そらまめ日記・猫と暮らす会(猫とクラス会)

静岡県浜松市を拠点に、人と猫とが上手に暮らせることを願い
共生をテーマに自分なりの言葉で日々を綴っています

子猫の相談

2023-12-08 06:18:03 | いっしょに考えたいな
先月11月の半ばで・・・ぴたっと子猫に関する相談が途絶えました。
飼育の方法とか、なつかせ方とか
そういう相談はもちろんありますが、保護に関しては
聞こえてこなくなりました。

急激な冷え込みのせいで、よほど暖かい場所、ママがいる、決まった餌場がある
などの条件が複数そろわない限り
生き延びることそのものが難しい季節ということです。

春子は育つけど、秋子は育たない、と言われる所以ですね。

猫と暮らす会でも、情報に基づいてできる限り助けるべく
預かりスタッフさんのところを空けて、スタンバイしていました。
この子が、今年度の最後の保護っ子かなと



現場に関わったスタッフさんや相談者のみなさん
地域の関係者の方など、がんばっていました。

結局、11/19の目撃情報から姿を見ることはありませんでした。
途中、ママ猫が必死で子猫を呼ぶ声を聞いたと
スタッフさんから連絡が入りました。
ママも必死で探してるんだとわかりました。


黒白のママ

最初の相談内容は9/25あたりから、ママ猫を見かけ
子猫3匹を10/8に初めて見ましたがどうしたらいいのか
力を貸してほしいという内容でした。

子猫1匹は保護できて里親さんまでたどり着きました。


保護された子猫と飼い猫

側溝に隠れるママ


捕獲して耳カットしたママ

ママ猫の捕獲と手術も終わりました。
術後、1匹の子育てをしていることがわかりました。
あとの1匹は行方知れずです。

スタッフさんたちが必死で探していたのが、
このとき連れていた子猫なのです。


素手で捕まえられる大きさではなくなっていたのですが
無事に保護できれば、十分慣らせる大きさだろうと思っていたのです。



探していたキジ白の子猫

数日、捕獲器を設置したり目撃情報をつのったりしていました。
朝晩、時間を作って捜し歩いてくれたスタッフさんは
必死だったと思います。

切ない気持ちを残したまま、11月末日で一区切りとしました。
もちろん周辺の方に、もし見つかれば連絡をほしいと
お願いはしてありますが・・・。


隠れ場所を見つけたママ

3匹の子猫たち
明暗を分けるのはいったいどこなんだろうかと思います。
それを、運と呼ぶしかないんでしょうか。

全部を助けてあげたいけれど、今回のようにつながらないケースもあれば
会のキャパを考えて最初から断らないといけないこともあります。
いずれにしても、そこにいたのにと思うと
なんともやりきれないものは残ります。

こういう思いはいったいいつまで続くのかなと思います。
以前に比べ、ずいぶんよくなっていると思うのですが
そうは言っても、猫の繁殖力はものすごいし
餌だけをあげる人は後を絶たないし、疎ましく思う人も大勢います。

すっきりなんて、いかないものです。
いつか変わると信じて、
地道ながら続ける以外、先に結びつかないんだろうと思います。

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