そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

猫を飼うなら最期まで

2024-05-07 03:20:29 | いっしょに考えたいな
猫は、生後半年で子猫ではなく大人猫として機能します。
見た目もしっかりと大きくなって
繁殖をすることもできるわけです。

ただ、家猫として甘々に育ってきた子たちは
身体はある程度しっかりしてきても、やることはお子様です。
若猫特有の、遊び上手甘え上手です。
表情も、まだまだ子供です。

しかも、フルタイムでもお留守番もできちゃいます。

日曜日の譲渡会では、そんな若い猫達にたくさん声がかかりました。
数日、環境の変化に戸惑うと思いますが
そこを過ぎれば、かえって健康面でも心配はいらないし
かわいらしいわが子となってくれるはずです。

もちろん、ワクチン未接種の小さな子猫を希望される方も
大勢いますので、そのときは個別にお見合いをしています。
そして、トライアル期間はもうけないと決めて臨んでもらっています。

体調を崩しやすい小さな子猫を譲り受けるにあたって
すぐに対応できる家族が在宅しているのかどうか
ここは、ご高齢だったり学生さんだと在宅者とは認めていません。

つまり、車に乗ってすぐに獣医さんに行けること
具合が悪くなった子猫のお世話がきちんとできることが条件に
なってくるのです。
責任が伴うことです。
そこをご高齢の方や学生さんに背負わせる考え方はできないのです。

可愛いだけでは、小さな命を委ねることはできませんから
ご理解いただきたいところです。

2か月半とか3か月ぐらいのちょうどいい大きさの子猫たちも
やがてはホームページにアップされますから、そこまで
お待ちくださいとスタッフさんたちが対応してくれています。

声をかけてくださったことには感謝をしますが
やはり安心できる環境と条件がそろって
はじめてお見合いできると考えています。

また、ご高齢のおひとり暮らしの方となると
お譲りするのが非常に難しかったりもします。
今までどんなに経験が豊富でも、
やはりこれからは違ってきます。
体力、俊敏さ、判断力など、すべてが衰えていくわけです。

脱走対策などに気を配ることも、日々難しくなっていきます。
中には、いなくなったことにさえ気づかなかったり
何度も何度も脱走を繰り返されている方もいます。
となると、どうしても譲渡は難しくなるわけです。

ご高齢の方にも、おひとり暮らしの方にも
犬や猫などは必要なのかもしれませんが・・・。
そして、毎回不思議なのが、そういう方の方が
子猫を希望されるのです。

性格のいいシニアの猫を希望する・・・わけではないので
いっしょに暮らした猫を看取るつもりはないのかなと
ちょっと寂しく思うこともあります。

子猫にしても若猫にしても、シニアの猫にしても
きちんと最期まで飼うと決めた方に、飼ってもらえたら嬉しく思います。

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