サナダ虫 ~解体中~

Go on and fuck yourself

「ブラッド・スクーパ」【小説】

2013年05月25日 | 批評 「読」 
「ブラッド・スクーパ The Blood Scooper」(著:森博嗣)を読んだ。

ヴォイド・シェイパシリーズ第2弾。


痛さは遠く。ただ、血の香り。

聞け、天空の調べ。届け、無言の波濤。

生も死もない。己も敵もない。


感想。

①ハードカバーの装丁が(以下略)。

②そろばんが欲しい!

③動物(生き物)が好き!


前作は転々と旅をしていたけれど、本作は一つの村に留まって盗賊退治に加勢!

淡々と進む前半は少々ダレるが、後半である殺陣のシーンは圧巻。

「スカイ・クロラ」シリーズの飛行機VS飛行機よりも、人間VS人間の戦いなので、

殺気がこちらまで伝わる程の緊迫感が味わえる。

★★★★★


しっかし、出会う女を次々と骨抜きにしていく男だな~。

強いというだけでなく、天然(世間知らず)だからなのかね。

「図書館戦争」【映画】

2013年05月15日 | 批評 「観」 
佐藤信介監督作品、岡田准一・榮倉奈々主演の、

映画 「図書館戦争」を観た。


本のために、あの人のために。


感想。

①清ィーーーッ!!(泣)

②近くの図書館でドンパチやられたら民間人は堪らんよな~。

③「戦争ごっこ」とか「たかが本だろ」は禁句で。(笑)


見所。

①接近戦。

②銃撃戦。

③児玉清。


原作と漫画には既に目を通していた所為か、意外と良かった・・!

キャスト陣もピッタリで、堂上教官カッコイイわ~!惚れちゃうわ~! チビだけど。

児玉清(勿論写真のみ)の扱いも◎。原作者&映画スタッフ、グッジョブ!

思いの外、脚本も良くて、2時間強で上手くまとめたなと感心した。

読みづらかった原作よりも良かったんじゃないか?? 正直、実写化はコケると思っていたのだが・・。

★★★★☆


それでも映画を観る前に、予備知識(世界観)は入れておいた方がいいとは思う。

「藁の楯 わらのたて」【映画】

2013年05月02日 | 批評 「観」 
三池崇史監督作品、大沢たかお主演の、

映画 「藁の楯 わらのたて」を観た。


日本全国民が、敵になる―


感想。

①何故に平仮名タイトルまで。(読めると思うが・・)

②清丸(竜也さん)、クズ過ぎるわ~。

③防弾チョッキは全員着用すべきだろ。


見所。

①クズ。

②消えたタクシー運転手。

③出て来る子役たち。(全員可愛くない!)


ツッコミ箇所は多々あれど、原作よりも楽しめたのは事実。

竜也さん、やっぱキモイ変質者役似合うわ~。それだけでも観る価値あった。

白岩が女性(松嶋菜々子)に変更されたので、無駄にラブ要素を入れられてしまうのかと勘繰ってしまったが、

全くそんなこともなく消されていくのでホッとした。絵的に紅一点が必要だっただけかな。

★★★☆☆