9月24日水曜日に日付が変わり、そして1本の悲しい連絡が入りました
言葉にならないNさんの様子から、すぐモナの異変だとわかりました
Nさん宅に預かってもらっていたモナ
逝ってしまいました
神様が迎えに来たんですね
わかっていたけど・・・悲しすぎる現実にとまどうばかりです
昨日鼻チューブしてもらったばかりでした
実はモナも、FIP(猫伝染性腹膜炎)
1.4キロあった体がみるみる痩せて・・・でもお腹だけは水がたまって膨らんでいました
6月17日水曜日
浜松市愛護教育センターの裏口の搬送箱に小さくうずくまっていた命
わたしに下さいと頼んで連れて帰ってきました
何の力も持たないわたしですが、縁のあった小さな命を守りたいと思いました
誰かに突き放されたこの子に、違う世界を見せてあげたいと思いました
殺されるために産まれる命があっていいはずない
誰かが愛して抱きしめたら、光り輝けるはずなのに
必ずいい里親さんまでたどり着かせてあげるからねと誓い
アクセルを強く踏み込み家路を急ぎました
風邪をひいて鼻がズコズコの子猫
耳ダニやノミもたくさんいました
でも性格も良く、その愛らしい仕草のおかげで、たくさんの笑顔になれました
徐々にきれいになり、里親募集できるほどになっていきました
捕獲の相談などで忙しいわたしに代わって、会員さんたちのところで預かってもらうことになり
8月17日からNさんのお宅へと移動しました
希望者さんにも巡り会えました
ホームステイも行きました
静岡新聞にも載せてもらえました
具合が悪くなって病院に行ったのは9月12日
その夜Nさんにうちで見るので・・・とお話ししたところ
ご家族で話し合った結果、最期まで看取ってくださるとのお返事でした
小さな子猫は容体が急降下するし、かわいそうで大変なことで
その精神的負担を考えると申し訳ないと思ったのですが・・・甘えさせてもらうことにしました
病院でNさんにしがみつくモナを見ていたので、モナにとっては最期のときはNさんの近くがいいなって思えたからです
残された時間が、どうかどうかモナにとって幸せな時間でありますように
愛されていたことを心に焼き付けて、
自分の名前を呼んでくれる優しい声を魂に記憶してほしいと思いました
モナのために何をしてあげたらいいのか真剣に考えてくれるNさんがそばにいることこそが
モナのための最後のプレゼントなのだと思えました
Nさん、本当にありがとうございました
6月17日に亡くなっていても不思議ではないモナでしたが
おかげで幸せな猫として旅立つことができたこと、心から感謝します
お姉ちゃんが買ってくれた首輪
家族みなさんのそばでくつろぐモナ
モナのありがとうが聞こえてきそうでした
秋の風が・・・
モナを連れていきました
できることなら、大きく成長したあなたを見てみたかったよ、モナ
医学がもっともっと進歩して、FIPなんて病気で命を落とす子がいなくなる時代がきてほしい
モナ、安らかにね
大好きだよ