そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

猫の飼い方

2022-07-07 04:12:54 | いっしょに考えたいな
数日前、こんなお話をうかがいました。

とある方が、道路で熱中症と思われる(そのときはただ弱ってると判断)猫を
気の毒に思って獣医さんに搬送してくれました。

適切な処置で体はみるみる回復。
熱中症による脱水が主な原因だったようですが
手当をしなければ、とんでもないことになっていたと思います。

さて、問題はここからです。
この猫ちゃん、実は飼い主さんがいたのです。
連絡先の手掛かりになる名札などもなかったため、
まずは病院!と、思ってしまったのが見つけた方の言い分です。

ところが後日見つかった飼い主さんの言い分は
助けてくれてありがとうございます
ではなく・・・【誘拐】された、というものです。

こんなひどい話って・・・と驚いてしまいました。

助けたというか助かった事実は紛れもない事実です。
そこを無視して、ひどい目にあったとか誘拐されたとか・・・。

浜松市のマナー条例にも、飼い方は載っています。
ねこの習性を考慮し飼いねこの飼養者に、
ねこの屋内飼養の配慮義務を規定しているのです。

外にいて倒れこんでいた猫を
もし飼われてる猫だったら困るからからほっておこう
そう思わなかったことが仇になってしまったわけです。

医療費を支払いたくなかっただけなのか
日ごろから中外自由に飼って、糞尿の被害など出していることすら
まったく気にも留めないほど自己本位な飼い主なのか・・・。

しかも、おどろおどろしい【誘拐】という言葉。
助けてもらってお礼もいえないのかと思います。

残念な飼い主さん、残念な飼い方。
そして自分たちの飼い方が、その残念に該当していることすら
まったく気づかないで飼っている人が、まだまだ大勢います。

きちんと室内で飼えるのですから、みなさんに迷惑をかけない飼い方で
動物たちを飼ってもらいたいと思います。

昔ながらの猫の飼い方がはびこっていて
猫たちの受難は続きそうです。

あともうひとつ。
何かの言い訳に、野良猫だったから・・・というのをぜひやめてほしいです。

自宅に連れ帰って、飼うと決めて
思った通りにいかないと、元野良猫だからとか
保護猫をもらったけど元々は野良だからとか
そんな風に言い訳するのはやめてほしいと思います。

手離す理由、脱走した理由、治療しない理由、慣らさない理由

こうしたことの言い訳にやたら野良猫だからと言う人がいますが
猫のせいではなく、飼う側の人の責任だと思うのです。

言い訳の材料に、何年も前にやってた野良猫生活のことをいつまでも
持ち出される猫たちは、いい迷惑です。
確かに野良気質の抜けない子が存在するのは事実です。
でも、だから適当なことをしてもいい理由には絶対にならないはずです。

そんな見方しかできない人は、はじめから助けるとか
野良猫稼業をやっていた猫と暮そうとか・・・。
そんなこと考えない方がいいのではと思ってしまいます。

つくづく、いろんな人がいて
情けなく感じることもしばしばです。

飼うと決めたのなら、守ってあげてほしいと思います。

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