昨日の朝、職場にほど近い道路の反対車線で
まだ大人とは言えない大きさの猫が横たわっているのが見えました。
拾いに戻ったとしても、
出勤時間には間に合うと踏んでUターンしました。
黒白のハチワレ猫ちゃんで、白の部分はかなり薄汚れていました。
けっこう大きな道路なので、
作業は急がないとそれこそ自分が事故に遭ってしまいます。
後続の軽トラックが拾ってるわたしを守ってくれるかのように
道路の真ん中で止まって、ハザードを点滅させて待っててくれました。
会釈だけして、持ち合わせの黄色いタオルで顔をくるんで
浜松市のゴミの袋に入れました。
ゴミ袋っていうのが、なんとも悲しいですが
猫を入れるのにいちばん身近なものが・・・これしかなくて。
やっぱりまだ若い猫で、2キロくらいだと思います。
頭部が車にあたって亡くなったようです。
身体に外傷は無く、まだ温かくて・・・
事故に遭って間もないこともわかりました。
車に乗って、ふと左側の大きな駐車場に目をやると
黒い物体が動いているのがわかりました。
うろうろしています。
猫?・・・これまた痩せた黒猫が、何かを探すように駐車場を
行ったり来たりしてました。
亡くなった若い猫のママかもしれないと思いましたが
時間的にはもう降りて確かめるだけの余裕はありませんでした。
道路を渡る途中で、子猫の方が事故に遭ったのかなとか
いやいやあれは兄弟猫で、今まで2匹で生きてきたのかもしれないとか
そこから先は、勝手に憶測するしかありません。
いずれにしても、若い猫が事故で亡くなっていたのは事実で
外で生きると言うのは、こうした過酷なことが待っているわけです。
今、会には事故で命を落とした猫と同じくらいの
3カ月とか4か月の可愛い盛りの若い猫がたくさんいます。
どの子も、新しい飼い主さんがお迎えに来てくれるのを
スタッフさんのお家で、今か今かと待っています。
毎日体重を計ってもらって、風邪をひけば受診して
うんちが柔らかければ検便して・・・お薬飲んで
猫じゃらしで遊んでもらったり、美味しいおやつをもらったり
家猫と変わらないお世話をされて、愛情をかけてもらっています。
誰に見つけてもらったのかで大きく運命が変わってしまいます。
いつも、そう書いているし思っていますが
命を落としてしまった子が、どこでどうやって暮らしてきたのかを思うと
せつなさはより加速してしまいます。
見つけた人にも、関わった人にも・・・
事情はいろいろあるとは思います。
かわいそうだとか、可愛いとかだけではもちろん子猫たちは育ちません。
でも、もしできるのなら助けてあげてもらいたいし
そこでかかる費用などもがんばって出してほしいし
飼えないならあきらめずに里親さんを探してほしいと思います。
結局最後は、やりきる力、あきらめない心、人を信じる気持ち
自分を信じること・・・とかになるのかもしれませんね。
仕事の帰り、駐車場の前で黒猫がいないかなと
少し探してみましたが、当然姿はありませんでした。
どこかにたどり着いて、手術とかしてもらって
生き延びられたらいいのですが・・・。