このところ、身近で亡くなる方のお話が多くて
気持ちがなんとなくどんよりしています。
年が明けて寒さが増した2月に
ダーリンの大学時代のバンド仲間が癌で亡くなってしまったお話が
飛び込んで来て、わたわたしていました。
これまた奥様も同じバンドのメンバーですから
ダーリンにとってはかなりショックな出来事でした。
大学時代って、大人じゃないけれど大人ぶってて
何にでもなれそうで、何でもできそうで
友達がいちばん大事・・・みたいなときです。
増してそのころ、毎日のようにいっしょに練習したり集まってた仲間は
かけがえのない存在だったはずです。
淋しそうにしている姿、その当時をしのぶ曲を聴いてる姿は
なんとも言えないものがありました。
またみんなと集まって演奏したいとか思っていたと思うんですが・・・。
そして、ダーリンの母方のおじさんが亡くなり
葬儀に行くことになっています。
89歳です。
今夜がお通夜で明日が葬儀です。
高校の教諭だった方で、ソフトボール部の顧問をされていました。
全国大会でも上位にいつも入るほどの強豪校で
生徒さんたちのことをいつも考えているような方だったと
親族が集まるときは、そういう話しがよく出ていたように記憶しています。
就職してからそろばんのできなかったダーリンは
定期的に教えてもらいに行ったとか。
なぜか当時(昔の話しで笑えますが)そろばんができなくて
会社の女性たちにバカにされていたらしく
電卓で勝負だとも言えず、必死で習ったと話してくれました。
おじさんの訃報をうけて、昔語りをなつかしそうにしていました。
栃木県とちょっと遠方です。
こちらも年を重ねているわけですから
距離がますます遠くに感じるようになってきました。
もちろん、今は新幹線の乗り換えの時間も
うまいこと調整できていて、すんなりと行けるようになっています。
そして、友人のお父さんが逝ってしまったと連絡が入りました。
3月いっぱい持つかどうかと言われてましたから
よくがんばっていらしたのですが・・・。
最期はホスピスで、友人が看取ることができたと話してくれました。
不思議なものです。
向こうに還っていくとき、それはわたしたちにはわからないことですから
いつ誰が、そばにいるのかは神のみぞ知るところなんですよね。
たまたまだったのか
お父さんの意思だったのか
たぶんお父さんの願いと友人の願いが一致したんじゃないのかなと思います。
わかっていたことだし、これはもう仕方ないと言っていました。
そして、猫たちのお世話をしていましたが
悲しみにどっぷり浸かっている時間が無いことが
かえってこういうときは、ありがたいことなのかもしれません。
スタッフさんのおひとりも、先月末にお父さんを見送っています。
そちらは、家族みんなで見送れたとのことでした。
お母さんと別の施設に入所されていたお父さんでしたから
最期のお見送りができて、お母さんもほっとされたと思います。
そんなこんなで、いろいろ重なっています。
生きてそこにいた人が、もう会えない場所に行ってしまうこと。
命あるものの宿命ですが、なんとも言えない気持ちになります。
生かされているということを大切に思って
毎日を暮らしていかないといけないってしみじみ感じます。
逝ってしまった方たちのご冥福を心よりお祈りいたします。