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そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

ルールはあるわけです

2025-08-29 18:14:33 | いっしょに考えたいな
何を言ってるかというと・・・。

うちの会で里親探しをしたいとか
うちの会でTNRをしていくとか
そんな相談があったとき・・・、こちらにはこちらのずっとやってきた
やり方があるわけです。

保護した子の体調をしっかり管理し、トイレの問題がないようにしたり
検便したり駆虫薬をつけたり、ワクチン接種もしています。

自分で保護した猫だから、適当に扱われるとそれは困るので
やってほしいことを説明していきます。

でも、でも・・・なぜ理解できないのか謎な方が多すぎて困ってしまいます。

そりゃ、チームプレーを重視するラグビーとかで
いきなり自分だけはサッカーとか、いやいや何だったら
やり投げでもしたいと言われてるみたいなことがあり、
びっくりです。

だったら他をあたってくださいといいたくなるのをぐっとこらえて
なぜそういうことが必要なのかを伝えなければいけません。
教えてもらう気持ちなど感じない方もいて、疲れます。

せっかく頑張ると決めたのなら、焦ったところでどうしようもないわけです。
じっくり向き合って、あきらめない心で接した方がいいと思うのですが
みなさん、お湯をかけたら3分でいただけると思っているようです。
相手は生身の猫たちです。

思った通りにはいかないんですが・・・助けたいと言うわりには
そこの忍耐力や自分の努力はしないんだなぁと・・・。

たまに、同じ感性で動いてくださる方に出会うと
ものすごく嬉しくなります。

何が正しい正しくないかはご自身が判断すればいいと思うのですが
会に頼みたいとなった以上は、そこのルールに合わせるのは
大人として当然かなと思います。


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温度差

2025-08-16 23:16:46 | いっしょに考えたいな
毎日毎日、たくさんの相談が入ります。

ああそうですか・・・。

そう行って簡単に引き取りをしているわけではないので
たくさんのお話をさせてもらい、事情を聞かせてもらっています。

かかる費用のこと、お世話できるスタッフさんが空いているかどうか
保護したい猫の大きさ、体調など
必要なやり取りがあります。

わたしたちは、自分たちが生活するためのお金をいただくことはありません。
ただ、保護するに当たっての子猫にかかる費用は
相談して来た方、もしくは相談現場でご飯を上げている方
話しがまとまるなら、その近隣の方に出していただけないか
うかがっています。

ボランティアなんだからこちらが労力も費用も出して当たり前
みたいな相談は、その先にどんなに気の毒だと思う子猫がいても
引き受けることはしません。

子猫引き取り屋・・・ではないのです。
かわいそうだと思う気持ちを利用しているのかなと感じることもあります。
または頼めば何でもしてくれる
みたいな勘違いをしている方には、まず説明します。
で、説明してご理解いただけるようなら、もちろん全力でサポートします。

その場で子猫を拾っただけでは助けたことにはなりません。
きちんと育てて飼うなり、譲渡するところまで飼育して
はじめて助けたことになると思います。

様々な相談を受けますが、みなさんの助けたい気持ちが
助けきることまで考えたものであってほしいと願っています。

助かるか助からないか・・・関わった人次第の部分もあって
この時の人の気持ちほど厄介なものもないと、しみじみ感じています。

ひどい猫風邪で命の危機、失明の危機の子たちをお世話していますが
費用は出すから何とか助けてやってくれないかという相談から
引き受けるに至っています。

命と真っ正面から向き合うとき、
それを経験した人でなければ絶対にわからない時間の長さを味わいます。
ものすごい労力と、消えてしまう恐怖や哀しみと闘うせつない時間は
金額に換算することなど到底できないのです。

それでも、まだ治療費をお支払いしますから助けてあげてと
そう言える人は、とってもまともだと思います。

スタッフさんたちの優しさを利用するような相談
これがいちばんうんざりします。

子猫に関わって、困って誰かに丸投げするくらいなら
見て見ぬふりするのもひとつの方法だと思います。

誰に頼まれてやってるわけではないので、好きでやってるだの
趣味と言われればそうかもしれません。
でも、だとしたら
誰に頼まれてやってるわけではないので
どの子を助けるか助けないの判断は、
すべてこちらが主体ともいえるわけです。

好きでやってるんでしょは、誰かが言う言葉ではありません。
わたしたちが、好きでやってるんだからいいですよ
こちらの台詞だ!と思います。

助ける助けない、助かる助からない
難しい問題になるのって人の心に温度差があるからかもしれませんね。

心ある方に、見つけてもらってほしいと思います。

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たくさんの願いと祈り

2025-07-29 23:54:09 | いっしょに考えたいな
先週、そして今週・・・。
酷い状態の子猫たちがわが家に来ています。

いつもは、餌をあげている場所で子猫が増えて・・・という相談が
圧倒的に多いのですが。

今回は、自宅で飼っている猫が自家繁殖し、飼い主当事者は
室内で孤独死し、発見されたときは悲惨な状態になっていたというものです。

本来あるべき体重の半分以下、いえ3分の1です。
その中でもまだ生きられるだろうと思える子猫は、ミルクも離乳食も
必死で口にします。
弱ってる子は、何か口に入れるのも難しく
必死で抵抗しますが、抵抗しひっかいてくる力があることが
逆にこちらの希望になります。
『がんばれ、まだ生きられる。』

ノミとノミ糞で身体からはものすごい黒いつぶつぶが落ちてきたり
這い回る黒い物体との戦いです。
フロントラインスプレーをかけますが、きりがありません。

どれほど痒くてどれほど気持ち悪かったろうかと思います。
ノミにたかられた身体は貧血が進んで、口の中も肉球も真っ白です。

こんな状態になるまでほっておいて、これって飼ってるっていうのかな。
なぜ猫と暮らしているんだろう。
猫に限らず、動物と暮らすのにきちんとしたお世話ができないのなら
飼わない選択をしてほしかった・・・。

いい飼い主じゃなくたって、この子たちは閉ざされたその世界の住人で
他の誰も助けてはくれないから、そこがすべてなのに。
奪われるために失うために生まれてくるなんて、おかしな話しだと
どうして気づけないんだろう・・・。

誰にも相談すらできず、自らもそこで力尽きていく
そして、そんな自分の唯一のなぐさみにしていたのが猫だった・・・?

心の闇がどんどん深くなっていったのだろうと思うけれど
そのせいで、残された子たちの苦しみや哀しみは
言い尽くすことなんてとてもできません。

そんな子たちですが、縁あって猫と暮らす会の舟に乗りました。
全力で助けようと思います。
その子たちに神様が与えてくれた寿命があるなら、それを
まっとうできるように力を尽くそうと思います。


この子たちとは別にもう一組、助けたい小さすぎるほどの
仔猫たちが4匹いました。
助けるのはそんなに簡単ではありません。
ほんとに全然簡単なことじゃないんです。

助けたいと思うだけなら、言うだけなら簡単ですが、
看取る覚悟も必要です。
助けきるためには多くの力が必要です。

実際、受け入れるためには多くのスタッフさんがあっちにこっちに
場所の確保や移動のために動いてくれました。
できることを持ち寄って、やれることをやるしかありません。

手から手へ・・・思いと願いを込めて、
この子たちを入れたキャリーが運ばれます。

こうしてわたしたちは、自分に与えられたそのときの役割をこなします。
これを使命と呼ぶのかもしれませんね。
子猫たちに、みんなの声が、手のぬくもりが、
どうか伝わっていますように。

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仔猫の低血糖

2025-06-26 20:19:58 | いっしょに考えたいな
今年の春保護した仔猫たちで、こりゃもう絶対ダメかなって
焦りまくった子たちがいます。

別々のスタッフさんのところで、同じようにぐったり動かなくなりました。
脱水を起こして、低血糖になり
中には痙攣の症状も出ていて、助からないかなと焦りました。
瞳孔も開いてる感じです。





病院がお休みのGW中だったり、夜遅い時間だったり・・・。
点滴して、血糖値を上げるために
口腔内の粘膜に糖分を数分おきに塗り込みます。





しばらくそれを繰り返すうちに、数時間過ぎて
どの子も自力で頭をもちあげられるようになり、危機を脱しました。
翌日、動物病院を受診してしっかり診察していただきますが
休診日や夜間のこうした突然の体調不良は、本当に焦ります。

スタッフさんと電話で連絡を取り合って指示を出したり
動画を送ってもらったりして、その日は仔猫たちに動きが出るまで
眠ることはできません。





直接見ているスタッフさんたちは、どれほど不安だろうかと思います。
緊急時の対応も、きちんとできるように日頃技術も身につけてきましたから、
かなりのレベルだと思います。

やれるだけやったら、後は生命力にかけるしかありません。
今年は、そういう子が多かったです。

でも、そういう症状に陥った仔猫たちも、少しずつ大きくなり
免疫力もつき、譲渡会デビューとなっています。
中には譲渡が終わった子もいます。

わたしたちは、こちらに来る前のことがわかりません。
ママ猫の栄養状態も、母乳が出ていたのか飲めていたのかも
さっぱりわからない状態です。

また、捕まってから何時間空いてこちらに来たのかもわからないのです。

わからないからこそ、順調に育つであろう週齢、月齢まで
しっかりと育てていこうと思っています。
そして、少しでも育てやすい状態で
トライアルに出発させたいと思っています。

なるべく小さい子がいいとおっしゃる方もいますが
わたしたちは各個体の状態を見ながら、
また希望者さんの飼育環境を見ながら
この子が新しいお家に行って、
双方(猫とご家族みなさん)が幸せに円滑に暮らせるのかを考えています。

そのあたりをご理解いただけるとありがたいです。

写真の子たちは現在ワクチン接種も済んで、元気に育っています。

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子猫シーズン真っ只中

2025-05-28 23:44:48 | いっしょに考えたいな
助けてあげたいのは山々でも、もうこれ以上受け入れる席がなくて
どうにもならないとき
泣けるって思うけど、本当に泣きたいのは
受け入れてもらえない子猫たちだろうって思うと、
めちゃめちゃ苦しくなります。

何とか何とか・・・詰めて詰めてどうにかならないものか
頭の中をいろんなパターンが飛び交いますが

場所だけ空ければいいとかそういうことでもなく

子猫を抱えるってことは、すべてに責任を持つことになるので
場所、費用、預かりスタッフさんの限界頭数
家族関係、仕事のこと、現在の子猫の大きさや体調
スタッフさん宅の住環境、実際問題お世話できるキャパの問題など

トータルして考えないといけないわけです。

この決して単純ではないパズルのような難問を
5月から毎日、試行錯誤で解いています。

ついに50匹の仔猫たちが、猫と暮らす会の舟に乗りました。

それ以外にも、ご自身で保護してがんばっているみなさんの相談も
日々立ち替わり入れ替わりあります。
アドバイスさえすれば、がんばれる方も大勢いますが
不安を解消できるように、的確なアドバイスは必須です。

山の天気のような子猫の具合。
一瞬の差で生死が決まることもありますから、
そこはしっかり寄り添っていけたらと思っています。

一年でいちばん忙しく、そして苦しい決断もしていかないといけない
そんな季節を過ごしています。

以前よりは、子猫の相談って減ったのかもしれませんが
相も変わらず、産ませるだけ産ませている人もいて
それは、淋しさや孤独や孤立からきている部分も否めないと感じます。

どう説明したらいいのか、これまた10人いれば10通り。
人間力を高めていかないといけないのかもしれませんね。

他のものでは代用が効かない子猫用のミルクの寄付を
ぜひお願いしたいと思います。
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カラスの亡骸

2025-05-23 20:36:45 | いっしょに考えたいな
カラスってよく見かけるわりに、亡骸を見ることってほとんどありません。
カラスの習性で、具合が悪いと巣に戻り
そこで命を落とすことが多いようです。
また、カラスは雑食なので亡くなった後、共食いという方法で
その亡骸が隠されてしまっているんだとか。

とは言っても、今回続けてカラスの亡骸の話しです。

まずはわたしの暮らす自宅付近の路上でした。
すぐに連絡ごみ受付センターに連絡しました。
平日でしたから、対応してもらえました。
連絡ごみ受付センター053-453-2288

でも用事を済ませて帰宅すると、カラスが道のまん中まで転がっていて
これでは轢かれてしまいます。
すでになくなっているとはいえ、あまりに気の毒です。
片付けているそばで、別のかたも気になって電話しているようでした。

薄手のビニールにいれて脇によけておきました。



時間があれば斎場まで行くのですが、時間的猶予がなくて
そのぐらいしかできることも見つからず・・・。

その後、知り合いからも連絡がきました。
土曜日だけど連絡ごみさんがやってなくて困ってて
どこに連絡したらいいのかなと。
とりあえず浜松市役所の守衛室に連絡して指示をもらってほしいと
伝えました。
浜松市役所守衛室 053-457-2066

こちらも複数の回収依頼があったそうです。
路上で亡くなるのはほんとうに悲しいですが
みなさん、見かけたら回収してくれる業者さんに連絡を入れてもらえると
何度も轢かれないで済みます。

連絡ゴミ受付センターというとゴミとして扱うのかと
勘違いされる方もいますが、窓口がそこだというだけで
回収した子たちはきちんと斎場に連れて行って火葬してくれるシステムに
なっています。

守衛室もきちんとした案内をしてくれると思いますので
気がついたら連絡をお願いします。
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あっちでこっちで

2025-05-17 00:51:14 | いっしょに考えたいな
そこらじゅうで、一気に子猫の相談です。

どうしたらいいですか~?
と聞かれたら、保護してあげてください。
里親捜しなら手伝いますよ

としか答えることができません。

引き取ってもらおうとかって考えているなら、
かかる費用の負担などは相談してきた人が工面をしてほしいと思います。

自宅で保護ができないなら、代わりに飼育費用のいくらかは
負担してほしいし、猫と暮らす会がどこかから毎月猫のために
お金をもらっているわけではありません。

みんな年会費という形で会に活動費を支払って
活動資金にしています。

自腹をきって活動しているわけですが、それをはじめっから
あてにして相談してくるのは違うと思います。

寄付金などもいただきますが、大切な会のお金です。
大事に大事に、必要なことに使っています。

それと、ボランティアに相談するというのが丸投げすればいいと
勘違いしている人もまだまだいます。
自身の労力や費用負担はしたくないけれど、かわいそうな子は
何とかしてというのは間違っています。

あくまで相談して来た人が主体で動かないと何もできません。
わたしたちはサポートしている立場です。
たしかに、そのサポートの域を超えてレスキューすることもありますが
それは本当に特別なケースです。

本気で助けるつもりもないくせに、かわいそうだからとか
表面だけそういう話しにするのは、自分に酔っ払ってるだけだと思います。

自分で何ができるのか、まず自問自答してみてください。
助けるってどういうことかも、いい機会ですから考えてほしいと思います。

と言いたくなるような相談が、日々舞い込んできます。
ボランティアだから何でもしてもらえるっていうのは・・・
ちょっと無しです。

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虐待や捨て猫は犯罪行為です

2025-05-14 22:38:47 | いっしょに考えたいな
動物管理愛護法

愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。
違反すると、懲役や罰金に処せられます。

・愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者
→5年以下の懲役または500万円以下の罰金

・愛護動物に対し、みだりに身体に外傷を生ずるおそれのある暴行を加える、またはそのおそれのある行為をさせる、
えさや水を与えずに酷使する等により衰弱させるなど虐待を行った者
→1年以下の懲役または100万円以下の罰金

・愛護動物を遺棄した者→1年以下の懲役または100万円以下の罰金

※愛護動物とは
1牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
2その他、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの 

*********************************************************************

実は4月に捨て猫の現場に遭遇しましたので
次の記事で詳しくお伝えしていきます。
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猫を飼う資格を問われて

2025-03-30 21:45:31 | いっしょに考えたいな
猫を飼う資格というと、
普通は猫を飼うのが初めてなんですけどとか
自身の年齢的にどうなのかとか
独り暮らしだからいけないですかとか
そういう話しなんですが・・・・。

2014年の初夏
ある若いお母さんが小さな娘さんの手をひいて譲渡会場に来場されました。

ずっとケージの中の猫たちを見ているので声をかけました。
彼女は小さな声で、しかも泣きそうな表情で言いました。

猫と暮らしたくて、今まで猫を別の団体から2回譲渡してもらったけれど
2匹ともにFIP/猫伝染性腹膜炎で亡くしてしまいましたと。

『もううちでは猫を飼うことはできないんじゃないか。
わたしたちには猫を飼う資格はないような気がして』と。

当時、FIPを告げられるということは、まちがいなく死を意味していました。
特効薬のない時代でした。
100パーセントの致死率と言われる悪魔の病でした。

可愛い盛りの子猫を2回も続けて見送って、
精神的にかなり追い詰められていたんだと思います。
でも、猫を飼いたくて見たくて、会場に来てくれたんだと思いました。

そこで提案したのは、
トライアルに行ったときに、子猫がへたれないように2匹で行くこと、
兄弟姉妹なら不安なく馴染んでいけること
スタッフ宅でなるべく健康体で育ってきた子たちを選ぶこと
などでした。

もちろん子猫ですから病気はつきものです。
毎日体重が増加するように丁寧に見てあげることや、
もし心配なときは
迷わず受診することをお話ししたような気がします。

そして、2匹の姉妹が出発していきました。
2匹はわが家にいたので、成長過程で問題がなかったのは折り紙付き。
仲良しで性格も満点でしたから、心配はありませんでした。

3度目の正直ですね
健やかに成長していきました。

みこちゃん&ちゃこちゃん




2020年には、さらに2匹の兄妹を譲渡しました。

まりんちゃん&コタロー君




現在は4匹で賑やかに暮らしています。

先日、会の子たちにと寄付金をお持ちくださいました。
ちょっとした猫カフェ状態だと来場した娘さんと一緒に話してくれました。
初めてお会いしたときの不安さはかけらも想像できないほどです。
今では楽しく猫たちと暮らすベテラン飼い主さんになっていました。

あの時、強く背中を押して良かったと改めて思いました。
大事にしてくださってるのもわかって嬉しかったです。

飼っていいのかを哀しい表情で問われましたが
病気になること、またその寿命が尽きてしまうことは
神様が決めています。

逝ってしまった2匹が教えてくれたこともたくさんあると思います。
今の幸せは、その子たちのおかげでもあります。
時々思い出してあげてくれたら、
その子たちもきっと喜んでくれると思います。

10年の長い歳月の中には、きっと先に旅立ってしまった子たちの
小さな肉球スタンプがところどころに残されているんでしょうね

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多頭一歩手前でギリギリセーフ

2025-03-29 21:19:51 | いっしょに考えたいな
今年2月のはじめに相談をいただきました。
外の猫たちの手術と子猫の里親探しを・・・ということでした。

スタッフさんが出向いてくれましたが
正直あまり状況がうまいこと把握しきれませんでした。
というのも、どうにも内容が少し曖昧で
猫の数もはっきりと把握できていないことと
どこまでどうしたいのか・・・二転三転してしまいます。

保護場所の問題や
費用のこともありますから無理もありません。

TNRで手術をするだけなら浜松市に申請をして、
野良猫として4000円での手術になります。
ただ、里親さんを探したいとなれば、浜松市の野良猫に対してのお金を
使うことはできません。
となると、自費での手術です。
駆虫したりワクチン接種したり・・・。
ざっと見積もってもかなりな金額になってしまいます。

どこまでどうしたいのか、ご本人との話になります。
わたしたちも相談されたからといって、すべてを丸かぶりすることは
当然できませんし、していません。

ママは耳カットしての手術を希望。
最初に捕まえた2匹の若猫は、手術を済ませることを条件に
会で引き取りました。

しばらくして、また3匹若い猫が捕まったと連絡をもらいました。
あまり慣れていない子たちを、捕獲器も無しで捕まえたというので
ちょっとびっくりしましたが・・・。

結局この3匹はご自身で何とかするとのことでした。
父親となりうる猫が、絶対近くにいるはずなのですが
それに関しては、消極的・・・。

どこのどの部分で悩んでいて、どこまでできるのかが
なかなかこちらも掴みきれませんでしたが
あくまでこの方のご相談なので、アドバイスをすることはできても
それ以上は踏み込むことができず、いったん終了にしました。

よその団体に相談したいとか、市にも相談したいとか
思うところはあったようです。

それから10日ほどしてまた連絡をいただきました。
やはり猫と暮らす会で相談に乗ってほしいということでした。
担当スタッフさんに、もう一度出向いてもらって
若猫たちの様子も見てきてもらうことにしました。

3匹の若猫たちは、すでに2.5キロを超える大きさです。
慣らして譲渡できるのかを見極めたくて、
いったんこちらで預かることにしました。

これが、本当に不幸中の幸いに繋がりました。
なんと、この3匹の女の子たち
全頭妊娠していたのです。
初のお産で、月例もまだ半年にもなっていません。
獣医の先生方も、間に合ってよかったね
気の毒だけど、産ませていたら多頭崩壊現場になっていたよと・・・。

妊娠する前に相談してほしかったと、こういうときいつも思うのです。
でも、だからと言って産ませてしまう選択肢はありません。

過去に産ませてしまった相談者さんがけっこういました。
結局死産だったり、未熟児だったり
ママ猫がいきなりの飼育放棄だったり・・・。
あげく産んだ子どもを食べてしまったとか。
初の出産に耐えきれず、ママ猫が亡くなったり・・・。

わたしたちは、すでに産まれた命に関しては全力で助けています。
でも、まだこの世に産まれてきていない場合は
産ませることはしていません。

必要悪というんだそうです。
1回の出産でかなりの頭数を産む猫の場合は
いたしかたないことだと学んできました。

今回、預かりスタッフさんは
先生から箱に入れられた子たちを受け取りました。

お花を添えて斎場に向かってくれました。



悼む気持ちを心にしっかり刻んで、
増やさないことに気持ちを集中させていきます。

この相談者さんの現場は、おかげさまで増えることも無く
親となりうる雌猫の手術はすべて終わりました。
譲渡の対象にできる子たちは、会でその後の道を探します。

迷いもあったかと思いますが、相談してくれて本当に良かったと思います。
担当スタッフさんも、東奔西走
よくがんばりました。
預かりスタッフさんたちも、家族総出で慣らしてくれました。

もし、2度目の相談をしてこなかったら、あと半月遅かったら
室内はあっという間に多頭飼育現場になり、
とんでもない話しになったことだと思います。

ほんのちょっとの勇気で、穏やかな生活を送ることができます。
今回はタイミングもよく、子猫シーズン真っ盛りだったら
預かって慣らすとかのキャパも、会にはなかったと思います。
間に合う現場とそうで無い現場
この境界線はどこにあるのかなと考えてしまいます。

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お互いの言い分

2025-03-22 12:17:20 | いっしょに考えたいな
これは以前相談を受け、出向いたときのお話です。
相談内容は、お庭に来る野良猫の糞尿被害のことでした。

穏やかな口調の男性でしたが、野良猫の被害に悩んでいて
近所の中外飼いのなのか、ただの餌やりなのか
そういう人たちに困っていて、餌をあげないでもらいたいし
野良猫そのものも、殺処分でもかまわないくらいの気持ちだと・・・。

よくよくお話を聞いてみると、ガーデニングが趣味なんだそうです。

そもそも、どうにも許せなくなってしまったのにも理由がありました。
病気がちで外に出歩くことができなくなってしまった奥様を喜ばせたいと
四季おりおりの美しい花を、リビングからでも眺められるようにと
お庭を造ったり、花の勉強をされたそうです。

そのお庭の球根を猫が掘り返してしまったり
糞尿被害でお花がダメになることも多く、
そういうことの積み重ねで
だんだんと猫が嫌いになってしまったそうです。

せつないお話です。

ただ、だからと言って猫たちが死んでもいい理由にはならないので
苦土石灰をまいたり、庭に入る場所に酢をまいてもらったり
ネットをしたり・・・。
できる限りの防御をお願いしました。

そのときは、餌をあげているお宅にも何度か足を運び
猫のことが本当に好きなら、室内に入れるとか
そこも無理なら無用な置きっぱなしのご飯をやめるとか
自分の庭にトイレを何カ所か設置するとか
できることをやってほしいことも伝えました。

猫のことを好きな人、どうしても嫌いな人
相容れないものもあるのですが
お互い、できることで努力をしてもらう以外ありません。

餌をあげている人は、手術済みの猫だけに餌をあげることを守り
嫌いな人も自己防衛の手立てを取っていくようにする

残念ながらどっちが正しいとか正しくないとかの話しではないので
自分の言い分だけを強調すると
うまくいくものもいかなくなってしまいます。

折り合いをつけられるのが、
知恵のある人間のできることなのだと思います。

外で暮らす猫に関わると、いろんなことを耳にします。
はじめは猫の問題なのですが、そこに関わる人がどんな性格なのかでも
解決できたり、悪化したりと悩ましいです。

言い分だけを主張すると、どこまで行っても平行線なんですよね。
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GALAXY ACTION CLUB様より222の日のプレゼント

2025-02-22 16:53:59 | いっしょに考えたいな
ギャラクシーアクションクラブ(GALAXY ACTION CLUB)様より
3万円のご寄付金をいただきました。

毎年恒例でご自分たちのCDやグッズの売り上げから、
猫たちのためにご支援くださっています。

今年度も、2月22日のにゃんこの日にいただきました。

今回のご支援は、懸命に生きようとしている命のために
お役立てくださいとのお手紙入りでした。

現在病気療養中の子猫たちが多数います。
本来なら、今頃元気に里親募集中の写真を
みなさまに見ていただけるところなのですが
今は必死で毎日毎日、お薬や目薬、栄養価の高いフードを
強制給餌されてがんばっています。

こうしてご支援くださる方のおかげで活動ができています。
本当にありがとうございます。

実質賃金はあがらず、すべてのものが値上がりしてしまって
保護された子どもたちになかなか思った通りのこともできませんが
病院の先生方の協力やスタッフさんの経験や知識をたよりに
なんとか助けられる子はつないであげたいと思っています。

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アレルギーのお話

2025-01-30 17:00:00 | いっしょに考えたいな
日常の至る所にアレルギー物質が含まれています。
どこでどれに反応するのか、症状が出てはじめて検査するという方が
ほとんどだと思います。

猫アレルギーもそのひとつ
猫だけ犬だけ動物全般・・・
アレルギーによって引き起こされる症状は様々です。

そこで、わたしたちは猫と暮らすことを希望されている方に
猫アレルギーの検査をおすすめしています。

たいがい、猫の体から出るふけとか唾液に含まれるたんぱく質が原因と
されていますから、軽度アレルギーなら工夫次第で
猫を飼うことができないわけではありません。
また実際飼っている方も大勢いらっしゃいます。

◆空気清浄機を使用する

◆こまめに掃除機をかける、拭き掃除をする

◆カーテンや布類をまめに洗う(あまり布製品を置かない)

◆トイレの形状や砂の種類を変える

◆お薬を飲む

◆寝室には猫を入れない

◆猫を触った手をすぐに洗ったり、
部屋にウエットティッシュを置いて、すぐに拭く

こういったことができるお家で家族も協力できるなら
猫と暮らせると思います。

ただ、くしゃみ鼻水だけではなく、
喘息や呼吸が苦しいとかになったら、もはや猫と暮らすどころか、
あまり猫のいる場所には近づかない方がいい警戒レベルです。

まして加減のできないお子さんや高齢者のいるお宅では
最初から猫を飼わない選択肢もあると思います。

どっちだろう?
このアレルギーの原因が本当に猫なんだろうか?

そんな風に思う方はもちろんですが、お子さんが小さなお宅も
先に検査を済ませてから、猫をお家に迎えるようにするのがいいと思います。

また、猫を選ぶときにやはり毛足の長い猫よりは短毛種を
選んでおいた方が、いいかもしれません。

また項目によって、ハウスダストとかスギとかいろいろあり
自分のアレルギーの原因がわかります。

花粉症の時期とダブルで重なって症状の出る方もいらっしゃるので
ご自身で、またご家族がどうなのかをあらかじめ知っておくのも
いいことだと思います。

ちなみに、わが家のダーリンも軽度猫アレルギーです。
スギアレルギーがひどくて花粉の時期は気の毒なほどです。
お薬は常時用意していますし、寝室に猫を入れることはありません。
クローゼットにも猫が入るようにはしていません。

リビングの猫トイレは、周りを囲ったタイプと上から入るタイプ
つまり砂が舞わないようにしています。

ただ、しょっちゅう新しい猫がやってきます。
猫部屋の前を通るだけで、
ひどいくしゃみや涙ぼろぼろになってしまうこともあれば
猫部屋に入っていっしょに遊んでもらっても、
ほとんど症状が出ない場合もあります。

試しているわけではないですが・・・なるほど!
猫によってアレルギーが出たり出なかったりするので
『この猫たちは大丈夫だね』『今回はちょっと厳しいね~』
みたいな感じです。
もちろん本人の体調の問題もありますから、
すべてを猫のせいにだけはできません。

お子さんの場合集中力が欠如したり、かゆみが止まらなくて
気の毒なケースもあるので、ぜひぜひ事前の検査をお願いします。

飼うなら室内の掃除とか片づけをしっかりできるようにしておくことも
人間も猫も快適に暮らすのに必要だと思います。
猫と暮らし始めて、片づける癖がついたとか
しょっちゅう掃除してます
そんなお話を聞くことが多くなりました。

完全室内飼いが当たり前になっている日常では
事前にこうしたことを検討して家族で話し合っておくのも
いいかもしれませんね。

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分かれ道を選ぶとき

2025-01-16 03:48:14 | いっしょに考えたいな
人間はもちろんのことながら、ペットが病気になったりすると
大変不安になるものです。

なんせ、言葉が通じませんから
自己判断なんてなかなかできませんし、獣医さんで診ていただくのが
いちばんいいと思うのですが。

このときの先生方の発する言葉は、非常に重みがありまして
このときの伝え方だったり言い回しだったりで
連れて行った飼い主サイドは、一喜一憂してしまうのかなと思います。

わが子同然のかわいい子たちを、治したい一心で治療に入る方もいます。

ここがちょっと難しいところで、医療には当然ながら費用も関係してきます。
治したいけれど、それが高額な金額になってしまったら
それを支払うことが厳しい状況だったら
などなど・・・う~んと考える場面も出てきます。

そして、その後いろいろ分かれ道がまたしても待っています。

医療費をかなりかけて治療をして、治ればいいですが治らなかったら
やっぱりやらなければよかったとなります。
まして、途中ひどく苦しんだり痩せてきたとかだと
心情的には最悪です。

その逆もあります。
医療費の問題や、治療の行程などを考えて最小限の治療を選択したとします。その子が、亡くなってしまうと飼い主さんは
やはりもっとやってあげられればよかったと
自分を責めることになります。

つまり、病気と向き合うのって本当に何が正しいのかは
ひとくくりでは言えない問題だと思うのです。

知識も経験もないまま、先生だけが頼りの治療に入っていくとき
その言葉の重みって、ものすごいものがあるんだと思います。

まずどんなときも、信じる勇気と、待てよと立ち止まる思慮深さ
両方で考える心の余裕を持つのがいいかもしれません。
と、常々思っているのですが、実際の場面に遭遇すると
どうしてどうして結構慌てるものですね。

そして、絶対に誰かのせいにして考えてしまいがちですが
それも違うわけです。
病気になったら誰のせいでもありません。
治療の方向性や方針の話しはまた別問題だし
原因があっての病気で改善する必要があることなら考えていきますが
その子たちの病気は、なるべくしてなった・・だけのことなんだと思います。

そして、体調を崩して弱っていたら
そのときできる最善で対応してあげる、ただそれだけです。
自分にできることをするしかないと思います。

誰かのせいにして病気が軽くなるなら、思いっきりせいにできる誰かを
探すこともいいのかもしれません。
でもそんなことない以上、関係ないことは考えないのがいいと思います。

このところ、いろんな病気や場面に遭遇し
また相談も多数受けますが・・・。
最終的に決めるのは飼い主さんですから、
しっかり向き合って考えてあげてほしいとしか言えません。

その子のことを思って決めたことなら、それが一番だと思います。

現在、私自身もいっしょにいる猫たちで悩ましい状況が続いています。
病名に一瞬驚きましたが、
やれることを精一杯やってあげようと思うだけで、
病名を聞いた後も前もあまりやることに変わりもなく・・・。

その子たちが、なるべく痛くないように、苦しいと感じる回数が
少ないように、気持ちのいいと思える場所や時間が持てるように
居心地のいい空間を作ってあげたい、ただそれだけです。

でもちょっとだけ神頼みもしています。
行き詰まったら、祈ったりお願いするしかないですもんね。
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日曜日に出発した子猫たち

2024-12-18 09:25:15 | いっしょに考えたいな
そろそろご飯もしっかり食べはじめ、体重も増え
排尿排便の報告もあがってきています。

甘える様子も報告されていて、子供たちも、ステイ先のみなさんも
がんばっているのがわかります。

先週の、土曜日曜日で、本当にたくさんの子たちにお声がかかり
正式に迎えられた子も、トライアルに入った子も一生懸命です。

日頃、とにかく脱走対策をしっかりしていただくように
お願いしていますが
今の時期はもうひとつ。
暖房などで室温管理、寝床にカイロやヒーターの設置を
お願いしています。

預かりスタッフ宅はマンション組も多く
機密性の高いマンションでの27℃28℃と
一軒家の同じ室温では、体感温度が違ってしまいます。

床暖房ならガス代が、エアコンなら電気代が
来春まではどど~んと跳ね上がると思うのですが
それが難しいとなれば、まだ子猫ではなく安定した大人猫を
迎えた方かいいと思うのです。

体調を崩して、年末年始受診したりする費用や
心配して過ごすことを考えたら
あったかい部屋を準備できさえすれば、子猫たちの体調管理は
かなり上手くいくと思います。

この季節は保温が重要です。
わが家の猫部屋を訪ねた人は、この時期みなさん
あつっ!・・・と言います。
適当大魔王のわが家で、猫たちの体調管理がわりあい上手くいっているのは
ただただ、あったかいから
に他ならないと思っています。

スタッフさん宅もあったかくしてくれています。

身体が冷えると免疫力が下がりますから、大人猫になるまでは
保温と栄養、安眠は重要な鍵なんです。
すでに猫を飼ってるお宅なら、理解できるかなと思います。

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