サナダ虫 ~解体中~

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「ロシア紅茶の謎」【小説】

2008年11月13日 | 批評 「読」 
「ロシア紅茶の謎」(著:有栖川有栖)を読んだ。

臨床犯罪学者の火村英生助教授と、推理作家の有栖川有栖の国名シリーズ第1弾。


「動物園の暗号」 「屋根裏の散歩者」 「赤い稲妻」

「ルーンの導き」 「ロシア紅茶の謎」 「八角形の罠」

この6作品を収録した短編集。


感想。

①船曳警部、いつも死体役を買って出てくれてありがとう。

②いつも、「ヒムよりアリ向きな事件」じゃん!(でも、活躍するのは専らヒム!)

③“ミステリーステージツアー”、面白そう。


流石はシリーズ第1弾なだけあり、良作揃い。

再読なのに、十分な驚きを与えてくれる!(忘れてるんじゃねェか)

少々自虐的なあとがきも面白く、オススメはやはり表題作で。

★★★★☆


ちなみに漫画もあったりする。

「臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート」(漫画:麻々原絵里依)として、

「人喰いの滝」「朱色の研究(上下巻)」「201号室の災厄」の4冊。


「人喰いの滝」には他、「ロシア紅茶の謎」「動物園の暗号」「猫と雨と助教授と」が、

「201号室の災厄」には他、「わらう月」「ブラジル蝶の謎」+α が、それぞれ収録。


確か。(持っていたけど売ってしまった)