昨日、9月24日。
午前中に、交通事故で倒れている子猫がいるけれどと
わたしの知り合いのIさんに連絡が入りました。
土曜日で負傷猫の連絡を入れたとしても、
行政がいつものように対応できる日ではありません。
Iさんに、自分で病院に搬入した方がいいことを連絡しました。
事故があったのは、2018年にIさんを中心にTNRを頑張ってきた場所です。
総勢、23匹を手術しました。
それからしばらくは、繁殖の問題は減っていましたし
近隣からの苦情もなくなりました。
でも、捨てる人は毎年ちらほらといるようです。
そこの場所の近隣から、別の猫が流れ着いて定住したりもします。
餌のあげ方を意識してきちんと管理できないと
完全に減らすことは難しいのかもしれません。
隠れて餌やりする人、餌だけあげて片付けない人
猫好きを名乗る中に、猫を増やしてしまう人が大勢いるわけです。
さて、迎えに行ってすぐに近所の病院を受診してくれたのですが
眼球も飛び出してきていて、看取る以外ないと言われたそうです。
苦しんでいる子猫をなんとか助けたくて、いつも行く病院にも
連れて行ったようです。
でも・・・。
同じ診断だったとか。
看取るだけなら、自宅でその時を迎えさせてあげるつもりで
連れ帰ったと連絡をもらいました。
・・・が、夕方近くに何度も何度も
泣きながらIさんが電話やらメールやらをしてきます。
こんなに小さいのに、すぐに逝っちゃうと思ったのに
苦しそうに動いてて、生きようとしてるのかなんなのか・・・と。
安楽死ってした方がいいのかどうか、自分でわからない・・・と。
2軒の先生がね
助けられない、もう絶対的に難しいって言ってるなら
安楽死の選択もありだと思うよ。
苦しませるだけなのは、かえって残酷なときもあるからね。
助けるという中には、この先回復して元気にしてあげるということのほかに
今の苦しみから解放してあげるという意味もあるよ。
でも、最終的に自分で決めて先生にお願いしてね。
そんな風に伝えました。
それから2時間後の電話で、安楽死の選択をしたこと。
花ちゃんと名づけたこと。
きれいにしてもらって、今はとても安らかな顔に見えるということ。
泣きながらいろいろお話しを聞かせてもらいました。
今までの猫への関わり方とか、Iさん自身が家で看取ってきた子のこととか
取りとめもなくいろいろ・・・です。
聞いてるだけでしたが。
わずか660グラムの白ぶち(ぶちの部分は灰色で縞があったそうです)の
花ちゃんは、こうして天に還っていきました。
最後の最後に、花ちゃんのために朝から動いてくれたIさん。
そのIさんが苦しむ花ちゃんを楽にしてあげたいと思って選んだことなら
間違ってなんかいないよと伝えると、嗚咽で言葉が出なくなっていました。
Iさんもまた、苦しい胸中だったんだと思います。
できれば、元気なうちに連絡が入ってくれたらと残念でなりません。
それでも花ちゃんは最期のときを、こんなにも優しい人の傍で過ごせ
そして一生懸命考え、悩んでもらって救われたと思うのです。
花ちゃんの魂が、どうかどうか安らかでありますように。