サナダ虫 ~解体中~

Go on and fuck yourself

「トイレット」【映画】

2010年10月30日 | 批評 「観」 
荻上直子監督作品、アレックス・ハウス主演の、

映画 「トイレット」を観た。


「みんな、ホントウの自分でおやんなさい」


感想。

①ばーちゃん、喋らねぇー!

②ばーちゃん、超金持ちー!

③ばーちゃん、伝わってるー!


見所。

①センセー。(前足のアレはクセ?!)

②3000ドル。

③日本の偉大なテクノロジー。


温かい家族再生の物語。

ゆるい雰囲気や、食事を通して繋がる所など、やっぱこの監督好きだわー。

もたいまさこの存在感も半端無い。

エンドロールの「スペシャルサンクス TOTO」では、会場が笑いの渦に包まれたね。

ちなみに私は、未だにウォシュレット未経験者です。恐くて。

「人生損してる!」とまで言われるのだが、そんなに気持ちいいの??

★★★★★


どうでもいいが、ここに出て来た3兄妹と、サナダ3姉弟。

ちょっと似てた・・。


真ん中は、オタクだけど真面目で勤勉。兄妹にイライラ。

一番下は、変なオトコに引っ掛かり、(エア)ギターにハマるブス。

一番上は、パニック障害で引きこもり。時々狂ったように裁縫をし、ピアノを弾く。


いっやー!

「しゃばけ」【小説】

2010年10月28日 | 批評 「読」 
「しゃばけ」(著:畠中恵)を読んだ。

しゃばけシリーズ第1弾。

第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作品。


大店の若だんな・一太郎は、めっぽう体が弱い。

なのに猟奇事件に巻き込まれ、仲間の妖怪と解決に乗り出すことに・・・。


感想。

①イラスト付き!

②鳴家、犬みたい。

③佐助と仁吉、意外と使えねー。


時代小説は殆ど読まないので、聞き慣れない言葉が多く、中々進まなかったけれど、

ミステリでもあるので(犯人は妖だけど)、事件が進むにつれ、段々面白くなっていった。

シリーズとして是非続きを読んでいきたい!

★★★★☆

「ナイト&デイ」【映画】

2010年10月28日 | 批評 「観」 
ジェームズ・マンゴールド監督作品、トム・クルーズ主演の、

映画 「ナイト&デイ」を観た。


ワイルドな誘惑。スイートな衝撃。


感想。

①神出鬼没・・というか、ストーカーにしか見えん。

②よく寝るなぁ。

③用意周到!


見所。

①トイレの中。

②運転。

③着替え。


ドタバタしているけれど、安心して楽しめるアクション映画。

たまに観たくなるんだよな、こういう映画は。

★★★☆☆

「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」【映画】

2010年10月25日 | 批評 「観」 
中田秀夫監督作品、藤原竜也主演の、

映画 「インシテミル 7日間のデス・ゲーム」を観た。


死ぬか、稼ぐか。

原作批評はこちら


感想。

①ルール説明が杜撰!

②殺害現場見せちゃってるし!

③徒歩で帰るの?!


見所。

①インディアン。(日村かよ)

②ロボ。(ダサ・・)

③殴!(ダメージゼロ★)


原作とは全く別物過ぎて驚いた。

良かった点は、原作では12人だったのが10人と少なくなっていた所と、

メンバーを(ほぼ)有名な俳優陣で揃えてくれた所。

・・大して活かされていなかったがな。

「ミステリ」よりも「ホラー」にしたかったんかねぇ??(どちらにしても中途半端)

雑な作りで苦笑の嵐。原作通りにしとけば、まだ良かったのに・・。

★☆☆☆☆


今更だけど、竜也さんの演技。

やっぱ好きじゃないわー。


ヘタレな役所が多いので、どれも同じに見えるのは仕方無いんだけど、

あの息遣いとか、あの苦しみっぷりとか、あのわざとらしい感じが、

観てて本当にイライラするわー。

元気元気ナンパくん

2010年10月21日 | 他人 
久々にナンパをされた。

ジュースを奢ってもらい、カラオケにしつこく誘われる。


う~ん、「カラオケ」には興味のきょの字もないのだが・・。

「映画館」だったなら、飛び付いたかもしれない。




ナンパをしてくるような人はタイプではないけれど、

くそっ、年寄りだから無下にも出来ねー。




そう、ナンパくんは70代(推定)のご老人である。




ぶっちゃけ、過去ナンパをしてきた人の半分以上がおじいちゃんだったりする。

つーか、「ナンパ」とくくってもいいものかと疑問を感じる。


そんな優しく話を聞いてあげるタイプでは全然ないし、(相槌超適当!)

父性本能くすぐるタイプでも全然ないし、(童顔チビとは真逆!)

何でだろう??




一番ビックリした人は、仕事中、銀行までくっついてきた人!


座って順番待ちをしていたら、いきなり隣に座ってきて、

「さっきそこの通り歩いてた人でしょ?!」 「いい脚してるねぇ~★」 「スカートいいねぇ~♪」

「銀行に用事なんてなかったけど、思わずついてきちゃった☆」


とにかく大声で褒めまくるので、超注目浴びまくり!


そして、

「何処に住んでるの??」 「何処で働いてるの??」 「名前何て言うの??」を連呼。




普通の(?)男だったら警察行きだよ。




いくら相手がおじいちゃんでも、そこまで答える義務はないのだが、ここは銀行。(順番待ち中)

名前(会社名)呼ばれて、バレました。(笑)


この時はそのまま用事を済ませ、逃げるように退散したのだが、

実はまだ続きがあって、




約1年後、何と会社にやってきた。(爆)




当然私は、顔なんて覚えているはずもなく、

「僕のこと覚えてる??この前、銀行で声掛けたんだけどー♪」との発言で発覚。


おじいちゃんだから、1年前のことが「この前」。


そして、また一通り褒めて、帰って行った。

え、何しに来たの。




それ以来会っていない。生死も不明。

「が~まるちょば サイレントコメディー」【公演】

2010年10月21日 | 批評 「観」 
公演 「が~まるちょば サイレントコメディー」を観た。


ああ、なんてナマヌルイ日常。なんとかしなくちゃ。

まずは、、、、、、が~まるちょば!


感想。

①日本人相手でも決して喋らない!

②下ネタもアリ。(万国共通か)

③無音はちょっと・・。(腹が鳴るぜよ・・)


見所。(聞き所)

①パントマイム。

②ヅラ。

③ピンポーン!ピンポーン!ヒロポーン!!


TVではよく目にしていたが、やっぱり面白い!凄いぜ、この2人組!!

一度はナマで観ておくべきだが、“舞台”だったからかな、もっとパントマイムを観たかったかも。

舞台用の演出が多く、観客を使うネタも多かった。女の人にチューまでしてたぞ・・。勿論、唇。

それにしても、舞台にまで上がらされていた観客、

「・・サクラじゃねェのか?!」と疑ってしまう程に見事な切り返し。

あんなにウマく出来るかなぁ~??

★★★★☆

「死刑台のエレベーター」【映画】

2010年10月19日 | 批評 「観」 
緒方明監督作品、吉瀬美智子主演の、

映画 「死刑台のエレベーター」を観た。


あの人を殺して、私を奪いなさい。


感想。
①さぁ皆さん、ご一緒に! 階段使えよ!!

②みんな犯罪者だな。

③写真屋、無人か。


見所。

①トイレシーン。(必要??)

②ライカ。

③ゲロシーン。(誰だか判らなかった・・)


思っていたより面白くなかった・・。

ストーリーは面白そうに感じたんだけどな・・。ソレ以外の問題か。

リメイクとのことで、オリジナル作品を観たくなった。

★★☆☆☆


それにしても北川景子。

この人が演技している所って、初めてちゃんと観たのだが、


酷いな。

「悪人」【映画】

2010年10月15日 | 批評 「観」 
李相日監督作品、妻夫木聡主演の、

映画 「悪人」を観た。

第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞受賞作品。


なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。

原作上巻下巻の批評はこちら)


感想。

①増尾、髪型ダサイ。

②イカは別にいらない。

③ヒゲ、生えないの??


見所。

①灯台。

②スカーフ。

③最後のキス。


原作は既読だし、脚本も原作者が手掛けた訳なので、

話題にもなっている演技の方をよく見るようにした。つもり。

主演2人も良かったけれど、やはり脇を固める役者たちが光っていた。

被害者女(ムカツク!)が憎めなかったのは、父親役の柄本明のお陰だったし、

大学生増尾(死ね!)もホント殴りたかったわー。岡田くんのこういう役は新鮮だね。

樹木希林は言わずもがなです。

★★★★☆

「悪人(下)」【小説】

2010年10月14日 | 批評 「読」 
「悪人(下)」(著:吉田修一)を読んだ。

映画化し、只今公開中。(妻夫木聡主演)


あの人に出会うまで、

こんなに誰かを愛する力が自分にあるなんて思わなかった。

上巻批評はこちら


感想。

①とにかく、その金髪はかなり目立つと思うよ。(せめて帽子被ったら)

②逃避行するのは、実質ラスト100ページ。

③「悪人」はアイツだ。(誰よ)


上巻のラストでは、ちょっと面白くなりそうだったのに、別にそうでもなかった。

事件自体は、別にどってことなかったんだな。そこに期待しては駄目だった・・。私のミス。

要は、誰もが誰かの加害者であり被害者である、ということ。

祐一の言葉通り、「どっちも被害者にはなれない」んだな。

★★★☆☆


読むのなら、俄然ミステリやサスペンスがいいけれど、

こういうヒューマン系(?)ならば、映画の方が楽しめるかも??