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そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

ゴマ吉くん☆またね

2024-12-22 00:31:50 | 多頭飼育のアメショーたち
12月17日、悲しいお知らせが届きました。
ゴマ吉くんが腎不全で亡くなったことを告げるものでした。

2020年の9月に相談を受けてから、41匹のレスキューに取り組んだ
アメショーの多頭の猫たち。
ゴマ吉くんは、その現場の1匹でした。

正直何歳かも定かではありません。
先生にだいたい2~3歳ぐらいじゃないのかな・・・。
そんな風に推定年齢を出してもらいました。
男の子ですが、かわいらしくて女の子みたいでした。
生まれたときから名前もありませんでした。



担当したスタッフさんが自宅に連れてきてくれたときのことを
鮮明に記憶していると、いただいたお便りに書いてありました。

天使が来た・・・そう思ったそうです。



人のぬくもりが好きで、甘えん坊で、優しくて最高だったと
綴られています。



ゴマ吉くんへの愛おしさがあふれるほど、いなくなってしまった事実が
せつなく重たくのしかかっているようでした。



最後に痩せた身体を抱き上げたら涙が止まらなかったとありました。
最後に呼んだ名前は、ゴマ吉くんの耳に心に届いていたと思います。

4年前、多頭の悲惨な現場に入ったとき
生きているけどどこか無表情な猫たちに、
どうしようもなく苦しくなったこと
どこにぶつけていいのかわからない憤りに、
握りしめた拳が震えていたことを思い出しました。

でも、里親さんのゴマ吉くんを想う気持ちは文字から写真から
たくさん伝わってきました。

ゴマ吉くんの居場所はあたたかくて、どれほど優しいものだったか
知ることができました。



ここで、まちがいなくゴマ吉くんは無くした感情を取り戻し
再びよみがえることができたんですね。
幸せな時間をこの子にくださったことに、
家族になってくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

「幸せだったよ、家族みんないつもいっしょだったんだよ」
ゴマ吉くんがいちばん伝えたかったのは
ありがとうの言葉だろうなと思います。



10月に崩した体調を一度は持ち直し、お子さんたちにも
看取ることの大切な意味を教えてくれてたかもしれません。

みんなで育んだ時間は何ものにも代えがたく
ご家族の心の中で宝物になると思います。



また、人間と同じように火葬をして骨を拾ったことが
悲しみを少しやわらげてくれたそうです。
お別れの儀式
そこには大切な意味があって、昔から大事にされてることって
やはりわけがありますね。



ゴマ吉くんは天に還っていきましたが
願っていればいつか必ず、
もう一度会いたい人のところに戻ってくると思うのです。



しばらくゆっくりしたら、帰ってくればいい・・・
ゴマ吉くん、またいつかね

多頭飼育のアメショーたちのことは、そらまめ日記のカテゴリーの中に
記載されています。
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愛(まな)くん☆またね

2023-03-12 20:12:32 | 多頭飼育のアメショーたち
愛(まな)くんが、2月28日に天に還っていきました。



2月は友人の誕生日で、毎年恒例の誕生日の食事会をしています。
その帰りに寄ったとき、愛(まな)くんはとっても元気にしていて
愛想ふりふりして寄ってきてくれました。

いつも笑ってるみたいな表情がかわいくって、見てると
こっちも笑顔にしてくれる猫でした。



それから数日して、愛くんは心筋症が原因で肺に水が溜まり
呼吸困難の症状に陥りました。
しばらくは友人の手元でお世話を続けていたのですが、
酸素室がないとどうにもならない状態となり入院。
入院したと聞いてからは、あっけないほどの最期でした。

でも、ちょうど友人宅では次々に旅立つ子たちがいて
まなくんで3匹目でした。
3匹できっと打ち合わせでもしていたのかもしれないと思いました。

向こうに渡る川の舟の定員は3匹です。
なら3匹でいっしょに行こう!みたいな話だったのかなと。
きっとそうだったんだろうと思いました。
そう考えたら・・・なかなかの猫たちで、大したものだと思えました。



あの悲惨な多頭の場所でがんばってきたまなくん。
3本足で必死に生きていたまなくん。



友人宅で、徐々に集団生活が何たるかを学んで馴染んだまなくん。

波乱万丈な生涯でしたが、終わりよければすべてよし!



名前をつけてもらって、いつでも食べられる環境になって
心配してもらって、泣いてもらって、病院にも連れて行ってもらえて。

友人に託してから2年4か月。
幸せ猫の仲間入りをして過ごすことができました。
変わっていく姿を見るのも、聞くのも楽しみでした。



素敵な時間、安全で快適な居場所を与えてくれた友人に
心から感謝しています。

幸せ猫になった愛(まな)くん
今頃、みんなとよろしくやってるんだろうなぁって思います。

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ゴローちゃんの結石の緊急オペ

2022-06-03 15:12:12 | 多頭飼育のアメショーたち
昨年譲渡した多頭のアメショーの中のゴローちゃん
里親のNさんからお便りです。

**************************************************

五郎ちゃんが薬で溶けない尿管結石のため尿が出ず緊急オペになりました。
1週間くらい入院です😢
昨日まで普通だったのに、今日は朝から様子がおかしくて
トイレに何回か行ってたと思ったら、
膝掛けにおしっこをする素振りをみせるも出てなかったので
直ぐに動物病院を受診。

3種類の結石がかたまり、尿管を封鎖して
尿が出ない状態で膀胱に尿がパンパンに貯まっているため
緊急に処置手術になりました。

たまたま今日お休みだったので良かったですが
仕事だったらと思ったらゾッとしました😱
前にも虎二朗がなったことがあり(その時は薬で溶けたので手術には至らず)
絶対石だと思い即行受診して良かったです‼️

五郎ちゃん手術無事に終わりました
おチンチンの先にたくさん石が詰まっていて動かなかったので
切って取り出したそうです。

おしっこが出なかった事で腎臓に負担がかかっていたため
数値と経過を見ながら土曜日には退院出来そうとの事です。
金曜日に確定します
今はカラーを巻かれ点滴されているけど
点滴を外そうとするほど元気があるようです
一先ず安心しました

本日無事に退院してきました
どうやら五郎ちゃんは石が出来やすい体質の様です
そしてまだ体内に複数の石の存在があり、ご飯は病院食になります。
耳もダニとカビで状態が良くなかったので治療したけど
暫く掛かるとの事
まぁ取り敢えず良かったです



そして何故かベロ出し🤣(下)

************************************************

猫は結石になる子が本当に多いです。
また、腎機能が悪くなることも有名ですよね。

早め早めの対応がとっても大切です。
今回はお休みの日に気づいて超ラッキーでした。

お大事にね


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瑛人くん☆またね

2022-05-24 05:18:40 | 多頭飼育のアメショーたち
瑛人くんは、2020年の年末
アメショーの多頭飼育の相談を受けて、その現場から連れてきた猫です。



12月10日に保護。

右目も白濁していて耳の中も炎症し、年齢もそれなりにいっていましたが
友人が自宅の猫として迎えてくれました。

穏やかで人の好きなとてもいい子でした。



その瑛人くんが、5月16日の月曜日。
ちょうど日付が変わって間もなくのことですが
彼女に看取られて、天に還っていきました。

もうあまり時間がないかもと連絡をもらっていたので
2日前の土曜日の夜
わたしは瑛人くんに会いに行き、お別れをしてくることができました。

にゃんベッドで横になっていましたが、撫でると気持ちよさそうに
反応してくれて・・・でも、その様子から
たしかにもうあまり残された時間のないことがわかりました。



1年半でしたが・・・陽ざしをたっぷり浴びて
幸せな猫として生きることができました。

何よりも、いつでもお腹いっぱいです。
新鮮なお水もいつでも飲めます。
安全も確保されています。

結局、瑛人くんの病気は慢性腎不全です。
点滴もやっていましたから、体はかなり楽だったと思います。
病気のケアも、わたしたちにすれば当たり前ですが
当り前じゃない場所で生きている子たちもたくさんいます。

過酷な環境、状況の中で・・・それでもがんばって生き延びてきた瑛人くん。
最後に暮らした日々は、穏やかで心地良いものだったと思います。

亡くなったら、真夜中に畑に埋めて
何事もなかったかのような日常を過ごしていたという元の飼い主。
かわいがってると言ったけれど・・・。
病気になっても治療しなければ思う存分食べられる生活でもなく
繁殖し放題で、挙句は生まれたての赤ちゃんは
オス猫が共食いしていたと言います。

それのどこが可愛がってることになるんだと
レスキュー当時腹がたって腹がたって・・・。
でも、完結させるためには堪忍が大事だと、心を無にしていました。

あのときのことを忘れてしまうほど
瑛人くんは楽しく暮らせていましたから、
神様がお迎えにきてくれたのなら、仕方のない事なんでしょう。

還っていくときの瑛人くん
顔が笑っていたよって教えてもらって・・・。
泣いてしまいました。
ありがとうを、その表情で精一杯伝えていたんですね。



きれいなお花でいっぱいにしてもらって、
どこにいるのかわからないくらい。



あの多頭の場所から逝ってしまった他の子たちに、
花を持たない他の同郷の猫たちに、
向こうで少しづつ分けてあげるんだろうと思います。

友人にも心から感謝しています。
暖かい場所と優しい時間を、本当にありがとうね。

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多頭のアメショーのその後のこと

2022-03-08 03:25:12 | 多頭飼育のアメショーたち
一昨年のアメショーの多頭の現場のお隣の相談者さんから
数日前、急遽お電話がありました。

問題のお宅に暮らす高齢のおばあちゃん
具合が悪くて救急車を手配してと言いに来たそうです。
もちろん、きちんと対応してくださったのですが
お身内への連絡先がわからず、わたしのところへ・・・。

多頭の現場に入ったときに、身内の方の了解も得て立ち入りましたから
わたしなら連絡先がわかるだろうということでした。

結局おばあちゃんは大事には至らなかったのですが
どうしても、この現場に残した最後の1匹のシモン君のことを確認したくて
元気で生きているのかどうか、伺ってほしいとお願いしました。

自分たちで増やしていい加減な飼い方をして、中で生きようが死のうが
適当だったのに、いざ自分が何かあれば助けを求めるんだ・・・と
なんだかなぁな気分でした。

それでも、シモン君が生活できていることは確認してもらえて
生きててくれたことがわかってほっとしました。



生まれてから幼い時に必要な栄養をもらって暮らせたかどうか
病気になったときにケアしてもらえたかどうか
不妊手術をしたかどうか
どれも本当に大切です。

2月20日にもずくちゃんが天に還っていきました。



まだ若いもずくちゃんも、幼いころしっかりケアできていれば
春を見ることができたのかもしれません。

そのもずくちゃんとどっちにしようか会場で迷っていたのが
アメリちゃん改めて花ちゃんのご家族でした。



現在、元気に・・・いえ元気そうに見えているのですが
花ちゃんも昨年乳がんの手術をしました。



現在も、その経過観察をしつつ、反対側に新らしい腫瘍が見つかりました。
大きくなれば手術を考えるということだそうです。

早い時期にきちんと避妊手術をしてもらえていれば
花ちゃんはこんな風に苦労せずとも済んだのに・・・。
悔しくなるような話です。

それでも、惜しみなく愛情を注いでくださって
感謝の気持ちでいっぱいです。



申し訳なさすぎて、いただいた動画を拝見して涙が出ました。

友人のところに引き取られた2匹は高齢でしたが
まな君は去勢手術が終わってから、周りともめなくなり
とってもいい子に変身できました。
生まれたときから3本足ですが、
そんなことはまったく感じさせないほど元気です。



瑛人くんも、こちらはもともと穏やかでしたが
ふっくらしてまったり過ごしています。



それから無事に1年過ぎたことのご報告を
福豆ちゃんのお宅からいただきました。



里親さんご夫妻の宝物になって暮らしているようです。
命がキラキラ輝いているという表現をされていましたが
この子の存在が、どれほどのものかよくわかり嬉しくなりました。

お金儲けの道具に、動物を使い
結局お世話もできずにいい加減になって、
その負の部分を背負わされるのは猫たちです。

気の毒に思うご近所さんや、相談された私たちは
それこそ必死ですが、当事者はどこ吹く風。
おかしな世の中は、なかなか改善されません。
こういう現場が、なくなっていってほしい・・・そう願っています。

そして、きちんと飼える飼い主さんの元で
どの子も暮らしてほしいと思っています。

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もずくちゃん☆またね

2022-03-01 02:15:14 | 多頭飼育のアメショーたち
もずくちゃんの訃報が届きました。
もずくちゃんは1昨年の末レスキューを決めて助け出してきた
アメショーたち多頭の中の1匹です。

早い段階で保護したのですが、なかなか体調が安定せず
里親さんを募集するのが少し遅くなりました。
鼻かぜが抜けなくて、特発性膀胱炎にもなったりしていました。

それでも徐々に他の子たちと同じような生活をすることができ
佳き縁にめぐまれたのです。
先住猫の雫ちゃんも暮らす会から譲渡した子です。

もずくちゃんは、体調が安定しないことが多く、
病院通いも多かったんだとか。
食欲が落ちて原因を調べるために18日に受診した際は
腎機能の数値がかなり悪化していたことがわかったようです。
急性腎不全・・・だったんですね。

点滴のやり方も教えてもらって
みなさんでがんばろうと思っていたそうですが
2月20日のお昼に、家族みんなが見守る中、天に還っていったそうです。
以下はいただいた内容です。

最期の夜は、私と高校生の娘、中学生の息子、小学生の息子と皆で
リビングでもずくと寝て、お別れをしました。



もずくは、本当に人懐っこく、人が好きな猫で、
毎日家族の皆と頭をグリグリと押しつけあって甘えたり、
お腹の上に乗ってきてフミフミしたり、可愛くて可愛くて
どうしようもないほど可愛い猫でした。



今月初めまではあんなに元気で、コタツで一緒に過ごしたり、
冷蔵庫の上にピョンっと飛び乗りご飯の支度をしている私を
覗き込んだりしていたのに。
あまりにあっという間すぎて、自分の気持ちが追いつかず、
どうしようもない喪失感でいっぱいですが、
それでも日曜日だったから一人じゃなく皆でお別れできたこと、
血液検査ができて理由が分かったことが、私には救いでした。



もずくと過ごせた時間は、実際には1年もたたず短い時間でしたが、
リビングでいつも一緒にいる猫でしたので
もっともっと長く一緒いいたように感じます。
子供たちも主人も同じ気持ちだと思います。



もずくと出会う事ができ、一緒に暮らすことができて家族全員幸せでした。
長女や長男は年頃ですが、もず~もず~と甘い声を出して
もずくを可愛がっていました。
末っ子も小学校から帰ってくると
もずくの側で宿題やゲームをして過ごし、
主人は昼休憩でもずくと過ごし、
私は朝晩のご飯をもずくにあげ、
頭をグリグリしてもらうのがとても楽しみでした。



コロナ禍で行事や遊びの制限をされてしまう子供たちにとって、
もずくの存在はとても大きかったと思います。



もずくを私たち家族に譲っていただき、本当にありがとうございました。

つらい気持ちを抑えて丁寧にお知らせくださいました。
可愛らしくて、愛おしくて・・・そんな気持ちが伝わってきます。
いなくなってしまった現実はどれほど淋しくせつないものかと思います。



でも、わたしはあの悲惨な現場を目の当たりにしていますから
みなさんにこんなにも大切に可愛がられたことは、
もずくちゃんにとってどれほど幸せな時間だったのかがよくわかります。

何より家族の一員として暮らせたことは
この子にとってかけがえのない宝物となったはずです。



もずくちゃんのありがとうの声が聞こえてくるようです。

そして、不思議な話ですがもずくちゃんは
私たちのところにお別れに来てくれてました。
亡くなったと思われる時刻に、譲渡会場でわたしはもずくちゃんのことを
思い出していました。
もずくちゃんパパが作成したホームページを検索する場面があって
どうしているのかなって・・・。
そのときがちょうど旅立った時間だと思います。

本当にかわいい子でした。

生まれる環境、生まれてからのケアがちゃんとしていれば
もっと長く生きられたのかなと思いますが
あの場所から助け出せたこと、幸せな暮らしが送れたことが
奇跡だったんだと思います。



もずくちゃん、またね
いつかまた逢いたいね。



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夏の終わり、そしてこがね君のこと

2021-10-11 00:49:05 | 多頭飼育のアメショーたち
昨年から今年の春まで、多頭の現場に関わっていました。


アメショーの現場です。


大勢のみなさんに支えられて、たくさんの猫が幸せを手にしました。


その中で・・・。


どうしても、飼い主に返さなければならなかった2匹の猫たちがいました。


苦渋の決断で、返しに行きました。


その後のことを知りたくて、何回か連絡しようやく会いに行けて


話ができました。


でもその後は電話をかけてもつながりません。


元々相談して来た隣家の方は、毎日ずっと気になって苦しかったと思います。


そのうち、怪我をして皮膚がはげたような状態のボス猫のこがね君が


ご飯をねだりにくるようになり、


お隣に居座ってしまったと連絡をもらいました。



飼い主に、病院に行ってほしいと頼んでも聞く耳なく


お金が無い、足が無いと・・・。


飼い主の定義って何だろうって思ってしまいます。


病気になっても治療もしないなんて。


飼い主の許可無しで病院にも行けず、かなり心を痛めていたようです。


暑さの厳しいことも憂いていました。



そして9月9日、連絡をいただきました。


こがね君は昨日の夜〜今朝にかけて亡くなりました。

ずっとうちの裏にいましたが、最後は隣の家の庭で亡くなっていたそうです。

先月から急激に痩せ、足どりもおぼつかなく、呼吸も早くて浅く、

ご飯もあまり食べなくなっていたのである程度覚悟はしていました。



先月からはカリカリをふやかしたり、

ウェットのご飯や流動食を与えたりしていました。

目ヤニも酷く目が開けられない状態だったので

拭いたり薬をあげたりもしましたが…

隣の猫なのでどうしても出来る事に限りがあり、

じゅうぶんな介護ができなかったです。

出来る事なら家の中で最期を迎えさせてあげたかったし、

看取ってあげたかったです…

すでに埋めてしまったそうですが、最後に撫でてあげて、

身体をふいて、お花も手向けてあげたかったです…

撫でる前からゴロゴロと喉を鳴らす可愛い子でした。

生まれ変わったら幸せになってほしいです。



こがね君の最期を知り・・・申し訳なさでいっぱいでした。


手の届くところにいたのに。


連絡をくれた隣人の方は、たぶんもっと複雑な気持ちだったろうに


と思います。


ただ、こがね君のことを飼い主以上に思ってくれて


彼がご飯をもらいに行ったり、くつろいだりできていました。



それだけが唯一の救いです。


こがね君の魂がどうか安らかでありますように。


飼い主・・・この言葉の意味をみんながもっともっと真剣に考えて


大切にしてくれたらいいのに。


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終了いたしました/多頭飼育のアメショーたち

2021-04-08 05:06:37 | 多頭飼育のアメショーたち
多頭飼育されていたアメショーたち


全部で41匹に関わりましたが、3月に最後の女の子の譲渡が決まり


すべての子たちのそれぞれが決定し、終了となりました。


純血の33匹のうち24匹は一般譲渡


2匹は飼い主宅に戻しました。


3匹は知人友人に譲渡、1匹はスタッフさん宅に譲渡。


3匹がレスキューに間に合わず外に出て交通事故死。


残り8匹のうちわけです。


2匹の野良ちゃんはリリース。


アメショー柄のくっきり入ったMIXは全部で6匹でした。


1匹の大人猫と5匹の子猫は一般譲渡になりました。


アメショーMIXの子たち6匹は、飼い主が自分の家の子認定は


してくれませんでした。


外に出たときにできた子であろうことは容易に想定できました。


すべて終了したこともあり、


ようやく連絡のついた飼い主の男性の家に行きました。


以前より、格段に臭いも減り


何よりいちばん心配だったこがね君とシモン君に会うことができました。


こがね君は13歳と高齢のため、腰の骨が落ちてきていましたが



なついていてスリスリご挨拶してくれました。


わたしたちに預ける前よりも、ずっと飼いやすくなって


本当にいい子だと言っていた飼い主。



手術したことで落ち着き、何より飼える頭数になったことで


ストレスもなく穏やかな日々なのだろうと思います。


ケージ内のシモン君は、ひとまわり大きくなったようでした。





新しい食器なども購入して、2匹のお世話はできていると確認。



それでも、譲る意思はないかと尋ねると、この2匹は大事にしますからと。


わたしの電話に出なかった理由は、3月に何匹か戻されるんじゃないかと


心配していたようです。


つまり、譲渡が決まらなかったら返されてしまうことが嫌だったみたいです。


自ら増やしておきながら、いざ2匹だけになると


その生活がどれほど楽なのかを実感したようなのです。


飼い主に戻さざるを得なかった2匹のことも、


しっかり見てくることができました。


これにて一件落着です。


スタッフさんが譲渡した子たちの、かわいいアルバムも作成してくれました。


また、折をみて持っていこうと思います。


この大がかりなレスキューに当たり、多くのみなさまから


様々な形でご支援や協力をいただくことができ、


感謝の気持ちでいっぱいです。


当初予定していたよりも、経費がかかってしまいましたが


そこはまた少しづつプールし、


今年度の子たちの分を工面していきたいと思っています。


まずは、こうして完了のご報告ができることをスタッフ一同


心から御礼申し上げます。


全国で多頭の問題がたくさん報告されています。


環境省で多頭飼育対策ガイドラインも作成されました。


縦割り色の強い行政が、いかに円滑に力を合わせられるか


大きな鍵だと思っています。


私たちは、残念ながら1回こうした大きなレスキューを受けると


なかなか次の現場に入っていくことができません。


場所の問題、人手の問題、費用の問題などがあり


それはたぶんみなさんの想像をはるかに超えるものなのです。


この現場が一段落し、


今春は野良猫の避妊去勢手術に力を入れていこうと思います。


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かしわのこと(アメショーの女の子)

2021-01-30 05:24:36 | 多頭飼育のアメショーたち
まだ若い、たぶん2020年春生まれと思われるかしわのことです。


はじめて現場に行ったとき(9月)にも見ていましたが


様子がおかしかったのです。



なんとかしないと・・・そう思ったうちの1匹です。


10月に入って無事に捕まえることができました。


現場に行ってくれたスタッフさんのお宅で


そのまま様子をみてもらうことになり、すぐに受診もしたのです。


思っていた以上に酷い状態でした。


自力で排尿ができていなくて、膀胱を絞ることになるかもと・・・。


排便もできていないため、早急にレントゲンを撮ってみていただきました。



しっぽはお尻の根元でぽっきりと折れています。


お腹に便がたまりにたまっています。


排尿排便する力が入らないのかもしれません。


便が詰まって吐き気もありました。


原因が何なのか・・・。


ここまで成長できてきたということは、後天的なものだと思われます。


交通事故の可能性もあるし、高いところから落ちた可能性もあります。


寝ているときに物が落ちて来たのかもしれません。


当時は飼い主の虐待も否定できないと考えていました。


とはいえ・・・・原因はともかく、かしわと名づけたこの子が


今後回復できるのかが大きなカギでした。


『野良猫だったら安楽死の選択をするケースに該当するよ』と言われました。


経験値の豊富な先生の見解ですから、相当な状態なんだろうと思いました。


良くなる可能性があるとしても、譲渡していくのはかなり難しいとも。


その、良くなる・・・というのも、垂れ流しでも自力で排尿排便ができるかも


という意味合いのことなのです。


当然、安楽死のことも視野に入れないといけないと覚悟を決めました。


先生とお話ししてきたとおりのことをスタッフN江さんに伝えました。


お世話を続けられなくてもこれは仕方ないことだと説明して


わたしのところに連れてきてもらうつもりでした。


でも安楽死はしたくない、可能性にかけたいと彼女が言ってくれたのです。


そしてご主人とも話し合って、自宅でお世話を続けてくれることに


なりました。


オムツをつけてでも、排尿排便が自力でできてくれば


お世話をする人がいるのなら生きていけます。


股の炎症をおさめたり、フードをかえたり、



便秘の薬を飲んだり、やがてはしっぽを切断する手術など



いろいろ続けてきました。


そして、10月はじめからゆっくりゆっくりと症状は改善して


オムツ生活ではありますが、かしわは他の猫たちに混ざって


日々を謳歌できるようになっていったのです。



文章にすればほんの何行ですが、途中しっぽがちぎれたり



カラーがうまくいかなかったり、股の炎症が悪化したり



部屋中おしっことウンチまみれになっていたり・・・。


山のような困難をひとつひとつ乗り越えてきてくれた結果なのです。


そして年度末を境に、正式にN江さんのお家の子として迎えてもらえました。


オムツをはずすと、自力でトイレでおしっこができるときもあるそうです。



免疫力が上がり、体調が整って、身体の機能も少しづつ回復すれば


そのうち普通にトイレでできるようになるのかもしれません。



今回のアメショーのレスキューの中で、かしわの症状がいちばん重たく


方向性が定まるまで、とても悩みました。


でも優しくあたたかいお宅に縁がつながっていたんですね。


今は、部屋の中でいちばん威張ってるから『かしわ王国』だと


笑って話してくれます。


他の猫たちを仕切ったり、自分がいちばんの主張ができるほどだそうです。



ただでさえみじめな生活を送ってきたアメショーたちの中で


最も死に近いところにいたかしわ。


なんとか助けてあげたいという本物の祈りが


神様に届いたのかもしれません。


あきらめないお世話のおかげで、極上の幸せ猫になることができました。



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愛(まな)君&瑛人(えいと)君のこと

2021-01-25 09:38:17 | 多頭飼育のアメショーたち
昨年9月、多頭のアメショーの話を友人のH子さんにしました。


本格的にどう動くか必死で模索しているときのことです。


現地調査で見かけた、3本足の雄猫の話をしました。



『その子はうちの子にするから連れて来て』と頼まれました。


まだ会ってもいないうちに・・・・です。



事故なのか、先天的なものなのかまったくわかっていませんでした。


わたしにわかっていたのは、性格は良く、


ある程度年を取っているということ


足先がこすれるたびに出血し、そうなるとなかなか治りにくく


気の毒な状態になってしまうということだけでした。


彼女と約束したものの、しばらくは姿を見せませんでした。


でもしばらくして隣の方の協力で捕まえることができました。


体調不良で、ひきこもりをしていたようです。


・・・間に合ってよかったです。


愛君というお名前をもらって過ごすことになりました。



大きく見えましたが実は貧血がひどく、さわると痩せていて


去勢手術もスンナリとはいきませんでした。



先天的に後ろ足が1本無いのですが、『そんな子だからこそ』


そう言ってもらえて、愛君は本当に幸せな猫です。



そして、もう1匹。


この子は愛君保護から2か月近くして捕まえることができました。



スコティッシュの母猫とのMIXだそうですが


ひどく右目を負傷していました。



ケアにはかなり時間がかかりそうです。


性格はおとなしくて争いごとの嫌いなタイプ。


愛君とも仲良しでした。


本当は、飼い主の男性はこの子を手放したくないと言っていましたが


負傷している目をきちんと治療するには、


こちらに任せてもらうしかないと説得しました。


そして、彼女のうちで迎えてもらえることに・・・。



愛君も瑛人君も、年がいっていますが


『だからこそ、最後まで看取れる』と。


世の中は、お世話をすることに喜びを見出せる人たちもいるのです。


失ってしまった部分を、むしろ愛おしいと思えたり


ならば自分がそこをカバーしたいと動けたり。


希少かもしれませんが、この活動を通して


そういう心根の方たちにめぐり合うことができています。


暖かい陽のさしこむ場所を、この子たちに与えてくれて


本当にありがとうね。



愛君、瑛人君、これからは幸せな時間を過ごしてね。


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五郎島君♡おめでとう

2021-01-23 18:02:17 | 多頭飼育のアメショーたち
多頭のアメショーたちの中で、たぶん先々一般譲渡をかけるには


難しいかもしれないと思われる子が数頭いました。



性格がいいだけではなかなか決まりにくいかもと思っていました。



高齢だったり、病気で普通の家庭でのお世話に手がかかったり


見た目的なことも・・・あります。


もちろん、それがなんだと思う自分がいたとしても


実際そういう難しいと思われる子たちに、手を差し伸べてくれる人は


数が限られてしまう事実は否めないのです。


その何匹かの1匹が五郎島君でした。


耳血腫が原因だったのか、マラセチアが影響してなのか


耳が折れています。



折れた耳は、片方はあきらかに変形しています。



その五郎島君に声をかけてくださったのがN美さんでした。


難しいと思う子がいるなら、声をかけてねと言ってもらってました。


その言葉に甘えさせてもらいました。


時間をかければ譲渡は普通にできるのかもしれませんが、


春までにある程度決めなければ、春先に生まれてくる子たちの


居場所がなくなってしまいます。


そのときの自分が躊躇せずにいられるように、お願いしました。


1月8日、さっそく連れていきました。


最初から、なんとなくうまくいきそうな感じがしました。



先住のキジ白の虎二朗君がおおらかで優しくて、このお家の兄貴1号です。


もう1匹チャトラの虎茶の助君もいて、兄貴2号です。



五郎島君、図々しいところもあるけれど、


元々猿山の軍団みたいに生きていましたから


強いオスには従う傾向があります。


兄貴たちは、もめごとのきらいな穏やかな性格ですから


調子に乗らない限り、受け入れてくれる気持ちはばっちりです。



助かりました。



思っていたよりずいぶん早く、昔からいたみたいな間合いだと


報告をいただき、嬉しかったです。



ストーブとかコタツとか、今まで見たことのないものに


五郎島君が威嚇してると聞いてびっくりしました。


知らなかった幸せ、知らなかったあたたかさに


思わず攻撃的になっちゃったんですね。


笑いながら泣けちゃいました。



これからは、食べることに困ることはありません。


寒さに震えることもありません。


闘う必要もなく、穏やかに暮らしていけます。


五郎島君に、居場所を作ってくれたことに心からありがとうです。


N美さん自身、コロナで前職を続けられず転職されていました。


潔い方なので、そのこと自体を愚痴ったりはしていませんし


前を向いて笑っていますが・・・。


そうなるまでに、葛藤した日々もきっとあったはずなのです。


でも、こうして声をかけてくれました。


わたしはいつだって人の優しさや、強さにたくさんの力をもらって


だから頑張れてることを実感します。


自分の選んだ子ではなく、こちらがお願いすることになった子を


受け入れてくれました。


わたしは、猫たちのおかげでよき出会いができているんだと


あらためて思いました。



五郎島君、よかったね。


やっと本当のお家が、本物の家族ができたね。


スタッフさんみんなが喜んでくれました。


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多頭のアメショーたちの振り分け

2021-01-15 10:44:55 | 多頭飼育のアメショーたち
全頭、避妊去勢の手術を済ませ、ワクチン接種をし


駆虫検便を繰り返し行い、耳ダニチェックや治療などしました。


継続治療の必要な子たちもまだまだいます。


ですがひとまず、スタッフさんのお宅に振り分けしました。


子猫の相談のない今だからできることです。


そして、飼い主の男性が戻すことを切に希望した3匹を


いよいよ返す日がせまり・・・・眠れないほど悩みました。


何度も保護場所に出向き、1匹ずつケージから出して様子を見ました。


お世話にいってくれたスタッフさんたちの動画や報告文章を


何度も何度も見返しました。


そして、3匹ではなく2匹に決めてそちらのお宅に向かいました。


1匹は13歳のボス猫のこがね君。



この子はこの飼い主の男性が、初めて購入してきた猫でした。



思い入れもたっぷりです。



お世話していた場所ではさほどでもなかったのですが、


どうしたことか、この日は最後の最後にわたしの後を追って離れません。



あわてて引き戸を閉めたのですが建付けが悪く、少しずれた隙間から


こがね君がこちらを見ていました。



たぶん一生、その目を忘れることはないと思います。


もう1匹は、狭いケージにずっと閉じ込められて


トイレも変えてもらえていなかった子で、約3歳のシモン君。





2匹で子猫用のケージ内で暮らしていました。


今回、保護するときに飼い主の男性が失敗して逃がしてしまい、


縁の下にしばらく潜んでいました。


年末、最後の最後にダーリンと捕獲することができた猫です。


シモン君といっしょに返す予定だった猫は、少し体調を崩していました。


寒いあの部屋に戻したらその後がどうにも心配で


飼い主にはその旨話しをして何とか説得できました。


3段ケージを友人が寄付してくれたので、ケージを組み立て


毛布を四方八方結束バンドで止めて、段ボールをセットし猫ベッドを敷き


できる限りあたたかくしてきました。



手際よく、もくもくと3段ケージを組み立てて毛布を固定するダーリン。


男性がいると先方の態度も違ってくるものですね。


そして、中にシモン君を移し替えました。


不安そうなシモン君を直視できなくて、申し訳なさでいっぱいでした。


お世話していた場所では、仲良しの2匹で3段ケージにいました。


出してあげると楽しそうに猫じゃらしで遊んだり、


テーブルに乗ったりしていました。





きちんとトイレを替えること、持って行ったカイロを必ず


カイロ袋に入れてセットしてあげること。


本来飼い主なら、できて当たり前のことを何度も何度も


説明してきましたが・・・。


こんないい毛布を猫にくれてやるのか?とか(おばあちゃんの発言)


カイロの使い方がわからないとか。


わが家から、人間用の湯たんぽも持って行きました。


猫用のヒーターも持っていきましたが、


こがね君とシモン君のためにしっかり使ってくれるのか


ちゃんと使用してもらえるのか不安いっぱいです。


今度こそ、普通の飼い主としてこの2匹のお世話をしっかりと


お願いしますと頼んできました。


そして、繁殖を勧めたペットショップには


2度と出入りしたり連絡したりしないようにと、くどくど話してきました。


また2匹の様子を見に行く機会を失わないように、


言い過ぎないようにしたかったのですが、


どうしても力が入ってしまい・・・・ダメですね。


こがね君とシモン君の2匹を人身御供にした気分でした。


当日は帰宅してからも、やりきれなさをどこにぶつけていいのか


正解のない中で着地点を探すことの難しさを痛感していました。


かつて、多頭にしてしまった人たちに幾度か関わってきて


猫を全部奪ってしまうと、またどこからか連れてくるという恐ろしい経験を


何度も味わってきました。


ゼロにしてしまうことはできません。


でも、置いてくることになった子たちの行く末を考えると


どうしようもないものが残ります。


飼い主の定義って何だろうと考えこんでしまいました。


今は、仲良くなっておこう作戦しかないので、


また何か手土産でも持って行ってくる予定です。


こがね君シモン君の分も、他の子たちには必ずよき縁をと思います。


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アメショーたちの行く末

2021-01-06 04:25:22 | 多頭飼育のアメショーたち
毎日、何か理由をつけては電話をしてくる飼い主の男性。


あんなにたくさんいて、困っていたと言っていたのに



今は1匹もいなくなって急に淋しいとか不安とか疑念とか


入り混じった気持ちでいるようです。


まず、絶対に手元に返す約束をした3匹。


このところ軟便です。


検便して先生とお話ししましたが、虫がいるとか腸内環境が悪いとか


問題は何もありませんとのことでした。


たぶん、食べ過ぎているせいか、フードの質が良くなったからかも


というお話しでした。


返す日までに治してあげたいので、スタッフさんたちにも頼んで


朝晩お薬をあげてもらうことにしました。


返したら、もうやってあげられることはないなぁと思うと


正直せつないですが。


あんなにたくさんいても、返してほしいと思っている猫の


顔や特徴はしっかりとわかっていて


『可愛いんですよ』とも言っています。


適正に飼育できるかどうかは関係ないようです。


この男性が返してほしいと言っている(認識している)猫は


たぶん7匹~10匹です。


まず、絶対に執着している3匹を戻してから、


その後きちんとできているのかをいろいろ判断しつつ、


どうしていくか決めようと思います。


どの子も本当にいい子たちです。


新しい飼い主さんを探していくのが本来はいいに決まっています。


猫たちのことだけでなく、この男性と年老いた母親とも


話しをしながら、納得してもらいながら、将来を考えながら。


相手のあることで、まして増やしたとはいえ飼い主となると・・・。


まだしばらくは、『決めかねる』の日々を送りそうです。


中には『返さなくていいよ、あれはいらないから』


と言われた子たちもいますが、それって幸せなことだと思います。


適正飼育と言っても、本当に人によって異なります。


自分の中のドロッとした気持ちから逃げないで、


きちんと向き合っていこうと思っています。


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アメショー軍団41匹の最後の1匹

2020-12-30 07:41:29 | 多頭飼育のアメショーたち
年内でアメショーたちをすべて捕まえて


避妊去勢手とワクチン接種、レボリューションをしたいと思っていました。


願えば叶う☆彡


ついに、最後の1匹も捕まえることができました。


飼い主の男性も今では非常に協力的で、こちらを信用してくれて


話しもスムーズになってきました。


数としては、全部で41匹でした。


アメショー家族は全部で33匹。


うち3匹は保護する前に前の道路で事故死してしまいました。


近隣で捕獲したり保護できた明らかにアメショー柄のMIX猫が6匹。


ご飯を食べに来ていたと思われるキジとサビの2匹は捕獲器で捕まえました。


この2匹はリリースしました。


保護できたうちの、2匹は譲渡が難しいため


はじめから関係者が引き取りを希望してくれていました。


14匹は会の方で一般譲渡が決まり幸せを手に、暮らし始めています。


つまり後20匹は、これからどうしていくのか決めたいと思っています。


今はスタッフさんの自宅をはじめ、友人が預かりを申し出てくれたり


借りた倉庫でお世話をしています。


飼い主の男性が、どうしても返してほしいと思っている子も数匹います。


きちんと飼いきれるようなアドバイスなりサポートをしながら


年明けに数匹は戻そうと思います。


不安がないわけではありませんが、すべてを失くしてしまうことが


解決になるわけではないのです。


こういう風にだらしなく増やす人は、全部奪うとまた次を探します。


それなら、様子を見ながら希望している子たちは返さないと


結局は同じことが数年先にまた起きないとも限りません。


とりあえず、目標としていた全頭避妊去勢手術が終了しましたので


第二段階は、一呼吸おいて考えます。


というものの、支払いがまだ済んでない分もありますから


失礼のないように、対応したいと思います。


みなさまからの寄付金のおかげで、助けていただいております。


クラウドファンディングも考えたのですが


飼い主のいる猫で、ちょっと違うかなと・・・。


とはいえ、あまりの数に場所の確保、


確保できたもののスタッフさんの交代のお世話


手術代やら医療費のやりくり。


餌代や砂代もかかります。


多頭の現場を解決までにもっていくのはかなり骨の折れる作業です。


頭も体もフル稼働してますが、思う通りには動かないものですね笑


こんな現場は全国の至る所で起きているのだと思います。


売り物として扱う業者がいる限り、こういう問題はなくならないし


だましやすい人に、高く買い取ってあげるからなどと


繁殖を促すようなペットショップがあるのはどうにも納得できませんが。


ここにメスを入れるには、かくたる証拠や


もっと行政が取り締まっていい法律を作らないと手が出せないのかなと


残念で淋しく思います。


もう少し方向が決まったら、今回の現場のことは


レポートにまとめて、浜松市に提出報告をしておこうと思っています。


だからどうなるものでもないのですが、参考にはなるかもしれません。

*************************************************************************

まだまだ医療費などがかかります。


申し訳ないのですが、引き続きご寄付をお願いできたらありがたいです。

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あともう一息のアメショーたち

2020-12-23 04:53:37 | 多頭飼育のアメショーたち
浜松不在でバタバタしていましたが、何としても


年内にアメショーたちの手術を終了させたいと考えていました。


昨日も2匹終わって、昨日も2匹捕まえられたので


本日搬入予定です。


多頭の場合、終わりに近づくとどうしてもなつっこさが違ってきて


最初のころの猫たちに比べて捕まりにくいというか・・・。


ちょっと苦戦しています。


あともう少しです。


全部で41匹いたことになると思います。


思います・・・というのも、曖昧な言い方ですが


飼い主ですら、正確な数をまったく把握していないのですから


正直、何が何だかの状態でのスタートでした。


あとは1匹、男の子を残すのみ・・・のはずです。


手術、ワクチン接種、レボリューションプラスをひととおり済ませたら


元の家に戻す子もいます。


すべての子が譲渡対象になるわけではありませんし


こうした多頭にしてしまう人は、猫がいなくなると


また増やしてしまうことが多いのです。


きちんと暮らすために飼う人ばかりではなく


自らの淋しさの穴埋めのように、たくさんの猫を周りに抱え込む人たち。


つまりアニマルホーダーの精神的なケアも


日本国内至る所で問題になっています。


思い入れのある猫たちが何匹かいますから、確認しつつ


話しを進めていこうと思います。


ひとまず、あと1匹で全頭手術はクリアですから、今はそれが目標です。


年末年始、借りている場所にはアメショーたちがたくさんいて


当番制にしてのお世話ですが、スタッフさんたちも大変です。


感謝と申し訳なさと複雑ですが、そう思うのなら


わたし自身は全頭手術をまず果たさなければ・・・・。


それにしても、けっこう頑張ってるのに


こういう問題って絶対になくならないものですよね。


猫たちの繁殖力がすごいのか、餌やり問題が原因なのか


今回みたいな知識のないアニマルホーダーが後を絶たないからなのか。


きちんとした飼い主さんが、もっともっと増えて


猫たちが1匹ずつ大切に幸せに暮らせたらいいなぁと思います。


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