そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

命拾いした子宮蓄膿症の猫

2024-07-19 17:47:33 | 病気&事故の話し/猫編
相談者さんが捕まえたきれいなクリーム色の女の子。



手術のためにスタッフさんが動物病院に搬入してくれました。
そのときは、普通に避妊手術だけのつもりでいました。

別のスタッフさんが翌日お迎えに行くと
先生から、
『子宮蓄膿症だったよ。手術したおかげで命拾いしたね。』
と言われたそうです。
7月5日のことでした。



たぶん、お腹もしっかり切ったんだろうし
できれば抗生剤を1週間飲ませて、しっかり傷がいえてから
リリースしてあげたいと思いました

ただ、薬入りの餌を食べてくれるかどうか
ケージ内が居心地悪く負荷がかかるなら、リリースしてあげた方がいいので
ひとまずエサにクスリを混ぜて置いておきました。

すると・・・しっかり完食です。
泣いて暴れることもなく、これならお世話できると判断し、
預かりスタッフさん宅に移動しました。



オペ後の猫たちをいつもお世話してくれるスタッフさんなので
安心できます。
今回の猫も、薬を飲み切って、餌もしっかり食べてもらって
少しでもいい状態で戻したいので、がんばってもらいました。

若いのに子宮蓄膿症。
ほっておけば、時間の問題で子宮が破裂してしまうところでしたが
全摘手術なので、きれいに取ってもらうことができました。



7月13日、雨ふりをさけてお天気のいいうちに
現地でリリースしました。
ものすごい勢いで駆けていきました。

一期一会です。
もう二度と会うことはないと思います。
『元気で、がんばって生きていって』と心の中でエールを送ります。

スタッフさんのところでは美味しいものを
たくさん食べることができましたが
外の猫として生きるこれからは、食べることも眠ることも
道を歩くことも・・・すべてが命がけです。

増やさない活動ですが、様々なところで明暗が分かれていきます。
そんな中、手術をすることで生きられることになった今回の猫。
こんな奇跡も起きるんですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする