そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

野良猫と地域の取り組み

2024-06-11 04:34:23 | 不妊手術・TNR
このところ、いろいろな自治会の集まりに呼ばれることが多く
地域に暮らす野良猫に対して
各地元でどう取り組むのがいいのか、どんなやり方があるのかなど
説明をさせていただくことが増えています。

やみくもに処分しろとか、餌をあげている人だけを非難するとか
そういう風潮は減っていて
野良猫に対して餌やり禁止!
みたいに、一方的な話では解決しないという考えが
みなさんの中に浸透してきているようです。

もちろん、餌をあげている人がTNRに取り組んでくれることが
本来は望ましいことだとは思います。
ただ、2~3匹のうちなら何とかならないわけではないですが
数十匹に増えてしまった場所ではどうにもならず
隠れる様に餌を上げ続けてしまっているケースもあるわけです。

きちんと手術をして繁殖制限をかけておくことや
糞を拾ったり、空き缶やゴミもいっしょに片付けたりすることで
近隣のみなさんの気持ちがかなり緩和されると思います。

また、糞尿の被害にあってる方のお宅は
きついにおいや片付けにいらいらしてしまいますから
野良猫が嫌い、餌をあげてる人に何か罰をと
厳しい意見がないわけでもないのですが・・・。

ここは泥棒が自宅に入ってこないように対策するのと同じことで
ご自身で対策を考えていただくことも大切です。

一般的に猫は酸っぱいにおいや苦いものが苦手です。
食用の酢を倍に薄めて、石やブロックなどにかけておいたり
容器に入れて庭に設置しても有効です。

苦土石灰を砂利と混ぜても、おしっこをしなくなるケースもあります。

そして、文句だけでは解決しないので
やはり数を増やさないことが大事なことです。
それには、避妊去勢手術をしていくことしかなく
これによって真夜中の猫の喧嘩や発情時の鳴き声なども
減っていきます。

メスをめぐってのトラブルがなくなれば
きつい臭いのおしっこやスプレーも激減していきます。

いことしかないんだけどな・・・と思うのですが
最終的に地域で取り組むとなれば、
費用の問題
捕獲や搬入をだれがいつどうやってするのかの話し合い
その後、耳カットした猫たちの見守りなど

管理する上で、話しておかないといけないことが
何点か出てきてしまうのも事実です。

全員が賛同して取り組めればいいですが、こればかりは
そういう風にはいかないこともあります。
まずは、小さくてもまとまりやすい範囲で取り組み
徐々に広げていく、続けていくことが大切かなと思います。

あと、自治会での話し合いはどう考えても
そのときの自治会長さんとか理事さんが
猫に対してどう考えているのかで大きく左右されるようです。

野良猫と言えど命のあるものと思って取り組みを考えてくださるとか
時間をかけても地域から野良猫の問題を減らしていきたいとか

いずれにしてもたかが猫と思わない方が中心になってくださると
うまくいくのだろうと思います。

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