多頭飼育されていたアメショーたち
全部で41匹に関わりましたが、3月に最後の女の子の譲渡が決まり
すべての子たちのそれぞれが決定し、終了となりました。
純血の33匹のうち24匹は一般譲渡
2匹は飼い主宅に戻しました。
3匹は知人友人に譲渡、1匹はスタッフさん宅に譲渡。
3匹がレスキューに間に合わず外に出て交通事故死。
残り8匹のうちわけです。
2匹の野良ちゃんはリリース。
アメショー柄のくっきり入ったMIXは全部で6匹でした。
1匹の大人猫と5匹の子猫は一般譲渡になりました。
アメショーMIXの子たち6匹は、飼い主が自分の家の子認定は
してくれませんでした。
外に出たときにできた子であろうことは容易に想定できました。
すべて終了したこともあり、
ようやく連絡のついた飼い主の男性の家に行きました。
以前より、格段に臭いも減り
何よりいちばん心配だったこがね君とシモン君に会うことができました。
こがね君は13歳と高齢のため、腰の骨が落ちてきていましたが
なついていてスリスリご挨拶してくれました。
わたしたちに預ける前よりも、ずっと飼いやすくなって
本当にいい子だと言っていた飼い主。
手術したことで落ち着き、何より飼える頭数になったことで
ストレスもなく穏やかな日々なのだろうと思います。
ケージ内のシモン君は、ひとまわり大きくなったようでした。
新しい食器なども購入して、2匹のお世話はできていると確認。
それでも、譲る意思はないかと尋ねると、この2匹は大事にしますからと。
わたしの電話に出なかった理由は、3月に何匹か戻されるんじゃないかと
心配していたようです。
つまり、譲渡が決まらなかったら返されてしまうことが嫌だったみたいです。
自ら増やしておきながら、いざ2匹だけになると
その生活がどれほど楽なのかを実感したようなのです。
飼い主に戻さざるを得なかった2匹のことも、
しっかり見てくることができました。
これにて一件落着です。
スタッフさんが譲渡した子たちの、かわいいアルバムも作成してくれました。
また、折をみて持っていこうと思います。
この大がかりなレスキューに当たり、多くのみなさまから
様々な形でご支援や協力をいただくことができ、
感謝の気持ちでいっぱいです。
当初予定していたよりも、経費がかかってしまいましたが
そこはまた少しづつプールし、
今年度の子たちの分を工面していきたいと思っています。
まずは、こうして完了のご報告ができることをスタッフ一同
心から御礼申し上げます。
全国で多頭の問題がたくさん報告されています。
環境省で多頭飼育対策ガイドラインも作成されました。
縦割り色の強い行政が、いかに円滑に力を合わせられるか
大きな鍵だと思っています。
私たちは、残念ながら1回こうした大きなレスキューを受けると
なかなか次の現場に入っていくことができません。
場所の問題、人手の問題、費用の問題などがあり
それはたぶんみなさんの想像をはるかに超えるものなのです。
この現場が一段落し、
今春は野良猫の避妊去勢手術に力を入れていこうと思います。