そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

7月31日(日)子猫の譲渡会in高丘スカイポート

2016-07-31 01:32:02 | 会からのお知らせ
7月31日(日)の譲渡会は
高丘スカイポートさんの2階で
11:00~14:00開催です


譲渡会場案内一覧


可愛い子猫たちがたくさん参加します

飼いやすい大きさの子もいます

お一人暮らしの方でも、会の審査基準を満たしていればお譲りできます

みなさまのご来場お待ちしております
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終わりのとき

2016-07-29 11:52:59 | 天に還った猫たち犬たち
事故にあったのか口や鼻から血を噴き出している2か月ほどの小さな三毛の子猫


何とかならないものかとさすったりあたためたりしました


口や鼻の血も、何度もふき取りました


時は無情にこの子の体から温度を奪い去っていました


冷たくなっていくのがわかりました






獣医さんが・・・安楽死の判断をしました


生かすことを考えてくれる心優しい獣医さんたちの苦渋の決断でした


やっと・・・


この子は苦しみから解放されました


ありがとうございました


苦しみの中で、助からないとわかった中で


この子のために唯一できることでした





小さなのみがいましたから野良猫の子どもでしょう


この子のために人間ができたのが、終わりのときを迎えさせてあげることでした




何を祈ればいいのかもわかりませんが


どうかどうか、この子の魂が安らかでありますように


まっすぐ天に還って行けますように


                                              7月28日 午後12時55分逝去
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行き倒れだったのんちゃんの今

2016-07-28 08:54:58 | 病気&事故の話し/猫編
昨年、6月の初旬のことでした


・・・とある場所で、1メートル四方ぐらいを数日ヨタヨタとしている猫がいました
気になった方は、会員Aさんの友人で相談をしてきたのです


当会も相談を受けてどうするのがいいのか考え、浜松市の負傷猫に該当するかどうかを相談したところ
その扱いに該当すると判断されました
治療後は元の場所に戻すからねということでした


動物病院に搬送されましたが、外傷はないため点滴治療で数日お世話になりましたが
退院後もかなり衰弱していました
そのまま市が保護を続けることもできず、それでは元の場所に戻してお世話を続けられるのかどうか
そこで生きられるのかどうか


現在の行政に携わる方たちは、業務としても心情としても
助けるための方向で動いてくれていますが
猫は・・・その圧倒的な数の前に、保護施設を持ち合わせていない以上
処分という選択もしていかなければならないことがあるのです


そういう事態だけは避けたいと見つけた方もAさんもいろいろと考えてくれたのです
もちろん猫とクラス会でも・・・考えました


この子を引き取ってきてみんなでしばらくの間交代でお世話をしました



でものんちゃんと名づけられた体の弱ったこの子には、どこかの家でゆったりとお世話するのが一番です


結局、別の会員Bさんがこの子を引き受けてくれることになりました
と言っても、かかったフード代などの費用は、
もともと見つけてくれた方が定期的に支払ってくださると約束してくれたのです


見つけただけの人が費用負担?・・・と思われる人もいると思いますが
絶対に最後まで助けたいと思うのなら、見つけただけであろうとそこで生じた責任を負わなければならないのです


それが嫌なら、残念ながら見て見ぬふりか
その後どうなったのかはわからないままになりますが、行政に行方を委ねるしかないのが現状です


さておよそ1年たちました
途中、命の危機もあり、しばらくは横になって寝ていることが多かったのんちゃん
胃腸も弱い子でした


Bさんのお宅で手厚い看護を受け愛情を持って育ててもらったおかげで
すっかり家猫さんとして、暮らせています





いろいろな問題も体には抱えているということですから、どこまで元気で暮らせるのかはわかりませんが
それでも、生死の境目に立ち、心優しい方の目に留まり
力を貸してもらえる人につながり・・・のんちゃん自身の強運もあり
今も頑張って毎日を過ごしているのです


文章にしてしまうと、こんな数行で申し訳ないです
体調維持は、お世話してる方の日々の努力の積み重ねのおかげなのです
目に見えない時間と労力は、想像をはるかに超えたものです



ボロボロだった当初を知っているひとりなので、今のきれいな愛らしいのんちゃんの姿に
うるっとしてしまいました


がんばってるのんちゃんにも、受け入れてくれたBさんご家族にも、
費用負担を受けてくれた相談者さんにも
間に立ってやり取りを受けてくれたAさんにも・・・
みんなにありがとうです




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18歳のサラ

2016-07-26 19:12:33 | そらまめんちの同居猫
わが家の長老のサラちゃん
御年18歳と3か月
人間で言えば89歳に該当する高齢猫です



昨日・・・キッチンの電気をつけようとして
何かを踏みました


やばツ


最近、やたらと吐くのでゲロがそこら中に。。。(;´・ω・)
と、思いきや違いました


ウンPでしたよ


洗濯機の前も水が溜まっていましたが、当然それはおしっこです


年を取るっていうのは、人間でも犬でも猫でも
いろんな弊害が生じるものですね


トイレに間に合わなかったのかな
痴呆気味なのかな


食事も、ほんの少し食べるとどこかに行って
またすぐに戻ってきては、ニャアニャア催促します


何言ってるのか知りたくなる時もあるのですが
ダーリンいわく


口が聞けたらえらいこっちゃ
ず~っと、ここの飼い主は餌もくれん!世話もせん!
めし~くれ~腹減った~~
を、連呼してるに決まってるよと


確かにそうかもしれませんね笑


昔は無かった犬や猫の痴呆の問題
高齢化が進んで起きているわけです
どうやらわが家も例外ではないようです


どこまで何を誰を覚えていて、どの程度進行してるのかはわかりませんが
愛おしい子に変わりはありません
サラちゃんがうちの中にいてくれることが幸せです

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ペコちゃんとブルーベリー摘み

2016-07-25 23:36:57 | 家族ができました
ペコちゃんという猫さんがおりまして・・・



そのペコちゃんは昨年春赤ちゃんを4匹産んで、わたしたちは里親探しをしました
ペコちゃんは、Iさんのお庭で寝る場所などを作ってもらって幸せに暮らしていたのですが・・・



Iさんはこの夏、住み慣れた浜松を離れ遠い他県に家を建てて引っ越すことになりました
ペコちゃんを連れて行くことがどうしてもできないという相談です


そんな切羽詰まって相談されたってねぇ・・・てな感じです
けっこうな勢いでIさんにいろいろ言わせてもらっちゃいましたよ
でも、そんなこと言ってても・・・今さらなのです
新しいペコちゃんの居場所を探すお手伝いをするほか道は無いのです


会員さんたちが預かってトイレトレーニングなどの協力や、家猫として暮らせるのかを見てくれました
1件目のお宅では、ケージを抜けることがわかり、数日で夜泣きの声にお戻りコース


次のお宅では鳴き声の問題はクリアしましたが、トイレを失敗したりしていました


そして、2件のお宅にステイに行きましたが
2件とも縁がなく戻ってきました
カーテンレールに飛び乗ったり、ソファにおしっこをしてしまうというのです


だんだんこちらも焦ってきました
見た目も可愛いし、時間さえあれば必ず決まると思える子でしたが
いくらなんでもな子猫シーズンです


ですが・・・とある譲渡会場での出来事でした
ペコちゃんを、ずっと膝に乗せて愛おしそうに撫でてくださってる方がいらしたのです
譲渡会ってどんな感じか初めて見に来ましたと
来年、猫を迎えられるから下見に来てみたのと


わたしは思い切って、ペコにはもう行き場がないこと
時間もなく来年では間に合わないことをお話ししました
もし縁があるのなら、是非にでもこの子を迎えてもらいたいと必死でした


難しいかな~と半ばあきらめてもいたのですが、ペコちゃんはどこまでも強運なラッキーガールでした
数日が過ぎ、ペコちゃんを迎えていただけるというお電話をいただいたのです
しかも、ステイというより心を決めたからうちの子として迎え入れますとおっしゃるのです


にこやかで穏やかで優しそうな方でしたが、1本芯の通った雰囲気の方でした
数分の会話でしたが、間違いない!なぜか確信できてしまった自分がいました


そして、お約束した日時にペコちゃんを連れてうかがいました
ハーブのあるお庭、様々な植物が植えられていました



室内も、お見事としか言いようがないほどの無駄のない清潔感あふれる暮らしぶりでした


TV番組でロケができそうな感じです
井戸水を使用してるというお水は冷たくておいしかったです



不安でいっぱいのペコちゃんをケージに移し替えました


そして、ペコちゃんのお話がひととおり済むと、
ペコちゃんはまぁ今日はあんまり構わない方がいいという適当な理由付けをして、
ブルーベリーを摘みに裏の畑に行きました


あほみたいに夢中で摘んだわたし・・・われを忘れるとはまさにこのことです




山のように摘んだブルーベリーは、半分は娘に分けて、
その日のうちに会えたスタッフさんにも渡すことができました

それでもまだ山のようにあるブルーべりーたち
小分けして冷凍してジュースにしたり、ジャムも作りました








幸せな時間です
収穫する作業が大好きなわたし、そしてそれで何か作るのが大好きなわたし


おうちがもっと近ければ、ずうずうしく時間さえあれば遊びに行ってしまいそうです


今週、Iさんとお邪魔する予定です
浜松を離れるにあたり、ペコちゃんを委ねる方に直接お礼を伝えたいという想いをかなえるためです


不思議な縁で、わたしは生まれて初めてのブルーベリー狩りを楽しむことができました
忘れられない印象深い出来事でした
神様っているんですねぇ
ペコちゃんの身を案じてくれたスタッフさんたちの想いも加味されたかもしれません


お届けしてから2週間
今ではすっかり新しい生活を満喫しているペコちゃんなのでした





今度会うのがわたしもとっても楽しみです

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いただきものの人参

2016-07-25 23:25:22 | 料理・食べ物・お店
以前、と~っても美味しい人参をいただいて
がんばって料理を作ったものの載せずにいた人参料理


美味しくいただきましたので、ちょっと気分転換も含め載せてみます










人参本来の味がして、どれもとってもうまくできました


人参のスープ、サラダ、濃厚な人参のソースで味わう魚料理


時間があればデザートも人参で何か・・・とも思いましたが
デザート類はあまり得意ではないのでまたの機会ということで


夏野菜の美味しい時期なのですが、忙しくて1品料理みたいな食事になっています笑
腰を据えて何か作れる日は、まだまだ先かもしれません





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ふくちゃんとトラさんは同じ猫

2016-07-23 09:25:05 | 不妊手術・TNR
会員のAYAKAさんから届いたラインは、
1匹の野良猫が見ず知らずのご近所さん同士をつなぐ素敵な内容でした


ご紹介させていただきます



アナの里親のHさんから、迷い猫が敷地にいるのでどうしたらいいかと相談を受けました。

(アナちゃんは以前猫とクラス会から譲渡した猫さんです)

写真を送ってくれたら、その子は耳カットがあり手術済の子でした。



同じ町内で前にわたしが関わった捕獲現場のOさんのところの子が

そちらに移動したのでは、と思いOさんに確認をしました。

確認をしたところ、Oさんの近所の方が手術をしてくれた子でした。

Hさんは、その子が風邪を引いていたので病院に連れていき、

薬をもらい、検便、エイズ検査をしてくれました。

その事をOさんに伝え、お世話してくれてる方に伝えてくださいと連絡しました。

その猫は、今はHさんのお宅からは離れたそうですが、

そうやって近所で外の猫をお世話してる方とお近づきになりたいので、

そちらの方に自分の連絡先と住所を教えて欲しいとOさんからお話がありました。



そこで会員のAYAKAさんは間をうまく取り持ってくれました


先日お話した、OさんとHさん、うまく繋がりました

Hさんは地域猫のことはこの猫を通じてはじめて知り、

地域猫のお世話を一緒にする事には踏み込めないけれど、

迷子や庭に来た子など情報交換はできるという返答でしたので、

連絡先を交換して連絡を取り合うという形になれました。

Oさんは情報交換のみでいい、嬉しいと言ってくださり、とても喜んでくれました

こうやって地域の猫を守る連携がとれること、すごく良いですね


1匹の猫を同じ地域の方がみんなで心配して見守っていけるのは理想的な話です
好きな人ばかりではありませんから、地域猫の課題は山積みなのです


だからこそ・・・こうして、心温まる交流のお話が聞けるとほっとします
猫なんかで片付けようとはしない人たちが集まっている町は、きっと猫だけでなく人間も
住みやすい町なんでしょうね


ちなみに、Oさんはふくよかな体型と福がくるようにと思いを込め、ふくちゃんと呼んでいて、
Hさんはトラさんと呼んでいるそうです。


外で暮らす猫たちは、たくさんの名前を持っている子が多いんですよね




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ミルク飲みの赤ちゃん猫

2016-07-23 07:57:52 | そらまめのひとりごと
やたらと可愛い~



ですが、やっぱり子育ては大変


睡魔と闘いながら頑張ってます


ほ乳瓶を手に持ったまま撃沈してることもあります


無事に育ってほしいものです




お母さんが恋しいのか、よちよち歩いて行った先は・・・





御年18才のおばあ様猫でわが家の女王様のサラ様のお腹の下


まちがってもおっぱいなんて出ないと思いますよ~
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浜松市動物愛護推進協議会

2016-07-21 01:04:19 | 浜松市協議会関連・講演会・猫イベント
7月20日水曜日
記念すべき 第1回浜松市動物愛護推進協議会総会が開催されました


これは、動愛法の第38条に規定されているのもで
法律で認定されて組織されています


活動内容など詳しいことはまだこれからですが、大まかな骨組みができましたから
上手に運営されて、機能させていかなければと思います


≪動物を愛する町浜松≫


この言葉を単なるうわべのキャッチコピーのように使うのではなく
中身の伴ったものにしていきたいと思います


委員のひとりとして、動物に関わるひとりとして
次世代の子どもたちにもわかりやすく、動物とのよき関わり方を伝えていこうと思います
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ちりも積もれば

2016-07-21 00:40:41 | そらまめのひとりごと
ドドーンと貯蓄するほどリッチではないので
自分に合った貯蓄方法でお金を貯金しています


500円玉貯金  前回の記事はこちら


何か目的が合って貯め始める方もいますが、わたしは500円玉貯金を貯めるのか趣味
2缶、みっちりぎっちりと貯まっていたおかげで
このたびパソコンが壊れて買い替えることになってもあわてないで済みました


ゆすってもお金の動く音がしなくなるところまで入れます



2缶で26万円入っていたそうです
10万円貯まるバンクは13万円は入ることになります


せっかく貯めた愛しい貯金箱を自ら開ける気にはなれず、ダーリンに頼みました


自宅用とノートパソコンの2台
きっちりとお支払いできましたが・・・
500円玉貯金はまたスタートさせないといけません


ゆっくりこつこつと貯めていこうと思います
今度は何に変わるのかも、楽しみです

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普通って何だろう

2016-07-20 03:00:37 | 病気&事故の話し/猫編
このところ普通について考えてしまうことが多くなりました
普通ねぇ。。。


というのも、6月10日に奇形の子猫を引き取ることになりました
処分に持ち込まれた子猫でした



初めはわたしの手には負えないんじゃないかとか、無事に育つのかとか
いわばマイナスのことが気になり、正直不安がありました


でも、実際その子が手元にきて・・・しばらくは、慣れるまでは大変でしたけど
こんな感じでいいんじゃないの~みたいな目安がわかってからは
普通に暮らしているのです


世間でそれを普通とは言わないのかもしれませんが、じゃ一体普通って何なんでしょうねぇ


後ろ足が前に跳ね上がっているので、バレリーナみたいなポーズをいつもとっています
それで、この子はリーナちゃんと名づけました



可愛い女の子です
前足2本で、いろんなところに移動できるようになりました



ご飯も置いてあげると、そこまで食べに行けます
おトイレも、ペットシーツの上でちゃんとできるようになりました



問題は・・・肛門括約筋が弱いらしくて、気張ってウンチをすると脱腸してしまうことです
感染症が怖いので、そのたびに出た腸を押し込めて縫い縮めてもらわないといけません
全身麻酔などできませんから、そのまま縫ってもらうわけですが
気の毒に痛くて大声で泣いてます(無理もないです)


これが、どうにも忍びなくて・・・リーナのそばで見てることがどうしてもできなくて
診察室から離れるわたしです


引き出してから、もう何回もこの肛門縫い合わせなるものをやっているのですが
レントゲンで診た骨盤が狭窄気味でした
便も固めです
成長していったときに、もしかしたらあまりよろしくないことになるかもと言われています
予後がよくないと・・・


ある程度覚悟しながら育てていって、そのよろしくないときのことは
そのときどうするか決めたいと思います


今は好きなフードもあるし、猫じゃらしが大好きです



抱っこするとゴロゴロ言って喜んで、お気に入りの猫ベッドまで行って眠っています



世間的にみんなが思う普通の猫も、明日のことはわかりません
リーナの今の状態から予想される未来が、他の猫より少し重たいことはわかりましたが
それを嘆いて今このときを大事にできないとなれば、それはリーナの問題じゃなくて
この子を見ているわたしの心の問題ということになります


どんな子でも精一杯生きています
愛おしいと想う心が、猫たちには必要で大事だと思うのです



もしリーナを普通じゃないというなら
それは特別な猫ってことですね


大変なんじゃなくて、特別
他の猫に交じって遊んだり、他の猫とじゃれあう姿は神様がくれた贈り物です


この子からたくさんの元気をもらってるわたしです





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出会いと別れ

2016-07-18 23:47:03 | そらまめのひとりごと
譲渡会やホームページで『この子がいい』と気に入ってくださって
新しいおうちに迎えていただいているのですが・・・


実はその喜ばしい出会いの裏には、そこまで手塩にかけた子たちを送り出す側の
顔で笑って心で泣いて、のお別れが必ずついて回っているのです


喜ばしく思う気持ちに偽りはありません
ありがたい感謝の気持ちにも嘘はありません


でも、やはりさみしさは・・・見送った後、毎回起きる感情なのです


とくに苦労して育てた子や、心配のあった子
ものすごく癒された子などは、送り出したあとの静かな部屋で
泣けてくることもしばしばです


使ったおもちゃ、使ったベッド
それらを片付けながらしんみりします


その子の行く末を心から案じ祈り、手元を離れてもなお幸せであれと願います


一度は手元で育てた愛おしい命
新しいおうちできっと幸せだろうと信じるからこそ手離せるのです


たくさんを引き受けるキャパはありませんから、新しいおうちに委ねたら
次の子をまた引き受けて、その子の居場所を探していくことができるのです


順繰りに、丹念に丁寧に、これを繰り返しています


こうして少しでも多くの命が、生きていけるように
喜んだり泣いたり、さみしがったり、笑ったりをしている私たちです


さみしさの分だけ、幸せになった子が増えていくなんて
ちょっと皮肉かもしれませんね
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7月17日(日)の猫の譲渡会in高丘スカイポート2階

2016-07-16 20:53:01 | 新しい飼い主さん探してます
7月17日(日)の譲渡会は
高丘スカイポートさんの2階で
11:00~14:00開催です


譲渡会場案内一覧


可愛い子猫たちがたくさん参加します

飼いやすい大きさの子もいます

お一人暮らしの方でも、会の審査基準を満たしていればお譲りできます

みなさまのご来場お待ちしております
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20匹の多頭飼育の経過報告

2016-07-16 20:50:05 | 会からのお知らせ
大変遅くなりましたが、皆様に寄付の品やフード
ゆうちょにお振込みなどのご支援をいただき取り組んでいた20匹の多頭飼育のレスキューの途中経過のお知らせです


幸いなことに、子猫たちには1匹を残しすべて里親さんが見つかり
子猫たちは新しい生活をスタートさせ、楽しく安心できる日々を過ごしています


大人猫は、おかげさまで避妊去勢の手術が済み、ワクチン接種も済ませることができました


残念なことに、グレン君というまだ若いオス猫だけが、捕まえてキャリィに入れ待機してるうちに体調がおかしくなり、
あわてて獣医さんに搬入したのですが亡くなってしまいました


たぶん心臓などに先天的に疾患があったのではないかと思われますが、確かな原因はわからないままです


今回の相談をしてきた飼い主さんは
自分が捕まえて自分の目の前で逝ってくれて良かったと・・・


避妊去勢の手術をするお金が無くて、生まれた子を処分に連れてこなければならなくて
いっそ数の少ないオス猫を殺処分でもしかたないと、ぽつぽつと語った飼い主さん


わたしたちは処分などという言葉を使うことなく、問題を解決していこうと思っていました
すべて助けてあげようと思っていましたから、それが病死だとしても
残念で悔しくてたまりません



悲しいお別れにスタッフAちゃんが立ち会ってくれました
グレン君のためにも、この多頭のお宅の猫の問題を最後までやりきりたいと言ってくれました


残りは手術するにはまだ小さめの若猫2匹とてんかんの持病のある子猫1匹です
受診してお薬を渡してあります


8月に手術をする予定ですが、それももちろん様子を見ながらです


みなさまにいただいた支援物資のフードもきちんとお渡ししてあります
手術済みの大人猫たち、未手術の若猫たちに栄養のあるものを食べさせてあげることができています


あとは相談者さん一家が、猫への関わり方をしっかりと考えていけるかです
わたしたちもできるサポートを続けていこうと思っています


あと3匹の手術が終わったらまたご報告します
みなさんの力を貸してもらって、私たちも頑張っていられるんだと思います
引き続き、ご支援いただけたら嬉しいです







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生きててくれるだけでいいよ

2016-07-13 23:54:46 | 病気&事故の話し/猫編
5月30日に処分に持ち込まれた男の子
たまたま、引き取ることができてわが家にやってきました



正直言って、連れ帰ったものの無事に育つかどうかもわからないほどで
痩せて発育不良なのは一目瞭然でした


きっとこの子の母猫や兄弟はきれいな子だったろうなぁと思います
母猫は5匹6匹産んでも、育たないと判断すると
あっさりとその子猫を放棄して、育つ子だけの面倒をみるのです


わたしが連れ帰った子猫はまさにその放棄組に入っている方の子猫でした
母猫さえ放棄したような子猫ですが・・・生きられるところまでがんばろうね


ラズ、と名づけました
もともとタルトという子猫がいて、他にも黒い子猫がきましたのでその子にはベリーとつけました
全部合わせて覚えやすい名前がいいと思い、ラズベリータルトにしたわけです


ラズを連れて帰って約1か月半が過ぎました


何度ももう駄目だという命のラインギリギリのところを歩いてきました
自力でご飯を食べることもできず、強制給仕のため口を開けようとすると渾身の力で反撃しました
鼻からカテーテル挿入のいわば鼻チューで過ごしてきました



小さな体で苦しそうに呼吸をしていた時は、もうがんばらなくていいからねと
何度も話しかけたりもして、そんな危機的状況を少なくとも3回は味わいました





誰かに譲渡するとか、今後どうするとか・・・そんな先のことは考えられなくなり
ともかく生きててくれるだけでいいと思うようになりました


体重は、ようやく500グラムを超えました



いっしょに過ごした他の子猫や、後から保護した子猫たちがいつの間にか
ラズの体重を追い越して行きました


標準の育ち方じゃなくたって構わない
ゆっくりだっていいから、少しづつでいいから、育っていければいいね


そして、他の猫たちのホームページに載せる写真撮影の時
ラズもいっしょに写しました


譲渡用のお披露目のためじゃなくて、この子の記念撮影かな
やっと鼻チューも取れて、楽になった記念です



そのうち、もしかしたら本当に募集できて
ラズのこと、本当の家族にしてもいいよって人が現れるかもしれません
今はそんな日を夢見て、ラズの毎日に楽しいことがあるように
わたしも頑張ろうと思っています


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