そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

子どもの中の宝物

2024-07-16 19:15:04 | そらまめのひとりごと
昨日、友人がランチをご馳走してくれました。
ダーリンの身体を考えて療法食の続いていたわが家ですが、
少し前に思わずわたしが漏らした『がっつり肉が食べたい!』発言。
覚えていてくれたみたいです。

がんばってるわたしへのねぎらいだからおごらせてってことで
ステーキをご馳走になりました。

これはこれで本当に嬉しくて久々にはしゃいじゃいましたが
他に素敵なご褒美がありました。

彼女の娘さん、ニャーニュも一緒だったんですが猫の話になりました。
たくさんの猫と関わる彼女とニャーニャ。

『どの子がいちばん思い出に残ってるの』の問いに
春ちゃんの名前を言ってくれました。

初めての猫だったし、ものすごく可愛かったし
いつもいっしょに寝てたし・・・と、次々溢れる思い出を語ってくれました。
自身が尿路結石の時、春ちゃんがいちばん痛い部分をトントンしてくれたと
つい昨日のことのように話すニャーニャの姿に
なんだかうるうるしてしまったわたしです。

春ちゃんが、彼女の家の子になったのは2010年のことです。
10歳過ぎの春ちゃん。
そこから3年半、大切にされてきました。
ずいぶん前のことなのですが、わたしにとっても思い出深い猫。
色あせることなく刻まれていることに感動してしまいました。

10年以上前に逝ってしまいましたが
まだそこにいるかのように話してくれて、
こんなに大切に思ってくれてたんだと再確認できました。

譲った猫たちのその後のことって、わかる場合とわからない場合と
いろいろです。
こんな風に思い出すと温かい気持ちにさせてくれたり
笑顔で語ってくれる存在でいてくれたのなら
がんばってきてよかったと思えます。

大切にしたことって
宝物としていつまでも残るんだと改めて感じた時間でした。


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怪我をしていた野良猫くん

2024-07-16 05:45:32 | 不妊手術・TNR
TNR(捕獲・手術・元に戻す)を進めていく上で
困ったなとか、どうしようとか考えることがたびたびあります。

まずは捕まるかどうかが第一段階ですが
うまく捕まったとして、中には怪我をしているとか
手術するには小さいかなと不安に思ったりすることがあります。

今回、ご紹介する猫さん。
餌をあげる人たちは不特定多数いるのですが
積極的に手術まで考える人がほぼいない地域で捕まりました。

ひどく怪我をしていました。
捕獲してから、すぐに連絡が入りました。
ひどく臭いも出ていて、様子をみるとかができないから
すぐに獣医さんに搬入しようと思う・・・と。



手術に連れて行った獣医さんで、
怪我の治療費は別途で、この黒猫の怪我の治療もお願いしました。

首回りの皮がはがれていました。
たぶん喧嘩傷が化膿したのではないかとの見方です。
たくさんのウジもわいていたそうで、きれいに取っていただきました。
消毒して持続性の抗生剤の注射で対応。

去勢手術のための麻酔をかけている間に、
いっしょに治療していただきました。



怪我の治療をするのがメインなら、しばらくの間保護して
お世話を続けるのがいいことはわかりますが。
野良気質の強い猫の場合、そうすることが難しいことはよくあります。

せっかく保護しても、ストレスから特発性の膀胱炎になったり
威嚇したまま何日もご飯を食べなかったり
薬をあげたり、また捕まえて受診するのが難しかったり・・・。
簡単ではないわけです。

性格のいい子だとか、怖くて固まってるだけの猫ならいいんですが
そうではないと思われる場合、治療に時間を費やし場所を確保するのが
厳しいケースはけっこうあります。

今回も、やれる精一杯をして現場でのリリースを選択しました。

こうした気になる猫・・・というのが
どこの現場にも少なからずいます。
数年たっても、どうしているだろうかと思い出すこともあります。

これ以上、増やさないことが目的ではじめるTNR。
それでも、もっと小さいうちなら里親さんが探せただろうにとか
もう少し威嚇がなければ治療を継続してあげられただろうにとか
思うことを並べたらきりがありません。

これ以上増えなくなること
繁殖のためにひどい鳴き声を出さなくなること
喧嘩が減ることで穏やかに過ごせること

猫にとっても、地域にとっても・・・。
良かったことの方を数えていくしかないわけです。

無事でいてほしい、神様から与えられた寿命をまっとうしてほしいと
願うしかないときもある活動です。

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