サナダ虫 ~解体中~

Go on and fuck yourself

BAKA

2008年11月19日 | 他人 
先日、姉と二人、帰宅するバスの中で、

姉の元教え子(高1女子生徒2名)と遭遇した。


この辺りではレベルが最も低いと言われているバカ高で、

数日前まで実習助手をしていた姉。

妹である私自身も、謙遜出来ないくらいのバカ高出身ではあるのだが、

この高校は、その母校にすらバジかれてしまった落ちこぼれが集う学校なのだ!




先生(助手)だった姉を見つけるまでも煩かったのだが、見つけてからも勿論煩く、

こちらに近付いてくる彼女たち。


当然、姉と一緒にいる私にも好奇の視線を。




生徒 「誰なんですかぁ~??」

私 「・・妹です」

生徒 「似てなぁ~い!」

私 「・・・・(ありがとう)」


生徒 「何歳なんですかぁ~??」

私 「・・24歳です」

生徒 「あぁ~、2個下って言ってたもんねぇ~!」

私 「・・・・(なら直ぐ計算出来るだろ)」


生徒 「先生(姉)ってウザイんですかぁ~??」

私 「・・ウザイです」

生徒 「あはははははは!」

私 「・・・・(あははは・・)」




みたいなことを幾度かやり取りし、(一応、敬語だったのにはビックリ)

あとは専ら彼女たちの会話に聞き耳を立てていたのだが――、




生徒 「家って何処なの~??今度遊びに行くから~!」

姉 「えーっとねぇ、ココを通って、アソコを曲がって・・」(※口頭で説明)

生徒 「え~?わかんな~い!」

姉 「○町なんだよ。学校と同じ」

生徒 「学校って、○町なんだぁ~!」




ちょちょちょちょちょっと待て!

なーに勝手に人ん家教えてんだ、テメーは!!


オメーは次の仕事の為、さっさと札幌へ戻るんだろうがな、家には俺様がおるんじゃ!!

マジで押し掛けてくる連中なんだぞ!?気を付けやがれ!!


つーか、ガキらもガキらだ!

何故、住所をハッキリ言っているというのに解らない?!

学校の住所も知らないとはどういうことだ?!




生徒 「も~、カルチャーショックなんだけど~!」

姉 「・・“カルチャーショック”の意味、解ってて言ってるの?」

生徒 「え~?“軽くショック”ってことじゃないの~?!

    わかんな~い。どういう意味~??」

姉 「・・英語のY先生に聞きな」

生徒 「ってゆーかぁ、英語だったんだぁ~」




ちょちょちょちょちょっと待てちょっと待てちょっと待て!!

何だ、この会話は・・!!


“カルチャーショック”の意味が解らないことは、この際仕方がないと思う!

意味も解らず使っちゃう言葉って、日本語であっても結構多かったりするよね!

でもな、流石に“英語”だということくらいは解ろう!

少なくとも、“日本語ではない”ということくらいは知っとこう!


つーか、姉も姉だ!

“カルチャーショック”の意味くらい、この場でさっさと教えてやれよ!

オメーだって、英語を多少はカジッているんだからよォ・・。




いやぁ~、本当にビックリだよね・・。

まるで、異国人かと見紛う光景。


そんなオメーらにカルチャーショック。




姉から何度も何度も生徒のバカっぷりを聞かされてはいたのだが、

いざ、こうして近くで接してみると、

母校のことを懐かしく思うも、少々度肝を抜かされる。


脳味噌の構造が、ちょーっと違うのかな??

母校には、「基礎は解ってても応用が利かない」という人種が多かったのに対し、

この学校には、「基礎からもうなっていない」人種が多いようだ・・。




思わず彼女たちに、

「うわぁ~、本当にバカなんだねぇ~!」と言ってしまう所だったぜ・・。


こういう会話は日常茶飯事なのだろうし、教師は大変だ。