サナダ虫 ~解体中~

Go on and fuck yourself

愁 ~「三月は深き紅の淵を」~

2007年05月30日 | 批評 「読」 
「三月は深き紅の淵を」(著:恩田陸)を読んだ。


「待っている人々」 「出雲夜想曲」 「虹と雲と鳥と」 「回転木馬」

この4作品を収録した、短編集。


感想。

①ナイスネーミング、“役立たず”!(酷いけど)

②山田詠美に、「嘘だろ」と叫びたい。

③「麦の海に沈む果実」のネタバレ・・になってないか??


一冊の幻の本である「三月は深き紅の淵を」にまつわる4作であるけれど、

全てが一つに繋がっているようで繋がっていないような感じがしないでもない。(何)

“理瀬”は勿論、“烏山響一”とか“アキラ”とか、聞いたことのある名前も出てくるし、

何とも不思議で、もやもや感もあるというのに、引き込まれる。

今回は、二度目という再読。

内容を思い出すと共に、今までの作品を振り返ることが出来て、中々良かった。

恩田作品は、再読すればする程、面白いと思う。

★★★★☆

灰 ~「うつくしい子ども」~

2007年05月28日 | 批評 「読」 
「うつくしい子ども」(著:石田衣良)を読んだ。


静かな街で突然起こった、9歳の少女殺人事件。

犯人は何と、13歳の弟だった!

14歳の兄は事件を調べ始めるが・・。


感想。

①常陸県?!

②同じ名字の人物がよく出てくる。(関係あったりなかったり)

③うわー、本当に図々しい願いだな。


一応事件は解決(?!)・・とはいえ、

主人公家族は壊れたままだし、一生壊れ続けたままだろう。

世間に対して公表すべきことが黙認されたりと、スッキリはしない・・。

権力のある大人って汚ェ。

★★★☆☆


少年少女のコンプレックスも描かれており、

少年犯罪が増加している今、是非中高生に読んでほしい一冊。

関 ~IYAGARASE~

2007年05月26日 | 他人 
喫茶店で一人、優雅に食事を楽しんでいると、

隣の席の会話が耳に届いてきた。


だらしなく寛ぎ、煙草をブカブカ吸っている若い女3人組。


彼女たちはレストラン(飲食店)で働いているらしく、

客がどうの、チーフがどうの、料理運搬がどうのと、捲し立てている。


元々、あまりお上品でない言葉遣いではあったのだが、

「アイツにゲ○をぶっかけてぇ」だの、「脳○噌ぐちゃぐちゃを喰わせてぇ」だの、

徐々にエスカレート。




え、何?


コレって、食事をしている私に対しての嫌がらせ??




テーブルが数組という狭い店内でもあり、更には私と彼女たちのグループしか居ない。

普通の声での会話でも、隣席の私の耳には嫌でも届くという訳。

自分たちは注文の甘味を平らげた後なので、いい気なものだ。


私はというと、折角の美味しい食事を台無しにされ、食欲がめっきり落ちてしまった

・・・・なんてことは微塵もなく、優雅に食事の続きを楽しんでいた。




バカ野郎、そんな言葉ぽっちで食欲が失せる訳ねーだろが!

甘いモノは別腹★とかいう女共と何ら変わんねーんだよ!

スプラッタ映画程度なら、観ながら食えるっつーの!


つーか、私は今、“カルボナーラ”を食べているんだ!(+コーヒー)

嫌がらせなら普通、“サナダ虫”を持ってくるだろーが!(+ゴキ汁)




もっと関連性と表現力を培いやがれ。

河 ~「パッチギ!」~

2007年05月26日 | 批評 「観」 
井筒和幸監督作品、塩谷瞬主演の、

TV 「パッチギ!」を観た。


1968年、京都。

日本人の少年と在日朝鮮人の少女の、許されないはずの恋を中心とした青春映画。


感想。

①日本校か朝鮮校か、制服ではちょっと判断しかねる。

②「平和の為に・・」って、噛むなよ。

③沈痛な葬儀だというのに、わや。


見所。

①バス横転。

②ヘアースタイル。

③ギター壊し。・・・・の、後。(あれは痛い)


ノリがあまり好きではない。

ちゃんと観ていなかった所為かな。(え)

★★☆☆☆

怪 ~「予知夢」~

2007年05月26日 | 批評 「読」 
「予知夢」(著:東野圭吾)を読んだ。

物理学者・湯川学助教授シリーズ第2弾。


「夢想る ゆめみる」 「霊視る みえる」 「騒霊ぐ さわぐ」

「絞殺る しめる」 「予知る しる」

この5作品を収録した、連作短編集。


感想。

①いつの間にやら、オカルト担当刑事になってるし・・。

②私は“礼美”より“麗美”を思い浮かべたけどなぁ。

③草薙刑事の下の名前は、“俊介”だよ。


相変わらず、「???」。

草薙刑事も化学オンチだけど、そっちは実験を見てるのでズルイ。

短編としてコンパクトにまとめられていることに救われる・・。

★★★☆☆


そうそう、

直木賞受賞作品でもある「容疑者Xの献身」も湯川シリーズだったよな。

しかも、長編。


小説としてなら長編の方が好きだし、作品の評価も高い訳だけど、

湯川シリーズ。


うぅ、大丈夫かいな・・。

曲 ~「ラブソングができるまで」~

2007年05月22日 | 批評 「観」 
マーク・ローレンス監督作品、ヒュー・グラント主演の、

映画 「ラブソングができるまで」を観た。


過去の大スター・アレックス(ヒュー・グラント)が、

植物係の作家志望・ソフィー(ドリュー・バリモア)と共に、

現在の大スター・コーラ(ヘイリー・ベネット)の作曲を!


感想。

①そんなにピアノの上にモノを置かれるが嫌なのか。

②水やコーヒー、こぼし過ぎ・・・・って、ハンバーガー(?)まで?!

③歯に虫?!


見所。

①オープニング。(古ッ!つーか、ダサッ!!)

②写真撮影を待つ姉。

③コーラの衣装。(幸田來未もまだまだだね・・)


ストーリーとかより、曲やPVが良かった。

80年代が懐かしい~・・って生まれたばっかだよ!

当時の記憶なんて全然ねーよ!

★★★☆☆

雀 ~「悪魔の手毬唄」~

2007年05月20日 | 批評 「読」 
「悪魔の手毬唄」(著:横溝正史)を読んだ。

名探偵・金田一耕助シリーズ。


鬼首村へ静養に来た金田一耕助だったが、

そこで、手毬唄の歌詞になぞられた連続殺人事件が発生!


感想。

①殺人事件が多発な地方に対し、「好意や温かさを感じる」と言うのはどうかと・・。

②泰子さん、笑ってばかりいないで何か喋りなよ。

③村の全体図が欲しかったかもしれない・・。


登場人物が多く、人物構成が非常に複雑であった。(そこがミソなのだが)

暫く手毬唄の存在も放置されていたし、

もう少しテンポよくまとめた方が、読み易かったようにも思う。

★★★★☆


相変わらずの金田一耕助であるが、

「第一の事件から、実は犯人解っていた」はないだろう・・。(例えそうでも、口に出すな)


周囲の反応も不思議だ。

何故、「じゃあ止めろよ!」ではなく、「流石は先生!」なのか。

姿 ~顔ちぇき!~

2007年05月19日 | 「占い・診断」もの 
貴方の顔は、有名人では誰に似ているだろうか??

今すぐチャレンジ!→→→「顔ちぇき!


自分の正面写真を送信すると、診断結果が送られてくる訳であるが、

う~ん、自分で自分の顔を撮影するのって、


難し過ぎ。


そして、私の結果。↓↓↓




★吉澤ひとみ  50%

★桜塚やっくん 49%

★紺野まひる  48%




女性のみであれば、


★吉澤ひとみ  50%

★紺野まひる  48%

★荒川静香   48%




男性のみであれば、

★桜塚やっくん 49%

★中居正広   47%

★平岡祐太   46%




きょ、共通点を見つけるのが難しいな・・。


写真の写り具合によって、かなり変化するにしても、

何か微妙!(ちょっと失礼)

スッピンだったからか?!(多分違う)




どうでもいいかもしれないが、

私が直接「似ている」と言われたことのある有名人たちは、


★アンガールズ ★伊東美咲 ★長州小力 ★叶姉妹 ★ナタリー・ポートマン




・・何だ、この、勝ち組と負け組の差は。


性別もごっちゃだし。

つーか、コンビ(?)だったりもするし。




さて、ここで問題です。

上記の有名人(アルファベット)と、下記のパーツ(数字)を組み合わせ、サナダを作りだせ!


  Aアンガールズ B伊東美咲 C長州小力 D叶姉妹 Eナタリー・ポートマン

  ①顔(メイク時)  ②ホクロ(顔)  ③腹  ④体型  ⑤服装    (20点×5)




ちなみに、誰にも似ていない。


はい、ホッとするな。

残念がるな。

孔 ~「あした天気になあれ」~

2007年05月19日 | 批評 「読」 
「あした天気になあれ」(漫画:ちばてつや)全36巻を読んだ。


プロゴルファーを目指す中学生・向太陽の成長物語。


感想。

①太陽のプレーが遅いのは、読者への丁寧な説明付きだからだろう。

②す、凄ぇホールだ・・!

③22巻が読みたい!(紛失中)


スイング時の掛け声でもある「チャー・シュー・メーン」は超有名。

今の所、「ゴルフをしたい!」とは微塵も思わないが、めちゃくちゃ面白い!

ちばてつやは天才です。

★★★★★


だけど、22巻だけが見当たらないんだ!


青木プロとの決着は勿論、

疋田プロからの嫌がらせで、部屋の前でガキは騒ぐわ、外では打ち上げ花火だわ、

そうそう、ボロボロにされたクラブを直しに岡村のじいさんが夜中に走るんだよ!


こんな面白エピソードが読めないなんて・・!