親さんが、道端で怪我をして動けない子猫を見つけました。



ほっておくことができなくて、ドキドキしながら拾ってくれました。
文にしたら、わずか数文字ですが
絶対に当時、頭の中はパニックだったと思います。

ひどく負傷している子猫、どうしていいのかわからず
それでも夢中で拾い上げてくれました。

のぶ君をお譲りするにあたって担当したスタッフさんに
すぐに連絡が入りました。

かかりつけの病院に行ったけれど、怪我がひどくて対応できないとのこと。
またびっくりするような治療費がかかるだろうと言われ
保健所に相談するのもひとつの方法だよとも言われたそうです。

せっかく助けようとしたのに・・・・。
殺処分とかは絶対にできない・・・。

スタッフさんからわたしにすぐに連絡が入りました。

怪我の具合から、後ろ足の切断になる可能性もあるかもと考えて
信頼できる獣医さんをご案内しました。
足を残そうかと先生も思ってくださったようですが、
実際は切断してしまった方が、体への負担が少ないと考えて
断脚手術になりました。



その子は無事に手術を済ませ、のぶ君宅に迎えられることになりました。



室内で暮らしていくのなら、後ろ足が1本無いことは
さほどの問題にはなりません。



暮らす会のスタッフさんに、断脚した猫を迎えてくれた人がいます。
最初は野良気質だった【まめちゃん】というその猫ですが
今では、人馴れ抜群、新たにやってくる子猫たちに家猫のなんたるかを教える
見事な保父猫君となりました。

助けてもらった恩をきっちりお返ししてくれてるわけです。
こういう保父さんをやってくれる子が家にいると
預かりスタッフさんとしては、本当に楽だと思います。

まめちゃんみたいに、恩返し猫になるのかはわかりませんが
ひとまず今回の子猫は、ちゃちゃまる君と名付けられて
家猫になることができました。

もし、のぶ君をもらっていなかったら、
担当スタッフさんを頼れなかったら
ちゃちゃまる君を保護したかどうかわからなかったそうです。
アドバイスをもらえると信じればこそ、
勇気を出して怪我した子猫を拾えたんだそうです。

目に見えない1本の糸が、小さな命を救うことになりました。



ちょっと怖がりのちゃちゃまる君が、お家でみんなとなじめるかどうかを
病院では心配していましたが
なんのことはなく、それなりに順調にいっているようです。



ちゃちゃまる君
拾ってくれた人が、心優しい勇気のある人で良かったね。
そして、それを受け入れてくれる家族がいて良かったね。
誰に見つけてもらうかで、小さな命の行方が大きく変わってしまいます。

悲しいことや、悔しいこと、情けなくなることの多い中で
ほっこりする出来事でした。
みなさんにも知ってもらえたらと思い、記事にしました。

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りんちゃんのこと

2023-06-06 06:48:56 | 病気&事故の話し/猫編
わが家には、2020年(R2)1月28日に行政から
引き取りをしてきたりんちゃんというキジトラの女の子がいます。

当時、約1歳だと聞いていましたから、あれから3年半経って
現在、推定4歳半ですね。

そのりんちゃん。
もういつ何時何が起きても不思議はないほど、痩せてふらふらしています。



先天性の心臓疾患で、心臓に穴が2か所開いています。
心臓が徐々に肥大化しているため、巨大食道炎もひどくなっています。



つまり食べたものが胃まで到達せず、手前の肥大化した食道に留まり
何割かは胃まで行くのかなと思いますが、ほとんどを吐き戻してしまいます。
いつもいつもお腹のすいている状態です。

食べては吐き、を繰り返して生きてきました。
粘膜が荒れて、薄い血が混じっていることも少なくありません。

心雑音があることで、りんちゃんは行政の譲渡対象から
外されてしまいました。

たまたま、猫と暮す会で譲渡の決まった里親さんが
もらうつもりでセンターから連れ帰ったキジトラの猫がいたけれど
吐き戻しがあることを職員さんに相談したら、
この子は申し訳ないけどお譲りできませんと言われたそうです。
やむなくあきらめて、うちの会にいらしたわけです。
でもどうなったのか大変気にされていて、その経緯をお話ししてくれました。

思い切って、そういう猫がもしまだいて、連れて帰らせてもらうことが
可能か、こちらに委ねてもらうことはできないかと相談しました。

当時、あっさりオーケーの返事があったわけでも、
すぐにことの経過を教えてもらえたわけでもありませんでした。
譲渡不可能の猫であっても、看取ることが可能な人になら
生存の可能性を・・・という指針に基づいて、検討の結果
引き取らせてもらえることになりました。

お願いしてから、約1週間が過ぎていましたが
ようやく連れて帰ることができました。
その間は、この子がそこにいるのかどうかも、それ以上確かめるすべも
ありませんでした。

受診の結果はやはりあまりよくなくて、かかりつけの先生が
心臓専門医の先生をご紹介くださり、細かく検査をしました。
が、予後はよくないこと、5年生存の見込みは極めて低く
正直1か月後、2か月後に突然死していても不思議はないと
そう伝えられました。

当時は、心臓の方の問題で、チアノーゼとか肺水腫とかで突然死の
可能性を言われていました。
巨大食道炎のため背骨も湾曲していて、
そこもあまりいいことは言われませんでした。

発情も来ていましたが、麻酔を使用することはできないため
避妊手術もできない(できても目が覚めることはない)とのことでした。

生きていることがそれだけで大変なんだと・・・。
そう思うと何とも言えない気持ちでしたが
りんちゃんはとびきりいい性格で可愛い子です。

うちで、いけるとこまでいこうか!
ある日突然亡くなってても、それはそれでもういいか!
今生きていることがすべてだよね。
そう思ってずっと過ごしてきました。
鼻からチューブを入れたことも、食べるときは立って食べさせたり
しばらく立たせておいたり・・・。
いろいろ工夫してきました。

そのりんちゃんが、体重減少とともに
あれほど『こりゃ困った』と思うほど続いた盛りの声も出さなくなり
つまり発情することもなくなり
今は静かに終わりの時を待っている感じです。

でも、わたしの足音が聞こえると、扉の前でふらふらした身体で
待っています。
食べさせても、少しで疲れて横になって大きな息をしています。

あいかわらずの吐き戻しの後もたくさんあります。

食べたくてもお腹いっぱい食べられないのって、
しんどい病気だなぁとしみじみ思います。

高齢の猫たちを看取ってきた経験はたくさんありますが
少しづつフェードアウトしていくのとは違って
まだまだ活力ある瞳で見つめられるときがあります。
まだ若い猫は、高齢猫とは全く違って、いたたまれないです。

点滴も極度に嫌がるのでやめようと決めています。

撫でてあげると気持ちのいい顔をします。
気持ちのいいことをたくさんしてあげることしか、
情けないけど他に思いつきません。

どこまで行けるのかはまったくわかりませんが、
りんちゃん、とってもとっても頑張っています。
こういう病気でも一生懸命生きようとする姿
わたしはたくさんのことをこの子から教えてもらえたし
今も教えられています。

どんな病気でも、わたしの元に来てくれてありがとうの気持ちです。

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デニコ💛2歳になるの巻

2023-05-06 15:10:21 | 病気&事故の話し/猫編
昨日のこどもの日は僕の2歳の誕生日だったよ
ぼくんちはケーキでお祝いしてくれたよ



『てんかん』のお薬は少し減ったし、このところ発作もないし
かあさんとおさんはやたらほめてくれてるよ。



ぼくが所属してる猫と暮す会は、働かざる者食うべからずってことらしい。
だからぼくはちゃんとお役に立ってて、みんなからすごいすごいって
よく言われるんだよ。



ぼくは子猫や人間ねえちゃんとこの赤ちゃんのお世話もちゃんとできるんだ。
証拠の写真もたくさんあるよ。


生後3か月の時、『てんかん』の発作が起きたけど



そういう病気がわかっても、ぼくはものすごく大切にされてるし
なんたってぼくはデニコだからさ。



苦しくたってがんばったよ!
かわいそうな猫なんて呼ばせない。



大活躍できるスーパーCAT
それがぼく
デニコなんだよね☆☆☆

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芽衣ちゃんの手術

2023-04-21 06:40:17 | 病気&事故の話し/猫編
昨日、腫れた頬の手術をしたそうです。

血管が絡んでいて取りきることができなかった・・・という
何ともやりきれないものでした。

会いに行くと手術後なので当然ですが
ぐったりとしていたとのこと。
その姿に苦しくなってしまったそうです。

これから抗がん剤の治療に入ると思いますが
うまく効いてくれたらと願っています。
芽衣ちゃんも、お世話する里親さんも
穏やかな時間を過ごしてもらいたいと思います。

本当にいろんな病気があるものです。
早く気づいてあげられなかったとおっしゃっていましたが
どのタイミングでどう気が付けば、問題ない状態になるのか
よくわかりません。

人間もそうですが、もっと早く気づかなかったのか?の問いは
愚問かもしれません。
言葉の通じる人間でさえ気づかないまま悪化していることが多いわけです。
ご自身を責めながら、これから治療に臨んでほしくはないなぁと思います。

芽衣ちゃんの時間が穏やかで優しいものであることを
願おうと思います。

*お名前を芽衣ちゃんに漢字表記にしたそうです。
こちらの画数が運気上昇につながるんだとか・・・。
少しでも何でも芽衣ちゃんのためにと思う気持ちが
きっと伝わってくれると思います。

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