そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

某公共場所の猫たちのTNR

2024-05-11 13:43:20 | 不妊手術・TNR
昨年一昨年とボチボチ避妊去勢手術をし
子猫・若猫たちの里親さん探しをしていた公共の場所。

今年2024年の真冬
できることなら全頭TNRをしてしまおうとなりました。
地元の方や餌をあげている人たち、行政も巻き込んでの
ちょっとしたプロジェクトとなりました。

全部で17匹


14匹はリリースしました。

1匹は白い猫で日光過敏症でいずれ扁平上皮癌になる可能性が高く
それを聞いた友人が、一生お世話してくれるということになりました。
病気だったがゆえに、ありえない幸運な未来をつかむことができました。
何が幸いするかわからないものです。

2匹は月齢が達していない若猫。
捕獲したもののすぐ手術には耐えられないかも、の大きさでした。
迷った末、TNRではなく保護猫と言うくくりにして
里親さん探しに切り替えました。
手術は通常の耳カット無しのオペを選択しました。

野良猫は浜松市に申請すると、かなりの部分の金額を負担してもらえます。
でも保護して里親探しとなると、費用負担はすべて
保護した側の負担になります。

公共の場所にいる猫であっても、里親さんを探すとなれば
これはもう致し方ないことなのだと思っています。

さて、この報告は随時浜松市の担当部署に連絡していましたが
その後の話をしていかないといけません。

名札を作成しました。
それを渡した人たちで朝と夕方、ご飯をあげるようにしました。
名前入りの決まった容器も準備して、その容器以外には餌をあげないこと。
あげたら連携を取り、近隣の方が片付けにいくこと。
糞尿を見かけたら片付けること。

こんな形にしていくことの了承を行政にも得て、約1か月。
順調に進んでいます。

『朝は何匹来ていたよ』とか、『夕方はいつものあの子とあの子と・・・。』
『来てない子がいるからまた行ってみるね。』

という感じで、うまく回してくれています。

正直、男の子が1匹、未手術で残っていますが
この最後の1匹をピンポイントで捕獲するのがなかなか難しいのです。
あきらめたわけではありませんが
子猫シーズン真っ盛りに突入した現状では
なかなか張り込んで捕獲するのは厳しいので、
いずれまたと思います。

昨年2023年は4匹のTNRをご近所の方と連携を取ってやってきました。
子猫は3匹里親さんを探しました。



2021年は、3匹の若猫たちをリリース予定で手術したものの
近所の人たちに、『絶対ここでリリースするな』と何度も反対されて
結局里親さんを探す方向に舵を切りました。
でもなんせまったく慣れていなくて・・・
慣らすのとっても大変でした😢

いろんな思い出の足跡がいっぱいの場所ですが
赤ちゃんが増えていく心配はもうありません。

餌をあげてくださる方たちが、このまま連携を取り合って
今後もここの猫たちがお腹をすかせてひもじい思いをすることが
なければいいと思っています。

そうは言っても、天候の問題もあり、猫同士の相性もあり
他の動物もいますし、室内で暮らす猫たちのようにいかないことは
わかっています。

だからこそ、この子たちの今後が穏やかで平和であってほしいと
強く願っています。

コメント
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