そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

ななちゃん☆またね

2021-10-28 05:04:40 | 天に還った猫たち犬たち
スタッフAさん宅の愛犬ななちゃん


高齢で少しづつ弱ってきていると聞いていました


柔らかいフードなら食べられると聞いていて、


ときおり差し入れなどもしました。



暑い夏を乗り越えてくれたので、きっとまだまだ頑張れるだろうと


そんな風に思っていましたが・・・・。


10月22日、天に還っていきました。



12月で満18歳、その誕生日を目の前に・・・。


惜しかったねとやり取りしましたが、ボケることもなく、


食べたり飲んだりもできていたので


本当の老衰ということになります。


たぶんみなさんがあやかりたいと思うような大往生です。



ななちゃんには生前いろいろ笑わせてもらいました。


コスプレ写真もたくさん見せてもらいました。





ご家族みなさんにかわいがられて、ななちゃんとっても幸せでしたね。



淋しくなると思いますが・・・たくさんの幸せな記憶は


これからもご家族皆さんの心の中で、大きな励みになると思います。



ななちゃんお疲れ様、そしてありがとう。


またいつの日か。


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この子はするけど、この子はしない

2021-10-26 08:47:47 | 不妊手術・TNR
捕獲の相談者さんの懐具合と、今までの猫に接する考え方だと思います。


たとえば、オスは手術しない


この子は家で餌をあげてる子だけど、こっちはたまたま食べに来てるから


自分には関係ない


子どもを出産したことのある母猫だけ手術したい


そこの境界線がよくわからなくなります。


そもそも、餌をあげたのなら手術は必須だと思います。


中には餌などあげたこともないのに、近所で猫が増えたら大変だし


子猫の末路を想像したら何とかがんばるしかない。


他にも、年金が入るたびにお金は返すから何とか増えない道を


考えたいと言ってくれる方もいます。


他人の増やした猫だけど、ほっとくわけにはいかないと


立ち上がってくれる方も最近はものすごく大勢いて


すごいことだと頭が下がります。


こういう善意の方が頑張ってくださっても、


餌だけをあげる人が、てんこ盛りの餌だったり、置きっぱなしの餌の


あげ方を改善してくれない限り、おさまらない・・・です。


どうやって説明したらわかってもらえるのか頭の痛いところです。


そして、せっかく手術をしようと考えてくださるのなら


ご飯をあげている猫は全部手術をしてもらえたらいいのにと思います。


たぶん、自分の目の前で子猫を生まないオス猫は


よそで種まきしても関係ないということなんでしょね。

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多頭の相談、盛りだくさん

2021-10-22 11:36:22 | 不妊手術・TNR
庭に来た野良猫を気の毒に思って餌をあげて・・・。


いつしか、おっとびっくりな数になってしまっての相談が


このところたくさん入ってきます。


もちろん、ご自身が餌をあげていたわけではなく


当事者の餌をあげていた人が入院してしまったり、亡くなったり


それで、流れてきているという相談も多数です。


すべて10頭以上です。


現地調査のスタッフさんの話や、写真を見て愕然となることも。


でも、何とかしたいと思ったときにがんばらないと


事態はさらにさらに悪化していきます。


数を数えていると、ため息ついてることもしばしばです。


ただ、こういう現場でもっともきちんと解決するには


個体の識別をしておくこと。


写真でもいいし、紙に書き出してもいいし・・・ともかく


来ている猫の情報をなるべく正確に把握できているかどうかが


増やさないポイントです。


そして、相談して来た方や周囲のみなさんが、餌のあげ方に注意していくこと


置き餌は絶対にNGです。


手術の目印の耳カットをした猫にのみ、ご飯をあげるようにすること。


そこがとっても大切です。


まずは手術、そしてうまく管理すること。


数年かかりますが、猫の問題は必ず解決していきます。
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そろそろ終わるかな

2021-10-19 06:03:19 | いっしょに考えたいな
まだまだ、子猫の相談は入ってきています。


でも、このところの朝晩の冷え込みを考えると、もうそろそろ今年度の


相談ラッシュは下り坂になるのかなと思います。


春から夏にかけては気温の関係で、産まれた子猫たちは順調に育ちます。


もちろん、事故や飼育放棄、人の手による捕獲、他の動物に捕食など


過酷な事態が起きているのは変わりません。


でも秋子は・・・寒さによる病死も加わってきます。


風邪で目や鼻がくちゃくちゃになって、いったんそうなると


人の手が入らない限り、小さな子猫の自然治癒は望めません。


高熱や食欲不振、肺炎に移行してしまうこともあります。


またいったん低体温になった子は、一度は復活して見えても


その後臓器不全で命を落とすことも多々あります。


そんなこんなで、こちらに無事にたどりつく前に、


自然淘汰されている子たちの数はどれほどのものかと思います。


また、たどりついていても、秋の子たちは体調を崩しやすく


無事に譲渡会デビューを果たすまでには苦労もいろいろです。


それでも今は、できる限りがんばろうと思っています。


毎年、必ず2月ぐらいになると譲渡する猫がいない、となるからです。


たまたま、昨年度はアメショーの多頭現場に入っててんやわんやでしたが。


拾い上げられる子は、なんとか助けてあげたいし、


その子たちの母猫が、二度と出産しないように


避妊手術もしてあげたいと思います。


ときどき、こんなにがんばってるのに猫の相談が全然減らないし


猫の数も減らないなぁってため息が出ます。


猫の繁殖力のすごさに圧倒されますね。


がんばる方のいる地域は、それでもなんのかんのと猫は減って来ています。


でも、餌だけあげる人がひとりでもいれば、努力は報われませんね。


猫の問題は、本当に人間の問題といえる所以です。


そして、餌だけあげてる人は、聴く耳なかったり、ごまかしたり


そういう人が圧倒的に多くて、日本語が通じない!と


これまたため息が出ることが多いのです。


めげずにぼちぼち・・・やってくしかないですね。

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秋の子猫と繁殖制限

2021-10-14 05:40:38 | 不妊手術・TNR
朝晩、ずいぶん寒いと感じるようになりましたが


この時期に生まれる子や、数週間前に生まれた子たちは


ぼやぼやしているとすぐに命を落としてしまいます。


そのくらい小さな猫にとっては気温が重要です。


安全で恵まれた家の中でさえ、室温管理には要注意です。


助けたいかどうか、相談者のみなさんにかかっていますから


ぜひ迷わずに、助けるなら助けきることを選んでもらいたいと思います。


保護してから、どうしようと悩むことがあっても、


実際手元にさえいればなんとかなるものだと思います。


病気なら獣医さんに行けばいいし、飼育の仕方がわからないなら


周囲に聞いてがんばればいいだけのことです。


もちろんそうして大きくしていくには、手間もお金もかかります。


でもあのときのあの子どうしたかなと、ずっと後悔するくらいなら


がんばった方がいいと思います。


いずれにしても、秋子の相談は減ってきています。


みなさんの目に留まる前に結論が出ているのかもしれませんね。


昨日、がんばりたいと言ってきたおばあちゃんの子猫たち。


さっそく会に来ましたが、案の定ひどく風邪をひいています。


とりあえず、ノミダニを落として目薬。


あたたかくして栄養価の高い物をあげて様子をみることにしました。


600グラム前後の子猫たち。


9月初めに生まれておばあちゃんちの庭のどこかでがんばってきたようです。


縁あってたどり着けた子たちとそうでない子。


子猫たちの明暗を分けるのは、いったい何なんだろうかといつも思います。


さてさて、子猫はともかくとして


猫が好きで増やしたおばあちゃん宅。


お庭がすごいことになっているようですが、何としても


現状以上の数にしないように短期決戦で手術が必要です。


わたしたちは、捕獲のアドバイスや手伝いはできますが


相談者さんのがんばりと、あとは手術を受けて下さる先生方の


受け入れ状況も大きな鍵となります。


繁殖制限をかけていくためには、いろいろな立場から協力していかないと


うまくはいきません。


猫たちの繁殖能力・・・人間が太刀打ちできない世界かもしれません。


と、言ってもあきらめるわけにもいきませんから


伝えていくしかないわけです。


間もなく、野良猫との共生推進協議会にいただいた予算も


今年度分が無くなるのではと心配しています。


昨年度は9月末で打ち切りになりましたから。


自己負担の金額が少なくてすむ今のうちに、


頑張れる方はぜひがんばってほしいと思います。


そして、手術後もご飯のあげ方、糞尿の問題など


きっちりと理解してもらわないといけないことが待っています。


そこまでしっかりとお話ししていこうと思います。


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夏の終わり、そしてこがね君のこと

2021-10-11 00:49:05 | 多頭飼育のアメショーたち
昨年から今年の春まで、多頭の現場に関わっていました。


アメショーの現場です。


大勢のみなさんに支えられて、たくさんの猫が幸せを手にしました。


その中で・・・。


どうしても、飼い主に返さなければならなかった2匹の猫たちがいました。


苦渋の決断で、返しに行きました。


その後のことを知りたくて、何回か連絡しようやく会いに行けて


話ができました。


でもその後は電話をかけてもつながりません。


元々相談して来た隣家の方は、毎日ずっと気になって苦しかったと思います。


そのうち、怪我をして皮膚がはげたような状態のボス猫のこがね君が


ご飯をねだりにくるようになり、


お隣に居座ってしまったと連絡をもらいました。



飼い主に、病院に行ってほしいと頼んでも聞く耳なく


お金が無い、足が無いと・・・。


飼い主の定義って何だろうって思ってしまいます。


病気になっても治療もしないなんて。


飼い主の許可無しで病院にも行けず、かなり心を痛めていたようです。


暑さの厳しいことも憂いていました。



そして9月9日、連絡をいただきました。


こがね君は昨日の夜〜今朝にかけて亡くなりました。

ずっとうちの裏にいましたが、最後は隣の家の庭で亡くなっていたそうです。

先月から急激に痩せ、足どりもおぼつかなく、呼吸も早くて浅く、

ご飯もあまり食べなくなっていたのである程度覚悟はしていました。



先月からはカリカリをふやかしたり、

ウェットのご飯や流動食を与えたりしていました。

目ヤニも酷く目が開けられない状態だったので

拭いたり薬をあげたりもしましたが…

隣の猫なのでどうしても出来る事に限りがあり、

じゅうぶんな介護ができなかったです。

出来る事なら家の中で最期を迎えさせてあげたかったし、

看取ってあげたかったです…

すでに埋めてしまったそうですが、最後に撫でてあげて、

身体をふいて、お花も手向けてあげたかったです…

撫でる前からゴロゴロと喉を鳴らす可愛い子でした。

生まれ変わったら幸せになってほしいです。



こがね君の最期を知り・・・申し訳なさでいっぱいでした。


手の届くところにいたのに。


連絡をくれた隣人の方は、たぶんもっと複雑な気持ちだったろうに


と思います。


ただ、こがね君のことを飼い主以上に思ってくれて


彼がご飯をもらいに行ったり、くつろいだりできていました。



それだけが唯一の救いです。


こがね君の魂がどうか安らかでありますように。


飼い主・・・この言葉の意味をみんながもっともっと真剣に考えて


大切にしてくれたらいいのに。


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シェノンちゃん♡おめでとう

2021-10-09 03:36:11 | 家族ができました
6月中旬に、その小さな女の子はやってきました。
最初保護した人も、ひどいその姿に困り果て
その人の行った獣医さんでは、安楽死を勧めたというのです。



そんな経緯を経て、会にたどり着きました。

たしかに、すでに片目はあきらめるしかありませんでした。
ですが、残ったもう一方の目が温存できれば、生きていくことはできます。
目の処置がうまくいけば、この子と暮らしたいと言ってくれる人も
必ず現れるだろうと思いました。

そう思ったわたしは、スタッフのNさんにこの子を託しました。
受診して治療の方針を決めて、毎日抗生剤の入った目薬を
こまめに点眼、飲み薬と併用します。



悪化させないことが何よりです。

この子の名前はシェノン・・・フランス語で、幸せの連鎖だそうです。
シェノンちゃんの目に点すのは目薬だけではなく、わたしたちの祈り
お世話するNさんの愛情、いろいろです。

毎日の状態を写真で送ってもらいました。



微妙な変化が出てきました。



もしかしたら、きれいになるのかも・・・そんな期待も生まれ、
わたしたちは必死で応援していました。

性格も良くて、きれいな美しいシルバータビーのシェノンちゃん。
片目のないことも個性だと言ってくれる人が必ず現れると
そう思えるところまで回復してくれたのです。



中で眼球委縮の状態でしたが、摘出手術まですることはありませんでした。

こまめにサインを見逃さず、懐の深さがなければできないお世話を
Nさんが続けてくれたおかげです。

そして・・・ついにホームページの里親さん募集に掲載しました。

そんなとき、以前会の預かりスタッフさんだったTさんから連絡がありました。
2年前、お仕事の関係で預かりスタッフをすることができなくなりましたが
そのとき生まれた彼女への信頼は、
今もわたしの中に色あせることなく残っていました。

シェノンちゃんをお願いできるのは、Tさんしかいない・・・。

『こんなかわいい子、わたしでいいかな?』

そう、まさにそう言って迎えてくれる人をシェノンちゃんは待っていました。

不思議な縁なのですが、Tさん宅の先住猫のココちゃんは
保護時がわたし、それからNさん、そしてTさん宅へと繋がっていきました。



シェノンちゃんがこのうちの子になる強い縁はすでに作られていたのかも。

後は、ココちゃんとの相性次第です。



でも、心配することなど何もありませんでした。
連れて行った翌日には、けっこう仲良くなっていました。



日を追うごとに、ずっとずっといっしょにいたかのように



ココちゃんはシャノンちゃんを快く受け入れてくれました。





Tさん家族のおおらかさも、仲良し度をアップさせてくれました。
さすがです。



なんの不安もないままお家の子として迎えてくれることになりました。
新しい名前を聞いたら、そのままシェノンだよと・・・。
シェノンの意味を調べたんだそうです。

『幸せの連鎖だから、これ以上の名前はないです。』
そう言ってくれました。



骨折とリハビリでちょっとお休み中の彼女でしたが
会社復帰目前に家族を増やしてくれました。

息子さんも、片目のことなど何でもなく大切に可愛がってくれます。
こんなにあったかいお家の子になれて、名前の由来のとおりだと思いました。

幼い身の上に起きた悲しい出来事も、
あたたかい心の連鎖が幸せへと紡ぎました。

『退職して時間ができたら、また預かりさんで戻ってきてね』とお願いしたら
『復帰が楽しみです』と言ってくれました。
ただ、最後にこうも綴られていました。
『そのころには、預かりさん必要ありませんって言われる世の中になってるといいなぁ。』

その通りですね。
こんな活動そのものをやらなくても済むような、
そんな時代が来ることを楽しみに待ちたいと思います。

シェノンちゃん、おめでとう。
ココちゃん、末永くよろしくね。

*********************************************************************

シェノンちゃんと同じように風邪で目をやられてしまって
眼球摘出術を受けたキャロル改めてラーラちゃん

会場でこの子がいいとしっかり抱きしめてくれた息子さんの姿は
一生忘れられない光景となりました。

こんな風にお子さんを育てた親御さんは、
それだけで誇りだろうと思います。

その場の部屋の中の空気が一瞬で変わった気がしました。
こうしたご家族の存在が、わたしたちに勇気を与えてくれます。

会にはこれから譲渡に向けて、片目を摘出しなければならなかった子、
白濁が残ってしまった子、食道狭窄の手術を予定している子
てんかんの子、脱肛しやすい子、瞬膜が少し出ている子、心臓病の子など
多くの病気と闘う猫たちを抱えています。

どの子にも、『この子がいい』『うちでよければ来る?』
そんな出逢いがあることを祈って、
スタッフさんたちは懸命にお世話をしています。

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ひとつづつ

2021-10-09 02:37:02 | そらまめのひとりごと
こういう活動をしていると、心のバランス、時間のバランス


いろいろな平衡感覚が必要だということを思い知らされる時があります。


小さな自分は、ときどきぜ~んぶ投げ出してどっかに逃避行したくなったり


やらないといけないこともほったらかしてぼーっとしたり


急に真夜中料理したり


ダメだな・・・・なんてつぶやいた自分の声にびっくりしてみたり。


人間ってひとりじゃないから助けられてもいるけど


自分を取り巻く大切な人たちにいろいろあれば、自分のことだけ


考えてもいられなくて、時間の使い方がわからなくなって


戸惑ってしまっている状態に突入かもしれません。


大学時代、提出しないといけないものが溜まりに溜まって


どうしていいのか困ったとき、つまりどこから手をつけたらいいのか


さっぱりわからなくなって、全部嫌になってきたとき


ダーリンに言われました。


『やれるとこからひとつづつ片付ければいいんだよ』


大人のダーリンの言葉に支えてもらったなって思い出しました。


今わたし、あちゃあちゃしてて・・・(-_-;)


なんでなのか、今あのときのこと思い出しています。


こんなんじゃ、絶対みんなのテンションも下がっちゃうだろうって。


そして、この真夜中にみんなが送ってくれた今日の預かりっこたちの


それぞれの報告を見てたら・・・泣けてきちゃいました。


みんなも子供たちも、がんばってます。


あのときと同じかも。


ひとつづつ、やれるところからこなしていくしか


この道を歩いてはいけません。


歩幅が小さくても歩いていれば、きっといつか遠くまで行けると信じて。


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